募集の概要
- 買収対象領域
- すでに事業基盤を築いている中堅中小企業やベンチャー企業で、現況とは異なる規模・業容へ成長するために、資金や資本構成の見直し、人材、ノウハウ、ネットワークを必要としている企業 (投資支援事例) ①バイアウト型(マジョリティ出資型) ・個人経営から組織経営への移行をサポートするパートナーとして出資 ・オーナー一族が保有する株式の買取による事業承継・MBO支援 ・親会社が保有する株式の買取による事業再編・MBO支援 ②資本再構成型(マイノリティ出資型) ・分散株式の買い集め ・資本業務提携解消に伴う相手方保有持ち分の買取 ・VCや個人投資家の持ち分流動化ニーズに伴う買取(ファンド満期等) ③成長資金のご提供(マイノリティ出資型) ・新規事業成長加速資金の調達 ・M&A推進資金の調達
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 最初のステップとして約1~2週間以内に、検討を継続するか否かについて弊社としての方針をお伝えします。 その後、ファイナンシャル、リーガル、ビジネスのデューディリジェンスを経て、投資可能と判断した場合は、投資委員会の承認を以って基本合意契約をさせていただきます。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 事業再生案件は基本的には扱っておりません。また、シード・アーリーステージのスタートアップ企業は対象外としています。
- 買収予算
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
WMパートナーズは2002年、東証一部上場の日本アジア投資株式会社の一部門として発足し、2013年に部門独立によって設立した独立系のプライベート・エクイティ・ファームです。
最大の特徴は、創業から10~20年程度経過した段階の企業を対象として、成長支援を行っていること。2000年前後のベンチャーブームから約20年を迎える今、すでに確かな事業基盤を築いていながら、潜在的な技術力、事業性、サービスを十分に活かしきれていないベンチャー・中堅中小企業が少なくありません。当社はこうした企業のエクイティ・パートナーとして、資本構成の見直しやエクイティストーリーの再構築、そして人材・資金・ノウハウの提供による企業価値の拡大をサポートしています。
投資シェアは、投資先の課題やニーズに応じ、10~100%の範囲で柔軟に対応します。たとえば、事業承継を課題としている企業の場合など、マジョリティを取得して全面支援するケースもあれば、経営陣との間で経営の方向性に関する意見が異なる既存株主の持分を引き受ける形で、50%未満のシェアを取るケースもあり得ます。
当社の株主はパートナー3名と日本政策投資銀行で構成されており、ファンドについても日本政策投資銀行が最大の出資者です。このため、特定の事業会社やメガバンクの影響を受けずに事業活動の支援ができる点も特徴の一つです。
現在、組成しているのは、2014年にスタートした「WMグロース3号投資事業有限責任組合」と2017年にスタートした「WMグロース4号投資事業有限責任組合」。前者は62億円、後者は106億円規模となっています。
何を目指しているのか?
企業の平均的な寿命が20年といわれる中で、10年、20年にわたって生き残ってきた会社であれば、社会のニーズをとらえた事業活動を展開できていることは間違いありません。しかし、会社の創業期と成熟期では求められるリソースやマインドが異なることもあり、創業から10年程経った時点で、成長の踊り場を迎える現象がしばしば見られます。当社の役割は、そのような段階にある企業の課題に向き合い、ブレイクスルーに向けたシナリオづくりを共に行ったうえで、必要な資金や人材、ノウハウを提供すること。事業環境の変化の激しい中でも、将来イメージを描きやすい期間として、3~5年後をゴールとするシナリオ策定を行っています。
ブレイクスルーに向け、新事業の立ち上げや事業再編に挑戦している会社にとって、3~5年という期間は、一定の成果を出すために必要な期間でもあります。親会社や大株主から短期に結果を求められる中、思い切った改革に取り組みづらいといった悩みもよく聞かれますが、そうしたケースでは当社が株式を引き受けることにより、中長期的視点での経営に集中しやすい環境を実現できます。
投資先の対象としている企業は、成長期を経て成熟期に差し掛かっているようなフェーズにある企業が主です。また、対象業界は、IT、金融、ヘルスケアなど多岐にわたっており、分野を絞り込むことはしていません。当社は各業界に詳しい専門家のネットワークを築いており、投資先に合わせて、最適なバックアップ体制を組むことができます。
投資先の選定に当たって重視しているのは、経営陣が業界動向や自社の課題と将来性について、どのような視点を持っているかという点です。特に過去の成功・失敗体験をどのようにとらえているかをヒアリングさせていただくことにより、今後、当社メンバーとタッグを組んで戦略策定や施策の実行に取り組んでいけるかどうかが見えてきます。
環境変化のスピードが速い中、大胆な経営判断を行うために必要なのは、一言でいえば、アントレプレナーシップです。また、経営者と従業員が一体感を持って歩んでいくためには、経営者が自らリスクを取る覚悟を持ち、会社経営にコミットしていただくことが重要です。こうした考えの下、私たちは、当社がマジョリティを取得するケースでも、従来の会社のリーダーに引き続き経営を担ってもらい、かつ一定程度の株を持ってもらうことを重要視しています。
何を提供できるのか?
創業10~20年程度の会社の大半は、自社の課題を的確に認識しています。分かってはいても、リソース不足などで手を付けられずにいるケースが多いのです。そこに私たちが入り込み、経営課題を改めて掘り起こしたうえで、施策を打っていくことにより、先延ばしにしてきた“治療”を実現できます。たとえば、マーケティングの強化、IT導入による業務効率化、人材強化につながる働き方改革など、専門的な知見と経験を持つ当社メンバーが責任を持ってバックアップします。
経営陣の相談相手となり、知恵袋として寄り添い続けるのと同時に、株主としてガバナンスの一端を担っていくことも私たちの役割です。経営者とは別の視点を保ち、ときには社員には立場上言いづらい意見を直言することもあります。パートナーとご意見番という2つの役割をバランス感覚を持って果たしていくことで、投資先の成長を見守っていきます。
起業家・経営者に向けてひとこと
「創業以来、攻めのパワーで会社をリードしてきたが、社内の体制整備は苦手なので、相談できるパートナーがほしい」「親会社の求めるものと自社の目指す方向性・時間軸にずれがあり、次の一手が打ちにくい」といった悩みをお持ちの経営者の皆さん、ぜひ一度、経験豊富な当社にご相談ください。
優れた技術力、事業性、サービスを持つ会社が、リソース不足や株主との齟齬のために、その良さを鈍らせてしまうのは、同社のステークホルダーはもちろん、日本の将来のためにも残念と言わざるを得ません。株主としての私たちの思いは、投資先の企業価値を中長期的に最大化することに尽きます。WMパートナーズという伴走者とともに、貴社を次のステージへと押し上げていきませんか? お声がけをお待ちしております。