募集の概要
- 買収対象領域
- 調剤薬局を運営する会社(1店舗からでも検討いたします。) 首都圏でグループホームを運営する会社
- 募集の特徴
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- ロックアップ
- 原則売却オーナーの意向に従う
M&Aの戦略
何をやっているのか?
アイセイ薬局は、1984年の創業以来、関東1都3県を中心に調剤薬局を展開してきました。M&Aも積極的に行いながら店舗数を拡大し、現在の店舗数は367(2020年1月現在)、出店エリアは東名阪の大都市圏を中心に青森県から兵庫県まで広がっています。
当社最大の強みは、連携する医療機関のドクター一人ひとりとの信頼関係づくりに力を注ぎ緊密に連携しながら、地域の健康づくりに取り組んでいることです。当社の場合、いわゆる“門前型”の店舗は全体の1割程度に留まっており、ドクターや患者様の顔が見える、地域密着型の店舗が大半を占めています。
また、ドクターとの信頼関係を活かした事業として、医療モール開発に積極的に取り組んでおり、この領域のパイオニアとして業界トップクラスの開発実績を有することも大きな特徴です。「クリニックステーション」のブランド名の下、これまでに開発した医療モールは140カ所を超えており、立地選定、ドクター誘致から開業後の医院経営サポートまで、豊富なノウハウを積み上げてきました。
特に最近は、社会の高齢化が進む中、街づくりや地域活性化の切り札として医療モールへの注目度が高まっています。各地の「クリニックステーション」を成功に導いてきた当社には、デベロッパーや商業施設から協業の提案が多数寄せられており、すでにスーパーマーケットなど商業施設と一体化したタイプ、サービス付き高齢者向け住宅と一体化したタイプなどを開発。こうした複合型施設の開発・運営に関するノウハウも蓄積しつつあります。
何を目指しているのか?
私たちは「地域の健康を守る」という社会性の大きな事業を担う企業として、さまざまな環境変化に的確に対応しつつ、事業を永続させていく責任を負っています。そのためには、これまでに以上に地域の皆様に必要とされる価値を提供できる企業へと進化し続けていかなくてはなりません。
そのために、私たちは当社の店舗が「処方箋がなくても気軽に訪れ、健康相談ができる」ような、より開かれた、親しまれる薬局となるべく努力してきました。近年は、厚労省が推進する「健康サポート薬局」の認定を受けた店舗も続々と増えています。
店舗でのさまざまなイベントも、薬局や医療機関と地域の皆様との距離を縮める効果を上げています。また、独自のノウハウによって開催する子どもたちに医師や薬剤師の業務を疑似体験してもらう「こどもクリニック&薬局」は予約がすぐに埋まるほどの人気ですし、「健康チェック&相談会」やドクターを講師に招いた「からだゼミナール」も各地で盛況が続いています。
さらに、来局者を増やす施策の一つとして、アイセイ薬局オリジナルブランドの商品開発にも積極的に取り組んでいます。来局者の中心層である40代主婦をメインターゲットに、2019年11月には第1弾商品となるハンドクリームを発売。各店舗から合計1,000名近い薬剤師が開発に参加し、「塗った直後でもべとつかない」「水仕事をしても落ちない」「においがしない」など、日々店頭でお客様と会話している薬剤師ならではの視点を活かした商品に仕上げました。これに続く商品群の開発も進めており、アイセイ薬局ファンの確保・定着につなげることを目指します。
何を必要としているのか?
地域医療への更なる貢献を考えて、調剤薬局のM&Aを検討しています。M&Aは1店舗からでも検討可能であり、過去にも1店舗から仲間に加わっていただいた例が多数あります。さらに、当社が未出店の地域でも、複数店舗を持ち、その地域でドミナントに展開されている会社様であれば積極的に検討させていただきたいと思いますので、ぜひお声掛けください。これまでにも、和歌山県や山梨県など、当社としては出店例のなかったエリアに、M&Aを通じて進出した例もあります。
また、調剤薬局以外では、子会社の株式会社愛誠会で手掛けている介護事業のパートナーとして、首都圏でグループホームを運営されている会社様を仲間にお迎えする方向性もあり得ます。
何を提供できるのか?
第一に挙げられるのは、当社の持つM&Aの豊富な経験値です。これまでに20社以上の調剤薬局会社様をグループに迎えてきました。全店舗数の約3分の1がM&Aを通じて加わった店舗です。M&A先の元オーナー様から次のM&A先を紹介いただいたケースもあり、満足度の高い引き継ぎを実現できていると自負しています。
M&Aにあたっては、長年、薬局を育ててきたオーナー様の思いに寄り添うことを大切に考えており、たとえば店舗名やロゴを残したいといった希望に沿うケースもありますし、決定プロセスも売り手様の意向を汲んで進めます。その過程で、「薬剤師の手が足りない」といった課題があれば、譲渡承継前でも先んじて人材を派遣するなど、柔軟な対応が可能です。
もちろん、患者様・ドクターの皆様・その他のステークホルダーとの関係性100%の承継を目指します。このようにあらゆる面で現実的なソフトランディングを目指すのが当社の行うM&Aの基本方針です。
ちなみに、当社ではエリアごとにマネージャーを置き、エリア内の店舗間で協力し合う組織体制を取っています。このため、フレキシブルな応援人材の派遣が可能であり、マネジメントや経営上の相談もしやすい環境です。
また、当社ではデザイナーを自社に抱え質の高い地域医療のイベント開催等を実施することで薬局のみならず処方元のドクターの満足度も上げるようなノウハウも蓄積しております。
従業員の皆様に対しても、キャリア形成の可能性が広がる環境をご提供できます。研修制度は充実しており、各種実務の研修はもちろん、メンタリングやロジカルシンキング、プレゼンテーションのスキルを学べる研修、さらには認知症サポーター養成講座、漢方基礎研修、在宅実践研修など専門性を高めるためのコースもそろえています。
仮に当社グループへ転籍していただく場合にも、不利益変更がないよう配慮しつつ、プロパーの従業員と同等に、アイセイ薬局の人事評価制度や退職金制度などを適用します。昇進においても、元M&A先の出身者とプロパー従業員の区別は全くありません。
また、アイセイ薬局では従業員の75%を女性が占めていることもあり、女性が働きやすい環境づくりが進んでいます。産休・育休後の復職率は90%以上に達しており、社長の私自身も産休・育休の経験者です。
起業家・経営者に向けてひとこと
当社では、私を含め、役員3名中2名が薬剤師です。長年の現場業務を経て、店舗のマネジメントや企業の経営までを手掛けてきた経験を生かし、さまざまな悩みをお持ちのオーナー様のご相談に乗れるのではないかと思います。
当社は「わらおう。」という言葉をスローガンに掲げています。私たち自身が笑い、心を開いて語りかけることによって、心や身体に不安を抱える方々に安心感を届け、前向きな支えになれる――そんな薬局づくりに賛同くださる皆様、まずはお気軽にお声がけください。ご連絡をお待ちしております!