募集の概要
- 買収対象領域
- ●エンタメ業界の商品流通にかかわる企業 ●EC領域を革新する技術を持った企業 ●物流サービスを持った企業 ●インバウンド関連企業 ●海外ECに関わる企業
- 実現したいこと
- 既存領域の強化
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 公開情報、決算書類、文書による質疑応答等をもとに、簡易的なデューデリジェンスや面談を通じて、私たちとのシナジーや貴社の事業成長性を判断させていただき、迅速に意向表明いたします。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短2ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 原則売却オーナーの意向に従う
M&Aの戦略
何をやっているのか?
日本と世界を繋ぐグローバルプラットフォームを創る
当グループは1999年、インターネット革命の黎明期に国内のEC事業を手掛けるITベンチャーとして創業しました。現在は、グローバルコマース事業、いわゆる越境EC事業を主軸とし、累計越境EC支援実績数は5000件を突破しています。
国内主要マーケットプレイスと連携しており、リユースから新品まで扱う商品は多岐にわたっています。特徴としては、世界184カ国にサービスを展開、物流網も独自で構築し、安価な手数料や国際送料のメニューも開発しています。ほかにも、カスタマーサポートとして英語・中国語はもとより、インドネシア語やスペイン語など18言語に対応。越境ECを行う際のベストパートナーとして、日本のECサイトを運営する企業との取引実績が多くあります。
新規事業は、グローバルに展開するビジネスのノウハウを活かした事業の開発に注力しており、投資事業のネットワークは、国内外10カ国以上60社以上、ASEANを中心とした「ネクストチャイナ」のスタートアップに投資を行っており、グローバルプラットフォーマーとして日本と海外を連携させる独自のネットワークを構築しています。
(1)EC事業領域
【グローバルコマース領域】
●Buyee(海外向け購入サポート事業)
当社の中核事業。通販サイトから『Buyee』内に商品データを取り込み翻訳するため、日本語が読めない海外ユーザーも商品の購入が可能になるサービス。2023年には株式会社東京商工リサーチが実施した調査において、「国内越境EC 年間流通総額 NO.1」を獲得。
●転送コム(海外転送事業)
海外ユーザーが転送コムから付与される住所を利用することによって、海外発送未対応の通販サイトでも買い物が可能になるサービス。
●セカイモン
世界最大級のオンラインマーケットプレイス『eBay』と連動したグローバルショッピングサービス。日本の方が日本にいながら海外(eBay)商品を購入できる仕組みを構築。
●FASBEE
日本のアパレル商品を海外消費者に販売するグローバルファッションECサイト。
【エンターテインメント領域】
●Groobee
最短5営業日で新たにネットショップを開設できるサービス。アーティストやアニメ、キャラクターのコンテンツに特化した、エンターテインメントに最適な機能が詰まったサイト構築ができ、初期費用0円からスタートが可能。
●narabee
イベントなどの物販運営をサポートするSaaS型「モバイルオーダー・決済サービス」。ライブでのグッズ販売所や飲食店などの商品をユーザーがオンライン上で事前に「注文」「受け取り時間の選択」「決済」することで、並ばなくても商品を手に入れることができる。
【インバウンド領域】
●トラベルバー
台湾最大級の訪日旅行メディアサイト。海外ユーザーはサイト内で日本旅行の情報収集やスケジュールサーチ、旅行計画づくりが可能。台湾、香港、マカオなどのユーザーに特に支持されている。
●マンスリーホテル
7泊以上半年以内の長期滞在に特化したホテル・宿泊施設予約サイト。
(2)インキュベーション事業領域
●BeeCruise
海外向けEC構築・運用から、海外売上を上げるためのマーケティング・プロモーション支援までBEENOSグループの越境ECノウハウ・オペレーションを活かし、日本企業の越境EC・海外進出支援のサポートを行う。
●Linkus
日本で働きたい外国籍人材と雇用したい日本企業、そして関係機関をテクノロジーで繋ぐSaaS型越境HRプラットフォーム。
何を目指しているのか?
当社のPurpose(存在意義)は、「野心とテクノロジーで世界の可能性を拡げる・Nextスタンダードを創る」。日本のみならず世界中の商品を繋ぐことを目標としています。当グループがサポートすることで、世界への扉を開け日本企業や文化の可能性を最大限に引き出すことを目指します。
具体的には、Eコマース事業の成⻑により5年以内に連結営業利益50億円を⽬指しています。注力事業ドメインは以下の通り。
(1)グローバルコマースセグメントにある海外購入サポート事業の『Buyee』
現在のメインユーザーであるCtoCマーケットを伸ばしながら、新たなBtoBマーケットの開拓・拡大を目指します。同時に、拡大するマーケットの需要に応えるため、商材の多様化と開拓を進めます。さらに、ユーザーの利便性と収益性の両方を兼ね備えた独自物流を発展させていきます。
(2)日本のエンタメ業界に特化し業界のDXを支援する商品開発・販売プラットフォーム『Groobee』
『Groobee』の導⼊企業の増加を図ることに加え、市場ニーズに応えるためのサービス改善と機能強化を⾏い、規模拡⼤よりも来期以降の規模拡⼤に向けた基盤づくりの年と位置づけ、オペレーションのシステム化(⾃動化)を進めることで利益率の改善を⽬指します。
何を必要としているのか?
代表取締役 執行役員社長 兼 グループCEO 直井聖太
既存事業領域の強化を中心にさらなる事業拡大を目指し、以下のような会社様でM&Aを検討しています。基本的に国内であればエリアは問いません。
●エンタメ業界の商品流通にかかわる企業
越境ECで販売する可能性が高い商品として、日本の強いコンテンツ力に裏打ちされたエンタメ関連商品があります。それらの領域に取り組む企業と組むことで世界に広げていく可能性を作れるはずです。既に『Groobee』というエンタメ業界向けECカートの提供を通じて着手はしていますが、この領域での事業範囲の拡大をさらに加速させていきたいと考えています。
●EC領域を革新する技術を持った企業
ECは在庫・プライシング・プロモーションなど様々な領域がある上、プラットフォームによる出し分けなどオペレーションも煩雑になりがちです。これらを統一的に管理することでオペレーションを効率化する余地が十分にあると考えています。既にダイナミックプライシングを提供する「メトロエンジン」に出資を行っていますが、それ以外の領域でもECに関わる新しい技術を持った企業と積極的に連携していきたいです。
●物流サービスを持った企業
当グループで独自の物流網を構築していますが、さらに強化していく予定です。物流サービスを提供しており、当グループとシナジーを感じる企業は是非ともお声がけください。
●インバウンド関連企業
海外のお客様が訪日旅行をする際に旅行プランを自動的に組めるサービスを提供しています。そのため、既存領域の強化という文脈で、インバウンド関連企業様との連携も積極的に進めていきたいです。
なお、「メトロエンジン」は、人がいつ移動するかを予測できるようなビッグデータを有しています。すでに、ダイナミックプライシングを活用することで、ホテル関連事業において価格を可変的に設定するシステムができています。このビッグデータがあれば、その先のレンタカー・バスなど人の移動が関わる産業ともシナジーがあると考えます。
●SES企業
C向けのアプリケーションや、SaaSの開発・デザインができる人材を20名程度求めています。当社での活躍の幅は広いため、興味があればぜひご連絡ください。
何を提供できるのか?
●5,000件の越境EC支援実績から培われた豊富なオペレーションノウハウ
当社は、5,000件の越境EC支援実績があるため、可変的にオペレーションを構築してきました。アメリカや中国といったマーケットが大きいところで事業展開している影響で、例えば扱っている商品が話題になってしまうと、大量の注文が入り、柔軟な対応が必要になるためです。
また、多種多様な商品が倉庫に届きますので、その商品ごとに合った梱包方法や物流手段も開発してきました。EC事業だと、通常は基本的なルールに沿って商品提供するのが定石だと思いますが、当社ではそうした臨機応変に対応できる運営体制により、他社では真似できない豊富なオペレーションノウハウを持っています。流通に関わる企業には、このノウハウをぜひ活用してほしいです。
●会員478万人から得られる購買データ・顧客基盤
『Buyee』には世界中に利用者がいるので、多くのエンドユーザーと直接つながることができています。そうした顧客の反応や購買データをダイレクトに拾えるというのは、日本での同業他社を見ても当社だけだと自負しています。会員数は全世界で478万人。そして、わざわざ日本のECを使用して商品を取り寄せているユーザーです。こうした顧客基盤を、さまざまな業界で活かしてもらいたいと考えています。
起業家・経営者に向けてひとこと
業界・マーケット自体を変えていけるようなソリューションを、本気で提供していきたいと考えています。スピーディーにグローバル展開をしていきたいなど、当社と共鳴する思いをお持ちの企業は、お気軽にご連絡ください。