募集の概要
- 買収対象領域
- インターネットを活用したIT / エンターテイメント / EC 及び新規領域に関する事業を行っている会社。国内・海外に向けて積極的に活動しており、B2Cを行っている会社ですと当社とのシナジーがあるためより望ましいと考えています。
- 実現したいこと
- 新規事業の獲得
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 年間2~3社のM&Aを検討しています。1社ずつ最大限丁寧に対応し、お互いの事業の将来性を拡大し、成長に結びつけていきたい。状況に応じて上場を目指し、独立した企業としての支援なども行っていきたいと考えています。デューデリ、契約締結等にはそこまで負担をかけずに行っております。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- ローカルな店舗、オンラインではないサービス、物理的に距離が離れすぎている会社、海外の企業などが対象外となります。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短1ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
サイバーステップは2000年の設立以来、オンラインゲームを自社で企画・開発し、国内外の市場に提供してきました。最初に開発したオンラインの対戦アクションゲーム「GetAmped」は、特に韓国では当時の人口の4分の1に当たる1,000万ダウンロードという大ヒットを記録。その波に乗り、2006年に東証マザーズに上場を果たしました。その後、2017年には東証二部に市場変更しています。
創業当時、まだ世の中に存在しなかった対戦型のオンラインゲームの開発に挑戦した背景には、「インターネットを使って、全く新しいエンターテイメントを創り出したい」との思いがありました。私は1977年生まれのいわゆる「ファミコン育ち」世代であり、高専在学中の15歳ころからインターネットを使い始めた、インターネット第1世代でもあります。ファミコンで親しんだ双方向性に、インターネットを介したリアルタイム性を兼ね備えた「GetAmped」を市場に投入し、国内外のユーザーに、かつてなかった楽しさを届けることができました。
「GetAmped」が急成長していた時期、社内ではオンラインゲーム以外の領域における研究開発も進めてきました。私を含め、創業メンバーには国立東京高専出身者がそろっていたこともあり、ソフトウェア開発と並行して、早い時期からロボット開発にも注力。そこから生まれたのが、現在、当社の売り上げを牽引している、オンラインクレーンゲーム「トレバ」です。
オンラインのクレーンゲームも当社が世界で初めて開発したもので、ユーザーインターフェースから通信インフラ、クレーンの動作制御まで、すべて社内で手掛けています。「トレバ」のユーザーは現在、世界60カ国の合計約1,500万人に達しており、毎月30~50万人のペースで増えています。
当社最大の強みは、ハイレベルな技術力です。日本のITベンチャーには文系出身者が立ち上げた企業も多い中、理系メンバーが創業した当社では、一貫して技術基点の発想で企業経営を行ってきました。ソフト、ハードを問わず、エンジニア陣の専門領域が多岐にわたっていることも、サービス開発上、大きな力となっています。
たとえば、インターネットを介したサービスの運営上避けられない通信遅延の問題に関しても、当社ではUIの工夫により、タイムラグを感じさせない操作感を実現しています。また、ハードウェアの面でも、「トレバ」のアームをユーザーの止めたい位置でぴたっと止められる制御精度の高さが特長。ユーザーにとってかゆいところに手が届くサービスになっていると自負しています。
何を目指しているのか?
私の究極の夢は、「世の中から戦争をなくすこと」です。決して生活必需品とは言えないエンターテイメント、その存在意義は何かと考えたとき、私は世界各地の人々に対して共通の楽しさを提供できることが大きいと考えています。子どものころ同じゲームで遊んだ経験を持つ人が世界各地に増えていけば、国同士のトラブルが起こった際にも、即、武力行使といった発想にはなりにくくなるのではないでしょうか。
すでに欧米では大手日本メーカー製ゲームが浸透していますが、当社サービスは日米欧だけでなく、アジア各国や中東、南米、アフリカなど横断的に展開を広げていきたい。それを通じ、世の中から戦争をなくすことを実現したいと本気で考えています。
もう一つ、創業以来大切にしているのは、当社ビジョンにも掲げている「誰もやらないことをやる、世の中にないものを作る」こと。従業員の貴重な時間を消費するのなら、やはり新しいことにチャレンジしたほうが達成感が大きいと思うのです。たとえば、iPhoneやウォッシュレットといった商品は、その誕生前後で人々の生活を大きく変化させました。当社もそのくらい革新的な価値を生み出し続ける会社でありたいと考えています。
こうしたビジョンの下、目下、当社売上の9割超を占める「トレバ」のさらなる成長を図りつつ、新たな事業の柱を育てることにも積極的に取り組んでいます。
まず、「トレバ」に関しては、運営・配送拠点を米国カリフォルニアに新設し、現地で仕入れた景品を投入したサービスを2020年8月から開始しました。従来サービスにおいて景品の中心を占めていた日本のキャラクター商品の人気は、東アジア、東南アジア、北米西海岸エリアなどでは非常に高いものの、全世界に浸透しているとまでは言えません。一方、ディズニーをはじめとする米国のキャラクターの認知度はまさにワールドクラスです。そうしたキャラクターの吸引力を生かした景品を仕入れ、投入していくことにより、「トレバ」ユーザーのさらなる拡大につなげられると見ています。
さらに、新規のサービスでは、オンラインのパチンコ・パチスロや専用アプリではなくブラウザ上で楽しめるノベルゲームなどの運用が始まっています。このほかにも、立ち上げ準備中のプロジェクトが複数走っており、いずれも自発的に事業アイディアを提案したメンバーがリード。次代のサイバーステップを担う事業を生み出すべく、挑戦を続けています。
何を必要としているのか?
サイバーステップのロゴは右肩上がりの階段を社名と合わせて表現しています。
シナジーのある会社、お互いに新規事業として伸ばしていける事業を持つ会社、新しいことに挑戦している会社を必要としています。
何を提供できるのか?
お互いに成長できる環境を実現したい。
サイバーステップは東証のスタンダード市場(東証二部)に上場しており、一定の資金調達を行うことができ、当社を通して新規事業の立ち上げを行っている企業を人材及び資金面で支援し、お互いが継続的に成長し、世の中に対して貢献できる環境を実現していきます。
起業家・経営者に向けてひとこと
一緒に成長していきましょう。
当社は2000年に創業し、ネットバブルの崩壊、リーマンショック、震災、コロナ、そしていまのロシア問題など、様々な環境を経験してきました。その間に幸いなことに東証マザーズに上場し、一定の資金を調達を行える環境になり、それらの資金を元に新しいことに継続的にチャレンジしてきました。当社の資金はもちろん、人材及び経験なども含めて貴社や貴社の事業に貢献し、結果的にお互いがより一層世の中に対して貢献できる会社になっていければと考えています。