募集の概要
- 買収対象領域
- ●広告主向けのソリューション、テクノロジー(アドテクノロジーを含むマーケティングテクノロジー全般。動画関連のテクノロジーやソリューションも歓迎します) ●メディア向けのソリューション、テクノロジー(メディアの収益性向上に貢献するサービスなど) ●Web広告の運用代行、広告代理、PR ●メディア(コンテンツの質にこだわり、コアなユーザーを持つメディア)
- 募集の特徴
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短2ヶ月
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
Web広告は近年、アドテクノロジーの進化により、費用対効果を高めやすくなってきた一方、ユーザーからはよりうっとうしがられる存在になっている面も否めません。こうした中、広告枠がメディアのデザインと一体化し、ユーザー体験を損なわずに広告を見せることができる新しい広告手法が注目されるようになってきました。メディアに自然に馴染んでいる広告という意味で「ネイティブ広告」と呼ばれる概念が、2013年ころから米国を起点に広まっています。
当社は、日本初のネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」を運営しています。複数メディアを対象に、閲覧状況などに応じて広告配信するアドネットワークのシステムで、広告がクリックされるごとに掲載料金が発生。当社はその収益を媒体社とシェアする仕組みです。
当社のプラットフォームで扱っているネイティブ広告には、以下の2つのタイプがあります。
●レコメンドウィジェット
コンテンツの読了後に“おすすめ” “recommend” “関連記事”等として表示されるスタイルで、ユーザーが読んだ記事との関連性や興味・関心によって相関性の高いネイティブ広告が配信可能です。
●インフィード広告
記事と記事の間に広告が差し込まれるスタイル。トップページなどのフィード面や、特にスマートフォン用サイトで主流となっているタイムライン形式のデザインの中に同じデザインで広告を掲載します。
当社の大きな強みとなっているのが、独自の言語解析技術です。文章における単語の出現頻度、出現位置などを捉え、単語の重要性や単語間の関連性などから、サイトの内容を判断することができます。この解析技術と、日本初のサービスとして蓄積してきた豊富な配信実績の活用により、ユーザーが閲覧しているコンテンツに合わせて、興味・関心を途切らせずに見られる広告を的確に抽出、掲載しています。
現在、出版社やビジネスメディアなど数百社のメディア運営会社と契約しており、メディア数は数万サイトに及んでいます。一方、広告主側も数百社に利用いただいており、健康食品や化粧品などのダイレクトレスポンス型広告のほか、最近は消費財メーカーや自動車メーカーなどによるブランド広告も増えています。
2012年の「LOGLY lift」のサービス開始以降、業績は急成長を遂げ、2018年6月には東証マザーズ上場を果たしました。海外市場においては、すでに台湾とインドネシアでサービス展開しており、今後他の東南アジア諸国への展開も進めていきます。
何を目指しているのか?
当社は「テクノロジーで人々の生活を豊かにする」のビジョンの下、創業以来「ログ」にこだわってきました。ログはその瞬間の事実を記録したものに過ぎませんが、それが蓄積され、テクノロジーで磨きをかけることで異常検知や未来予測が可能となります。データこそが、私たちの未来に新しい兆しを見いだす糧になると信じています。
現在、注力しているネイティブ広告配信も、Webメディア運営において不可欠な存在であるWeb広告の価値を高めていくという大きな意義を持つ事業です。
今後、「LOGLY lift」を通じて提供できる機能を強化・拡大していくにあたり、以下の方向性で可能性を追求していきます。
・より高度なネイティブ広告配信技術の開発・提供による出稿効果の向上
・関連ソリューションの開発・提供による「LOGLY lift」利用メディアへのサポート拡大
併せて、広告主に対するサポート領域を「LOGLY lift」を起点に、より上流へと広げていくことにもチャレンジします。企業がWebを介して潜在顧客を発掘し、自社商品・サービス/ブランドに対する興味を喚起し、購買行動へと誘導していく一連の流れの中で、広告配信は構成要素の一つに過ぎません。これまで培ってきた広告配信技術を武器に、マーケティング戦略の策定と推進を全般的に支援できる存在になり、企業と潜在顧客間のコミュニケーションの進化に大きく貢献していくことを目指していきます。
何を必要としているのか?
「LOGLY lift」の高度化、関連ソリューションの開発、そしてマーケティングの上流工程への進出をスピード感を持って進めていくため、以下の領域でパートナーを求めています。
●広告主向けのソリューション、テクノロジー
アドテクノロジーを含むマーケティングテクノロジー全般を対象に検討します。動画広告配信市場の拡大を見据え、動画関連のテクノロジーやソリューションも歓迎します。
●メディア向けのソリューション、テクノロジー
国内ではまだ発展途上の領域ながら、メディアの収益性向上に貢献するサービスなどには高い関心を持っています。当社がメディア向けに運営する、リピートユーザーを増やすことを目的とした分析ツール「Loyalfarm」とのシナジーにも期待しています。
●Web広告の運用代行、広告代理、PR
プロのノウハウに負う部分の大きいこれらの領域に、当社のデータ分析やテクノロジーを掛け合わせることで、広告主に対する提案の高度化やオペレーションのスマート化を図りたいと考えています。効果測定の難しいPR領域においても、テクノロジーの活用によるPR効果の定量化にチャレンジしたいと思います。
●メディア
自社でメディア(スマホアプリ含む)を保有することにより、「LOGLY lift」の収益率向上を図るとともに、メディアユーザーに向けた新規ビジネス展開も検討していきたいと考えています。コンテンツの質にこだわり、そのジャンルの中ではトップを目指しているような、コアなユーザーを持つメディアが理想です。
ジャンルは、当社の既存広告主との親和性の高い女性系メディアはもちろん、それ以外でも幅広く検討します。たとえば、人物にフォーカスしたメディアであればHR業界とのコラボが期待できますし、特定の消費財への興味喚起につなげられるようなジャンルも面白いと考えています。
何を提供できるのか?
メディア向けソリューションを提供する事業者様に対しては、「LOGLY lift」ユーザーであるメディア運営企業数百社との関係性を活用いただけます。当社営業担当者と協力して提案活動を進めていただくことにより、拡販活動のスピードアップを図っていただけると考えます。
また、当社の強みである自然言語解析、機械学習、データ分析などのテクノロジーを、お持ちのサービス・メディアの機能強化に応用いただくことも可能です。当社テクノロジーの肝は、文書中のキーワードとキーワードの関係性を抽出し、数学的に処理するアルゴリズムです。Web上に存在するサイトの内容を自動で判断するうえで、特定ワードの出現回数のみを判断材料とするのに比べ、格段に高い精度を実現しており、現在、国内Webサイトの8割以上に対応。幅広いマーケティング関連サービスやメディアにおいて、役立てていただけるポテンシャルを備えていると自負しています。
起業家・経営者に向けてひとこと
当社は、テクノロジー×〇〇の力で、社会をより豊かにしていけることを証明していくことを目指しています。マーケティング領域において、当社のテクノロジーと掛け合わせることで新たな価値を生み出していける「〇〇」、もしくは当社にないテクノロジーをお持ちの皆さま、ぜひ一緒に世の中を変えていきましょう。
互いのリソースを“足し算”するだけでなく、共にアイディアを出し合って“掛け算”の効果を追求していけるお相手との出会いに期待しています。基本的には経営陣との相性や今後のポテンシャル重視で検討させていただきます。まずは、お気軽にお声がけください!