募集の概要
- 買収対象領域
- 不動産テック、不動産関連サービス、決済関連サービス等はもちろん、当社のエンドユーザーである55万人(2024/5時点)の賃借人に対するBtoCサービスも対象領域と考えています。 また、経営陣の方には基本的には継続して事業携わっていただくこと、そして両社で事業シナジーを生み出せることが検討のための条件となります。 一方、手法については必ずしもM&Aにこだわっているわけではありません。出資や業務提携なども含め、パートナーとして協業していくための最適な方法を協議できればと考えています。
- 実現したいこと
- 既存領域の強化
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- まず、ディスカッションやメッセージを通じて、事業の成長性や当社とのシナジーの有無を判断いたします。面談はM&Aの責任者が行います。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短2ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
家賃決済代行サービス概要図
シック・ホールディングスは、2005年設立の株式会社アクトコール、2006年設立の株式会社インサイト、そしてアクトコールからコールセンター部門を分社化した株式会社TSUNAGUの3社を傘下に有する企業グループの持株会社として2021年4月に設立されました。
2021年9月30日に、株式交換方式で、株式会社アクトコールおよび株式会社TSUNAGUの全株式をジャパンベストレスキューシステム株式会社へ譲渡したことに伴い、株式会社インサイトが展開する決済ソリューション事業へ経営資源を集中させました。現在は、決済ソリューション事業の更なる成長とともに、今後のグループの新たな柱となる事業を創出していきたいと考えています。
社名のシック(CHIC)には、「粋」という意味があります。これは、当社が大切にするバリューであるCommitment(決意)、Hospitality(共創)、Integrity(真摯)、Challenge(挑戦)の頭文字に由来しています。「時代を変えるような、粋な仕事がしたい。」という思いを込めて名づけました。
●決済ソリューション事業について
当社グループの事業会社である、株式会社インサイトの主力事業です。
主に不動産管理会社や家賃保証会社を通じ、賃貸不動産市場向けに家賃決済代行サービスを展開しています。賃貸物件の入居者(賃借人)から家賃の口座引き落としを行い、不動産管理会社や不動産オーナーへ送金を行いますが、万が一滞納が発生した際の家賃保証会社との連携など、家賃の出納管理業務を全てアウトソーシングすることが可能なサービスです。具体的には、賃借人の口座振替手続きや各種通知・請求業務の代行、賃借人の口座からの家賃の引き落としの有無にかかわらず、当社が家賃の概算払いをするといった内容となります。
顧客会社にとって、賃借人からの家賃の振込状況などをチェックする繁雑な確認業務が不要になれば、その分、経営リソースを取引先開拓など、収益アップのための業務に向けることができます。また、家賃の概算払い機能を利用した場合には、賃貸物件オーナーのキャッシュフローの改善につながります。
株式会社インサイトは、2006年の創業以来、日本全国で家賃決済代行サービスを提供しており、2024年5月末時点で、約3,800社の不動産会社、約90社の保証会社を通じ、約55万人の賃借人にサービス提供を行っています。
何を目指しているのか?
シック・グループのミッション・ビジョン・バリュー
当社グループは、「10年後、暮らしのプラットフォームを創造しユーザー1,000万人を目指す。」を経営ビジョンとして掲げています。その実現に向け、現在の決済ソリューション事業以外にも、既存概念を変え、世の中の新しい常識となるようなサービスを次々に開発していきたいと考えています。3年以内には第二、第三の柱となる事業を立ち上げることが目標です。
例えば、当社グループは不動産賃貸市場のお客様に向けて家賃決済代行サービスの提供を行っておりますが、家賃以外の「暮らし」にかかわる決済にも対応は可能です。既存の家賃決済からサービス提供市場を拡大することも経営ビジョン達成のための重要な要素の一つと考えています。
また、株式会社インサイトの保有する家賃決済に関するデータを活用することで、人々の暮らしを豊かにする新たなサービスも将来的には創出していきたいと考えています。
グループ会社の経営者は不動産業界に知見が深く、不動産業界に対して商品・サービスを提供してきた経験の持ち主です。また、当社グループで活躍しているのは30代のメンバーが多く、非常に勢いのある会社です。今後M&Aも活用しながら、様々な分野の企業様と協業することで事業成長をますます加速させていきます。
何を必要としているのか?
代表取締役社長 福地 泰
社会のIT化が進み、今の若者たちは、生まれたときからスマートフォンがあるのが当たり前の環境で育っています。一方、不動産業界はまだまだアナログな業界で、DXが遅れているのが現状です。当社もまた、ITの分野には決して強いとは言えません。
こうした中、当社サービスも早期にIT化を進め、エンドユーザーの利便性を高めるとともに、不動産会社や家賃保証会社の業務効率化にも寄与していくことが重要と考え、社外の知恵と力を借りたいと考えています。具体的には、不動産テック会社様はもちろん、一般の受託開発会社様と協業する可能性もあります。新たなパートナーと一緒に、できるだけ早く、IT技術を活用した新規サービスを生み出していくことを目指します。
一方で、同業者の方もウエルカムです。「住まい」に関連したサービスを提供している会社様全般に加え、同業の決済サービス提供会社様や、BtoC向けの魅力あるサービスやコンテンツをお持ちの会社様ともぜひ仲間になりたいと考えています。互いに今よりも大きな規模でより広いマーケットに事業展開できる体制をつくり、不動産業界を盛り上げていきましょう。
何を提供できるのか?
株式会社インサイト取扱件数
当社の顧客基盤は、個人顧客はおよそ55万人(2024/5時点)、法人顧客は不動産会社、家賃保証会社を合計すると全国約3,800社に上ります。売り手企業様にはこのネットワークを活用いただけます。
グループ会社で決済ソリューション事業を展開するインサイトからは、決済代行機能を提供できます。複数口座への分配送金機能を有しているため、特にキャッシュの流れが複雑な会社様は、この機能を活用いただくことで業務負荷の大幅な軽減が期待できると思います。
必要であれば資金調達や出資などのサポートもいたしますので、お気軽にご相談ください。
起業家・経営者に向けてひとこと
私の夢は「不動産業界をもっと注目されるような業界にする」ことです。現状、「小学生のなりたい職業ランキング」の10位以内に、不動産関連の職種が入ることは考えにくいでしょう。衣食住関連はあまりにも身近すぎるゆえに、スポットライトが当たりにくい業界といえます。
当社はそんな不動産業界をもっと面白くすることで、明るく、注目を浴びるような業界に変えたいと思っています。不動産とは、そこに住む人たちが織りなす個性あふれるストーリーが紡ぎ出される舞台です。一人でも多くのお客様に、より快適でスマートな暮らしの環境を提供していくために、さまざまな業種・業界の事業者様とコラボレーションすべく、新しい「仲間」との出会いを求めています。
私たちが当社にないノウハウを学ばせていただくと同時に、当社のリソースもフル活用いただき、フェアな関係性からシナジーを生み出しましょう。そして、周りを「あっ」と言わせるようなサービスをご一緒に開発し、不動産業界の明るい未来を創造していきましょう!