募集の概要
- 買収対象領域
- ●屋外看板の製造・施工 ●運送 ●安全用品・建設資材の販売・レンタル ●システムの開発・運用・維持・管理
- 実現したいこと
- シェア拡大
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 公開情報、決算書類、文書による質疑応答等をもとに、簡易的なデューデリジェンスを行った後、面談を通じて、当社とのシナジーや事業の成長性を判断させていただき、迅速に意向表明いたします。 検討期間の目安としては、初期検討に約30日、成約までは最短で3カ月弱を見込みます。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- わからない
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
グリーンクロスは1969年に福岡で創業。工事現場で使われる安全看板やバリケード、三角コーン、投光器などの安全用品を取り扱ってきました。当初は販売事業からスタートし、近年では年々ニーズが高まっているレンタル事業の方が、取扱額が大きくなっています。1996年には福岡証券取引所に上場。長く業績好調が続いており、直近の2021年4月期まで12期連続の増収増益を見込んでいます。
当社の大きな特長は、工事現場の安全を守るためのニーズ全般をカバーしており、かつ現場や商品に関する深い知識を身に着けた従業員がそろっていること。クライアント担当者にとっては、当社にお任せいただくことで、一つ一つの商品をバラバラに発注する手間が省けるうえ、最新の商品ラインアップを踏まえ、ニーズに一番適した機材の提案を受けることができます。
充実した拠点網も強みの一つ。西日本を中心に、現在、全国56拠点を展開しています。クライアント現場との距離が近いからこそ、細かなニーズにも丁寧な対応が可能。また、クライアントが新たなエリアでの工事案件を受注した際も、その近隣の当社拠点にて速やかなフォローができ、必要に応じて、他拠点から応援スタッフを送ることもできます。全国で300人近い営業スタッフ数は、業界でもトップクラスの規模です。
全国のクライアントの生の声が日々集まってくるメリットを生かし、自社での商品開発にも取り組んでいます。透明なため死角ができない三角コーン「まる見えコーン」など、海外メーカーの協力のもと、数々のオリジナル商品を送り出してきました。
なお、近年は、主軸の安全用品の販売・レンタルのほかに、経年劣化によって落下などの事故のリスクが高まる看板(サインメディア)の現状を診断する「看板クリニック」の事業にも注力してきました。地元福岡の企業を中心に、銀行、薬局、塾、スポーツクラブなど、幅広いクライアントを獲得しています。看板に関しては社内にメーカー機能を持ち、きめ細かく、スピーディーな対応で、クライアントの信頼を獲得しています。
何を目指しているのか?
中期的に取り組んでいる課題の一つは、市場ニーズの拡大を踏まえ、安全用品のレンタル事業を一層強化していくことです。当社の祖業である販売事業に比べ、レンタル事業は商品のメンテナンスやリサイクルに関するノウハウが求められるほか、倉庫スペースや配送のリソースも必要。メーカーから新商品がどんどん出てくる中で、仕入れも戦略的に行っていかなくてはなりません。社内外のパワーを活用しながら、体制を拡充していきたいと考えています。
拠点数も今後さらに増やしていきます。特に北関東や北海道など、当社が未進出の地域に関しては、重点的に拠点展開を行っていきます。
もう一つ、「看板クリニック」も今後一層拡大したい分野です。案件獲得に関しては、当社の豊富な営業力を生かしたアプローチのほか、ラジオCMなどのプロモーションも展開していますが、これと並行して社内の対応リソースも拡充していかなくてはなりません。すでに2015年には名古屋の株式会社トレード、2019年には同じ福岡の北斗ネオン株式会社と、看板制作会社2社をM&Aにより仲間に迎え、パワーアップを図ってきました。引き続き、M&Aも積極的に検討しながら、「看板クリニック」を当社の第2の柱へと育てていきたいと考えています。
何を必要としているのか?
上記の戦略を推進していくにあたり、以下の領域で、一緒に取り組んでいただけるパートナーを求めています。いずれも全国の会社様を対象に検討します。
●屋外広告・安全看板の製造・施工
当社では、店舗の屋外広告、工事現場で使われる安全看板の双方の制作を手がけており、どちらを得意とする会社様とも連携可能です。
●運送
安全機材や看板の配送で協力できる会社様も募集します。当社では、大型の機材からヘルメットのような小物まで、幅広い商品を手がけていますので、取り扱い商品の得意分野は問いません。
●安全機材・建設資材の販売・レンタル
レンタル事業の拡大に向け、安全機材および建設資材を扱う同業者様と組む方向性も、もちろん考えています。当社未進出の北海道や北関東の会社様と出会えれば嬉しいですが、それらの地域に限らず、一緒にパワーアップできる仲間を求めています。
●システムの開発・運用・維持・管理
システム開発会社様には安全機材の付加価値向上やオリジナル商品の開発において、ぜひ協力いただきたいと考えます。たとえば顔認識などの機能を組み込み、工事現場スタッフの勤怠管理や体温チェックなどが可能な商品を開発できたら他社との差別化につながるでしょう。
建設業界は現状あまりIT化が進んでいない業界だけに これから開発する商品が業界スタンダードになっていく可能性も十分にあります。
また、当社内におきましても基幹システムの更なる活用や新たな仕組みの導入・構築など業務効率化を図っていくうえで、先頭に立って活動をリードしていただける方々をお迎えできればと期待しています。
何を提供できるのか?
まず、当社の拠点網と営業力、案件獲得力により、継続的に仕事を供給できることが挙げられます。当社の主要顧客である建設会社の仕事の中には、経年劣化を踏まえた補修・改築案件も多く、工事現場向けの安全用品提供は、比較的景気に左右されにくい分野です。特に、現状、店舗向けの看板制作をメインにされている会社様などは、当社グループに加わることにより、受注の安定化を図っていただけるでしょう。
また、上場企業である当社の信用力、ファイナンス力も活用いただけます。さらに、同業者様の場合には、共同仕入れによるコスト競争力アップも大きなメリットとなるはずです。
業界全体で課題となっている働き方の面でも、当社は近年、さまざまな取り組みを行い、環境改善を進めてきました。育児休暇などを取得する従業員も多く、有休取得率も高いことから、「ワークライフバランスが取りやすい」と感じる従業員が増えているようです。2020年には社内の情報共有を円滑化し、在宅勤務なども行いやすくする社内ポータルサイトもオープン。貴社従業員の皆様にも、ぜひこうした環境で、チームワークを大切にしながら、のびのびと活躍いただきたいと考えています。
起業家・経営者に向けてひとこと
安全用品の提供も、看板のチェックやメンテナンス、リプレイスも、社会における必要性の高い仕事です。こうした分野で専門性を磨き、お客様と社会に貢献できることは、今後も私たちの誇りであり続けるでしょう。ただ、社会のニーズも技術トレンドも日々変化している中、私たちも常に現状に甘んじることなく、進化していかなくてはなりません。こうした思いを共有いただける経営者様と、お話しできれば嬉しいです。
これまで一人でさまざまな悩みを抱えてこられた経営者様、ぜひグループの力で課題を解決していきませんか? 互いの企業文化を尊重しながら、ご一緒に業界No.1企業を目指しましょう! ご連絡をお待ちしております。