募集の概要
- 買収対象領域
- ◾️物流周辺事業 ① 倉庫管理システム(WMS)開発ベンダー ②生産ラインの製造メーカー ③ 流通加工機械メーカー ④ ロボット関連受託開発メーカー ◾️将来的な事業の成長や事業領域の拡大が期待できる事業(当社既存事業との関連性は問いません) ① AI・ロボティクス関連事業 ② 社会課題の解決に貢献が期待できる事業(環境関連など)
- 実現したいこと
- 既存領域の強化
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 公開情報、決算書類、文書による質疑応答、面談等により、デューデリジェンスを行いながら、当社とのシナジーや事業の成長性を判断させていただき、迅速に意向表明いたします。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- ●収益性の低い、成長余地が限られる事業(事業再生案件など) ●BtoC(小売、飲食、サービスなど) ●人体に直接的影響のある事業(医療・医薬、化学、食品関連など)
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短3ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
当社は、『「革新的な技術と実行力で、社会課題を解決する「ソリューションイノベーター」 』をビジョンに掲げ、「物流ソリューション事業」と「機械・プラント事業」の2領域を柱に、事業展開してきましたが、近年では「環境・産業インフラ事業本部」の下で、環境関連事業にも参入し、次なる事業の柱とすべく、領域の拡大を図っています。
「物流ソリューション事業」では、各種ピッキング・仕分け・搬送システムなどの物流センター向けソリューションは60年代から手掛け、生協、食品・日用品等のメーカー、卸、小売り等の幅広い業界のお客様とお取引をしています。特に、最近は多数の大手EC企業様にもソリューション提供を行っており、高い認知度と信頼をいただいています。
また、空港物流は70年代から参入し、空港における手荷物搬送システムを提供しており、国内では8割のシェアを誇ります。同事業では、AIやIoTを活用した物流センターの省力化・省人化をさらに進展させるべく、ベンチャー企業とのコラボレーションや産学共同研究なども積極的に進めています。
「機械・プラント事業」では、LNGや原油貯蔵向けの大型タンクを建造しています。東南アジア、中東、アフリカなど海外でのタンク建造にも早くから進出し、国内外で5700基以上を建造した実績を有しています。近年は水素社会の実現を目指した大型液化水素タンクの開発にも取り組んでいます。
さらに、2020年度より、「ヒトにやさしい環境とインフラ造りに貢献する」ことを目指し「環境・産業インフラ事業」の展開をスタートしました。特に、当事業では、環境問題を社会と事業の持続性にとっての重要課題として認識し、環境関連事業の拡大を積極的に図っており、2018年には環境リサーチ株式会社を、そして2021年には環境計測株式会社をM&Aの実施によりグループに迎え入れました。その他のグループ会社においては、産業機械、建築事業等を多面的に展開しています。
今後も、M&Aやアライアンスなどを積極的に実施し、事業のさらなる成長と、社会・環境へ持続的に貢献していくことを目指しています。
何を目指しているのか?
当社グループは、「わが社は 常にすすんで よりよきものを造り 社会のために奉仕する」という社是の下、その時代の社会のニーズに応じた製品やソリューションを展開してきました。長年にわたり、物流・エネルギーに関わる事業を通じ、社会インフラを支えてきましたが、昨今のめまぐるしい環境変化の中、当社グループが「よりよきもの」を、「社会のために」提供する新たな道を常に模索しています。
そして、新たなパートナー企業様とのアライアンスにより、当社グループのリソースを活かしながら、成長分野への参入や、既存領域の拡大、またデジタル化・データ活用などに取り組むことにより、市場ポジションを確立させ、社会により広く価値を届ける存在になることを目指しています。
何を必要としているのか?
以下の領域で協力いただけるパートナー企業様を求めています。
◾️物流周辺事業
① 倉庫管理システム(WMS)開発ベンダー
昨今、巣ごもり需要を背景とした、インターネット通販の拡大に伴い、物流センター需要が拡大しています。そのような需要に対し、より迅速かつ柔軟なソリューションを提供することを狙い、システム開発、特に、倉庫管理システム(WMS)のスクラッチ開発が可能な企業様との提携を積極的に検討しています。
② 生産ラインの製造メーカー
現状、流通系の物流システムを手掛けていますが、さらに上流の、製造業の生産ライン構築をサポートするビジネスにも進出したいと考えており、同領域ですでに事業基盤をお持ちのパートナーと出会えればと考えています。Eコマースの動向を見ても、マーケットプレース型の大手サイトの勢いが続いている一方、最近はメーカー直販型のサイトも増えてきており、これに伴って生産ラインと一体化した物流ラインのニーズが高まっています。このため、生産ラインのメーカー様と、物流領域で長年培った事業基盤を持つ当社が組むことにより、今後、高付加価値のソリューションを提供できる領域が広がっていくものと見ています。
③ 流通加工機械メーカー(包装機械など)
物流ラインで活躍する機械のメーカー様に関しては、現状は協業先は複数ありますが、資本関係のある企業様はありません。今後、この領域で垂直型のM&Aもしくは出資を行うことにより、互いに市場競争力を高めていくことも検討したいと考えています。
④ ロボット関連受託開発メーカー
ピッキング・仕分け・搬送などで活躍するロボットの開発において協業できるメーカー様を求めています。
⑤ 海外の同業者・機械商社
Eコマースの物流センター向けソリューション提供では、海外進出にも注力していきたいと考えていますが、この業界は現場のニーズや仕組みが国ごとに異なる部分も多いことから、現地事情に詳しいパートナーと組みたいと考えています。
◾️将来的な事業の広がりが期待できる当社の既存事業とは異なる領域の事業
① AI・ロボティクス関連事業
オープンイノベーションを積極的に推進している当社は、物流の関連・隣接領域においてユニークな技術を有する企業様との出会いを求めており、当社から、もしくはCVCからの出資を検討したいと考えています。すでにCVCから投資している企業には、AI画像認識システムとリンクしたカメラを用いて入店管理を行う、無人・レジ無し店舗のシステムを構築するアメリカのアクセル・ロボティクス社などがあります。
② 社会課題の解決に貢献が期待できる事業(環境関連など)
ESGを重視する観点から、例えば、環境問題解決に貢献する企業様にも関心を持っています。この領域では、アスベスト調査をはじめ、シックハウス、騒音、振動、臭気測定等の環境調査事業を行う環境リサーチ株式会社を2019年にグループに迎えています。それ以外でも、将来を見据え、社会課題の解決に貢献が期待できる事業を展開する企業様であれば、積極的に検討します。
何を提供できるのか?
まず挙げられるのは、当社の持つ顧客基盤です。物流事業では大手小売り、卸売り会社や空港関連企業、機械・プラント事業では石油の元売り会社や電力・ガス会社と、多方面にわたる企業群へのパイプを持ち、そのバックヤードを熟知していることは当社の大きな強みであり、クロスセルのお手伝いができると考えています。東証一部上場企業へのグループインによる信頼度の補完も期待できるかもしれません。
また、当社が長年培ってきた、経営やガバナンス構築のノウハウをご提供し、社長様に寄り添う形で経営全般のバックアップをさせていただくことも可能です。これまでのM&A先のオーナー企業に対しても、社内インフラ整備のサポートなど、ニーズに応じた支援を行っています。
当社には実直な社員が多く、フラットでアットホームな社風です。M&Aにおいても、パートナーとなる社長様に最も安心して加わっていただけるような形を検討します。従業員は原則として全員雇用しますし、本社所在地も、ご希望が無ければ変えるつもりはありません。
さらに、ケースによっては、CVCの投資先であるスタートアップ各社の最先端技術の導入やコラボレーション等を活用いただけることも、大きなプラスになると思います。当社は、ほとんどの投資先において最初の出資者であり、非常に緊密な関係を築いています。海外の投資先が、当社との共同研究のために日本にオフィスを開設した例などもあり、オープンイノベーションを志向する会社様や、社内で変革やイノベーションを進めることにご苦労をされている会社様にとっては、チャンスの多い環境を提供できます。
起業家・経営者に向けてひとこと
「わが社は 常にすすんで よりよきものを造り 社会のために奉仕する」を経営理念に掲げる当社は、オープンイノベーションを本気で推進しています。パートナーとなる企業様の人やビジョンを最大限にリスペクトすると同時に、必要な経営資源やノウハウに関しては、全力でバックアップします。現状に満足することなく、開拓者精神を持って挑戦を続ける当社と共に、次代を切り拓くビジネスを創出していきませんか? 皆様からのお声がけをお待ちしています!