何をやっているのか?
夢真ホールディングスでは、「みんなの輝ける雇用の創造/仕事を通じて夢を真にする喜びを/社会人の教育機関であり続ける」の3つを経営理念に掲げています。運営している事業は「建設技術者派遣事業」、子会社の夢テクノロジーで行っている「エンジニア派遣事業」、子会社・夢エージェントによる人材紹介業を中心とした「その他事業」です。
「建設技術者派遣事業」では、当社で正規雇用している技術者5,000名超を全国1,800社以上の企業様に派遣しています。「エンジニア派遣事業」では、約2,400名のエンジニアを製造業・IT業界へ派遣しています。設計・開発や保守・運用業務を担うエンジニアの他、テクニカルスタッフとして「事務+ITスキル」を保有するエンジニアの派遣領域を開拓しているのが特徴です。「その他事業」では、子会社夢エージェントで人材紹介業を行うほか、ベトナムとフィリピンにて日本語学校の運営を行っており、今後も世界各国へ展開していく予定です。
当社の売上高比率の9割を占める「建設技術者派遣事業」に関して、一番の特徴であるのが、在籍技術者の約7割が20代であり、若手技術者に特化していることです。建設業界の就労人口のうち約3分の1が55歳以上であり、建設業界の高齢化は非常に深刻であり、若手育成は喫緊の課題となっています。そうした中で当社が多く若手を抱えることで、現場が欲している人材を多く供給できています。
さらに当社では規模拡大のため、過去3年間毎年2,000人以上の未経験者を中途採用しております。たとえ未経験者で採用しても、当社には現場へ派遣できる研修及び営業ノウハウがあります。派遣後は現場所長様の下で指導いただき、2~3現場(約2年)ほど経験するとどの現場でもおおよそのことはできるよう成長していきますので、未経験者であっても問題なく就労することができます。未経験者採用の利点としては他に、ベテラン技術者より現場受入れコストが安価なことも、一緒に建設プロジェクトを進めていくメリットといえるでしょう。
これらを背景に、契約継続率91%と多くの企業様から支持をいただいております。現在、5,000人を超える技術者が現場で経験を積みながら技術力を高め、日本全国で街づくりに貢献しています。
何を目指しているのか?
私たちが目指しているのは、技術者派遣の領域で圧倒的なナンバーワンになることです。現在、未経験の若者に特化した技術者人材派遣に力を入れているのは、弊社しかありません。また、2年連続で年間2,000人以上を採用するという、業界内でも強い採用力を持ってます。この「未経験の若者に特化」という方針と「採用力」の強みを生かして、事業を大きく伸ばしていこうと考えています。
エンジニアの人材派遣サービスを提供している連結子会社「株式会社夢テクノロジー」と合わせて、在籍技術者を20,000人にまで増やす計画です。(技術者派遣業界で現在最大手の会社では、約15,000人の技術者を抱えています。)
人材派遣業は、約30年前にビジネスモデルができてから、ずっと右肩上がりに成長し続けている産業です。2008年9月に起こったリーマンショックを加味しても、業界自体が伸びています。しかし、現在日本で派遣として働いている人は、2%ほどしかいません。つまり、人材派遣業は、まだまだ成長の途中にある業界です。日本で伸びしろがまだまだあるこの産業にいるのは、とても価値のあることだと思っています。人材派遣業の成長の波に乗って、「技術者派遣といえば夢真ホールディングス」と言っていただけるよう尽力していきます。
何を必要としているのか?
私たちがM&Aで求めているのは、何よりも人材の獲得です。サービス成長のためにも、建設技術者やエンジニアの人材派遣を行っている会社を積極的に買収し、勢力を拡大していきたいと考えています。現在の主力である建設技術者の人材派遣だけに留まらず、そのジャンルを広げていくつもりです。事務職の派遣は対象外ですが、それ以外のあらゆる職種への派遣を展開していきたいと思っております。
また将来的には、人材派遣におけるマッチングプラットフォームの開発や、海外の人材派遣も視野に入れています。そのため、プラットフォームの開発をしている会社や、海外の人材派遣サービスを提供している会社とも一緒にお取り組みをしていきたいと考えております。
何を提供できるのか?
私たちが提供できるのは、高い採用力です。人材派遣サービスを提供している会社は、人を採用できないという大きな悩みを抱えている場合が多くあります。
その点、弊社は年間に2,000人以上を採用する力があるので、弊社で採用した人材を買収先の会社に回すことも可能です。また、採用のノウハウを共有することもできます。
そんな採用に関する強みを生かして、積極的に登録者を紹介していくことで、買収先の事業を活性化していきたいと思っております。
売り手に向けて一言
弊社は、売り買いともに今まで数多くのM&Aを行ってまいりました。もちろん、すべてのM&Aが順調に成功を収めたというわけではありません。しかし、そうした失敗も含めた経験から学んだのは、買収先を弊社の色に染めるのではなく、その会社の文化を尊重すること。独自の文化を残しながら、買収先の従業員がイキイキと働ける環境をキープしていくことが、M&Aを成功に導く大きなカギを握ると感じています。
また、M&Aは売り主側のものだと思っているので、基本的には売り主側が希望する条件をできるだけ叶えたいと思っています。そして買収させていただいたからには、買収事業や会社全体をグループとして成長させるために、私共も一生懸命に経営することをお約束します。お互いに良好な関係で進めていけたらと思っていますので、ぜひお声がけください。