募集の概要
- 買収対象領域
- ・自動車整備・鈑金 ・自動車パーツ卸・自動車パーツ製造 ・特級資格をもつ保険代理店(損害保険) ・その他カーライフに関わる領域 (中古車ユーザーの集客につながるメディアやサービス、サービサーなどクレジットに関わる事業、中古車の買取、オークション、解体、陸送、海外輸出、カーシェア関連ビジネスなど)
- 実現したいこと
- 既存領域の強化
- 買収スケジュール
- 公開情報、決算書類、文書による質疑応答等をもとに、簡易的なデューデリジェンスや面談を通じて、私たちとのシナジーや貴社の事業成長性を判断させていただき、迅速に意向表明いたします。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- カーライフと全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短3ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 原則売却オーナーの意向に従う
M&Aの戦略
何をやっているのか?
プレミアグループは、「カーライフのトータルサポート」を推進する企業グループとして、主に中古自動車の販売店に向けたサービスを提供しています。2007年の創業以来、急速な成長を遂げ、2017年には東証二部上場、2018年12月には東証一部への市場変更を果たしました。
現在、主軸となっているのは、分割払いで自動車を購入したいお客様のために信用供与を行うオートクレジット事業です。取扱額は毎年10%以上の伸長を実現しており、業界シェアは現在約10%。今後も着実なシェアアップを図っていきます。
競合に当たる信販各社が自動車に限らず幅広い業界を対象にクレジット事業を展開しているのに対し、当社はオートクレジットにほぼ特化しているため、自動車販売店各社に対する緊密なサポートが可能です。現在、全国約2万店の販売店様にお取り引きいただいており、北海道から九州まで16カ所の営業店を拠点に信頼関係を築いています。
また、オートクレジット市場において、当社は唯一、銀行傘下ではない、独立系のプレーヤーです。このため、銀行業法の規制を受けることなく、クレジット以外にも自動車販売店に対して多様なサービスを提供できる点が大きな強みとなっています。
すでにクレジットに次ぐ領域に育っているのが、自然故障(事故由来でない故障)時に無償の修理サービスを提供するワランティ(性能保証)事業です。自社商品「プライムワランティ」のほか、販売店のワランティ商品へのOEM提供、リクルートマーケティングパートナーズの中古車情報メディア「カーセンサー」掲載車両へのOEM提供も行っています。さらに、2019年4月には、主に中古輸入車対象のワランティ商品「EGS」を展開する株式会社ロペライオソリューションズをM&Aにより傘下に迎え、カバー領域を拡大。この業界においては圧倒的なマーケットリーダーとなっています。
中古車対象のワランティは、まだ社会的な認知度が十分とはいえない中、当社が設立した日本ワランティ協会と共に、ニーズの掘り起こしとサービス拡大を図っていきます。特に、最近は販売店に来店することなくWeb上で購入を決めるユーザーも増えており、安心感を付加できるサービスとして、可能性は大きいと見ています。
海外においては、すでにタイ(オートクレジット事業、自動車整備事業、ワランティ事業)とインドネシア(ワランティ事業)に進出しており、今後もASEAN諸国への展開を進めていく計画です。
何を目指しているのか?
コア事業であるクレジットとワランティの持続的な成長を図りつつ、周辺領域への参入を進め、コア事業とのシナジーを追求しながら、事業規模の拡大に取り組んでいきます。自動車の流通環境を円滑でシンプルにしていくべく、私たちは成長スピードを加速したいと考えます。
今、最も注力しているのは、ワランティ事業において欠かせないパートナーである自動車整備・鈑金工場をネットワーク化していくことです。
2018年10月には、自動車整備事業者向けの基幹業務ソフトウェア開発を行う株式会社ソフトプランナーをM&Aにより子会社化。同社ソフトウェアの展開を通じ、整備工場のネットワーク化を加速するとともに、整備工場を併設する販売店への営業活動にも役立てていきます。
他社工場のネットワーク化と並行して、直営工場も増やしていきます。自社ブランド「FIX MAN」はタイに4店、日本では札幌に1店を展開。今後も国内主要都市への出店を進めていきます。
このほか、自動車販売店向けの新サービスとして新車仕入れの仲介事業、オートリース事業なども最近スタート。名実ともに「カーライフのトータルサポート」企業になることを目指し、今後も新領域開拓を積極的に進めていきます。
何を必要としているのか?
新領域開拓に共に取り組んでくださるパートナーを求めており、最優先領域は、やはり自動車整備・鈑金事業です。直営工場は、すでに2工場を展開している札幌のほか、当社の拠点のある仙台、前橋、つくば、宇都宮、千葉、大宮、東京、横浜、名古屋、岡崎、京都、大阪、岡山、広島、福岡の中で、10エリア程度をカバーしていきたいと考えています。
直営の自動車整備・鈑金工場を増やしていくことで、ワランティ事業における故障対応をグループ内で完結できるようになります。これにより、グループ外へのキャッシュアウトを抑えられることに加え、全国的に整備・鈑金工場の減少が進む中、修理対応力を強化し、依頼受付から納品までのリードタイムを短縮することが可能になります。
修理業務で大量に使用する自動車部品関連の事業者様にも関心を持っています。中古パーツ卸やパーツ工場をグループに迎えられれば、良質な部品を低コストで確保できる体制が整います。
このほかカーライフに関する事業であれば、当社事業とのシナジー創出の可能性を幅広く検討します。中古車ユーザーの集客につながるメディアやサービスも魅力的ですし、サービサーなどクレジット事業に関わる領域も候補になります。また、中古車の買取、オークション、解体、陸送、海外輸出など中古車のライフサイクルに関わる事業や、最近ニーズが増えてきたカーシェア関連ビジネスも有望と考えています。
何を提供できるのか?
「FIX MAN」ブランドに加わっていただく整備・鈑金会社様に対しては、ワランティ利用車を優先的に入庫させるため、受注の安定化に貢献できます。さらに、当社の扱うワランティ以外のニーズ取り込みに関しても、当社でお取り引きのある販売店を通じた受注が期待できるようになります。
また、グループ会社のソフトプランナーが開発・販売する自動車整備店向け業務支援システム「GATCH」の導入による生産性向上、グループ力によるパーツ仕入れの低コスト化なども見込めます。
札幌の直営整備工場「FIX MAN」もM&Aにより当社工場となった後、受注量が大幅に拡大し、敷地面積約8倍となる新工場への拡張移転も果たしました。現在、さらなる生産性の向上・収益拡大に向けて取り組みを進めています。
さらに、整備・鈑金以外の事業者様を含めて提供できるメリットとして、東証一部上場会社としての信用力が挙げられます。将来を見据えた設備投資や資金調達を行いやすくなるほか、営業面でも自動車業界では一定の認知度を持つ「プレミアグループ」の名前を有効に活用いただきたいと考えています。損益管理・KPI管理・内部管理体制等、経営面のサポートも必要に応じて提供できます。
起業家・経営者に向けてひとこと
創業から12年、加盟販売店を1店1店開拓しながら走り続けてきた当社は、一体感の強い会社です。従業員約400名に達した今も、社長は全員をフルネームで覚えており、従業員側も「自分の成長が会社の成長につながる」という意識を抱いています。そして、「変化を恐れず、変化を楽しむ」という果敢なチャレンジ精神を全員が共有しています。
唯一の非銀行系オートクレジット会社である当社にとって、国内市場でもまだまだ可能性は広がっていますし、ASEAN諸国に目を向ければ、自動車市場自体が成長の途上にあります。ぜひ私たちと共に、日本そして世界のカーライフをより豊かにしていきませんか? 「自らの力で社会を変えたい」という情熱を持った皆様からのお声がけをお待ちしております!