募集の概要
- 買収対象領域
- 独自タイトルを持つソフトウェア・ハードウェア(IoT製品)開発会社
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
ソースネクストは、IoT製品、パソコン用・スマートフォン用のソフトウェアを企画・開発・販売している会社です。IoT製品は、AI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」や、位置みまもり機「FamilyDot(ファミリードット)」を発売しているほか、「ZERO ウイルスセキュリティ」、「筆まめ」、「筆王」、「いきなりPDF」、「特打」、「ロゼッタストーン」など900を越えるパソコンソフトやアプリを提供しています。自社開発の製品だけでなく、「Dropbox」「Evernote」など海外の大型製品も、当社ならではの価値をつけた特別版として販売しています。
最近では、2017年発売のAI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」、2019年9月発売の位置みまもり機「FamilyDot(ファミリードット)」など、独自開発したIoT製品の分野も強化しています。POCKETALKは海外でも販売を行い、2019年7月時点で、累計出荷台数50万台を突破する大ヒット製品となりました。
ソースネクストの強みは4つ。1つ目は、圧倒的な製品数。特定の分野に特化するのではなく、ビジネスから、セキュリティ、ユーティリティ、動画・画像・音声編集、趣味・実用、学習・教育、ゲームまで、個人向け・法人向けに限らず、あらゆる分野を網羅する「フルラインナップ戦略」を掲げ、パソコンソフトだけで約600タイトルを販売。さらに毎年多数の新製品を販売しています。
2つ目は、多様な販売チャネル。自社サイト「ソースネクストeSHOP」はもちろん、国内大手キャリアのアプリプラットフォーム、全国の家電量販店など、幅広いチャネルを通して製品を提供しています。
3つ目は、これらのソフトを販売することで蓄積してきた1700万人に及ぶユーザー資産です。
そして4つ目は、世界中にパートナーがいること。米国シリコンバレーに設立した子会社を通じ、世界各国の優れた製品やサービスを発掘し、日本へ提供しています。
これら4つを同時に実現していることが、他のソフトウェア会社にはない当社の特徴です。圧倒的な製品を多様なチャネルで提供することで、ユーザーを獲得。そして自社開発製品のみならず世界中の優れたパートナー製品も取り扱うことで、さらに製品数・ユーザー数を増やしていく。このような強みの連動が、さらに大きな強みを作り、継続的な成長を実現できています。
何を目指しているのか?
当社のミッションは、「製品を通じて、喜びと感動を、世界中の人々に届ける」です。また、「世界一エキサイティングな企業になる」というビジョンも掲げています。このミッション、ビジョンを実現するためには、世界中のユーザーに喜ばれる面白い製品を、続々と開発・発売していきたいと考えています。
これまでソフトウェアの販売はほぼ国内のみの展開でしたが、POCKETALKシリーズをきっかけに海外での販売実績もつくることができ、ブランドも浸透してきました。将来的には、POCKETALKだけではなく、ソフトウェアとIoT機器を組み合わせた新製品をさらに開発し、世界中に販売地域を広げていきたいと考えています。まずはPOCKETALKシリーズについて、2020年度内に20カ国で販売する計画を立てています。
何を必要としているのか?
当社はグループも含めて全体で従業員数150名弱と、「超・少数精鋭」という基本方針です。自社でも製品開発を続け、海外パートナーとのコラボレーションの模索も続けていますが、より多くの製品を市場に出し、当社のビジョン、ミッションを追求していくために、IoT製品やソフトウェア会社のパートナーが必要です。
特にM&A対象としているのは、ソフトウェア開発の基礎技術があるだけでなく、独自タイトルを開発し、市場で販売している事業者様です。「自社製品を販売しているものの、なかなかユーザー数が伸びずに悩んでいる」「もっとたくさんの人に製品を使ってもらいたい」、そんな悩みを抱えている事業者様にとっては、当社グループに入っていただくことが大きなメリットになると考えています。
これまでのM&A事例としては、「筆まめ」ブランドを持つ株式会社筆まめや「ロゼッタストーン」ブランドの国内販売権を持つロゼッタストーン・ジャパン株式会社がありますが、これらのように広く知られたブランドでなくても構いませんし、個人向け・法人向けも問いません。当社のノウハウを投入することにより、より多くのユーザーへのアプローチが可能になるような、ポテンシャルを秘めたラインアップを持つ会社を求めています。
何を提供できるのか?
まず、当社の強みである1700万ユーザー資産と多様な販売チャネルを活用して、クロスセルを実施できること。これにより売上拡大が望めます。
また、開発のサポートも行います。ソフトウェアは時間をかけて開発し、たくさんの機能をつければ売れるというものではありません。ユーザーのニーズを見極め、そのニーズに合った機能やインターフェイスをかたちにする必要があります。当社はマーケティングを得意としており、どんな機能を備えた製品を作り、いくらで販売すればより多くの人に買っていただけるか、詳細な開発方針を打ち出すことができます。機能を絞った開発は、開発費の削減にもつながります。
たとえば、これまでにM&Aした筆まめ社は、ウェブサイトでの販売が弱かったところを、当社の販売チャネルに載せるなど営業面でのサポートを実施。その結果、売上が大きく伸びました。自社開発の「筆王」などと合わせて年賀状シェアまた、ロゼッタストーン・ジャパンの英語学習ソフトウェア「ロゼッタストーン」は、売上高が最大になる価格を独自のロジックにより算出し、約5分の1の価格に値下げを実施し、量販店でも販売を開始。その結果、売上本数は100倍以上になり、同社の業績回復につながりました。新たに当社のグループに加わっていただく事業者様に対しても、このようなシナジー効果を発揮できる施策を考えていきたいと思います。
起業家・経営者に向けてひとこと
私自身、技術者ですから、ソフトウェア開発については理解していますし、開発の大変さもよく知っています。M&Aのご相談をいただいた場合、御社の製品についてさまざまな角度から、リスペクトを持って評価させていただきます。
開発者の夢は、なるべく多くの人に製品を使ってもらうことではないでしょうか。当社は創業以来23年間、「どうすれば多くの人に製品を使っていただけるか」を徹底的に追求し、ノウハウを蓄積してきました。御社の製品や事業を安心して、当社に預けていただきたいです。ご興味のある事業者様はぜひご相談ください。