当社は、コンサルティングサービス、ITソリューションサービス、人財ソリューションサービスを通して働きがいを追求し、生産性の向上を提供しています。
元々、上場のタイミングまでは通信業界にて販売事業を展開していました。通信業界はモバイル端末の浸透が早かったこともあり、さまざまな問題を抱えたまま大きくなっていったといえます。店頭での販売や営業での経験で感じた問題点を改善するため、後に携帯業界の販売チャネルにおけるコンサルティングを行う企業へと変化していきました。
当社は、ベンチャーながら理念経営をしていることが特徴です。価値観の共有や採用面における定着率の向上など、組織作りに力を入れています。それは、当社が人を扱う事業を展開していることが背景にあります。「いかに質のいいコンサルタントを育てていけるか」という組織マネジメントを大切にしています。
いい店長がいるといい店ができます。そのため、単純に小売店として物を売るのではなく、当社がスーパーバイザーのようになり「働いている人たち自身が商品である」という考え方を浸透させるべくコンサルティングを行なっています。
このように「人のマネジメント」にフォーカスしたコンサルティングを行うことで、結果として一人ひとりの生産性が上がり、多くの店舗の売り上げアップに貢献しております。
当社は「100年先も成長し続ける企業」を目指しています。“成長”はそのときどきで定義する必要がありますが、上場した以上は、通信業界はもちろん、より社会に貢献できる企業を目指し、日本を代表する企業になることがそのひとつの方法だと考えています。
日本を代表するということは、グローバルでビジネスができるようになるということ。HR分野でグローバルに活躍できるリーダーを作っていくことを目指していきます。
長く携帯電話の販売促進に携わっている中で大切にしているコアなところは、「自分たちのお客様の業績をアップすることにコミットする」という部分です。
業績をアップさせるには、商品だけではなくサービスの質もあげていくことが重要です。人のマネジメントは必要不可欠だと考えており、その点を当社がコンサルティングを行うことで、一人ひとりの生産性が上がり、店舗の売上アップにつながります。
これらの人のマネジメントに関するコンサルティングは、通信業界以外にも通用するので、今後はM&Aをきっかけとして、当社が培ってきたノウハウをより世の中に活かしていきたいと思っております。例えば、現在国内では働き方改革が推進されています。しかし、国から求められることは、残業時間の削減や有休消化率の向上ばかりで、それは働き方の改革ではないと考えます。会社のフェーズなども関わってきますが、我々は、人材育成や組織マネジメントによって中長期的に「働き方革新」を実現できると考えています。
もう一方で、携帯ショップでは未だに、非効率な業務が多く残ってしまっているのが事実です。それらをシステム化できれば、半分の時間で仕事ができるのではないか、接客に時間を割けるのではないか、と考えます。
10年後には確実にロボットがサービスを提供しているはずです。その中で我々がやるべきなのは、気の回る「おもてなしロボット」のソフトウェアに投資をしていくことだと考えています。つまり、無人化省人化ができるソリューションに投資をすることです。
小売店・飲食店の人手不足解消の先にある、週休4日制・5日制の実現ができれば、人間が働く時間が減り、クリエイティビティに特化したり自分と向き合うために時間を使ったりと、余裕のあるライフスタイルが実現できるのでは、と思っております。
採用マッチングで離職率を抑え、マネジメントで人の生産性を高めることも重要ですが、それだけではどうしても限界があるので、システムが代替できる部分を増やし、人が人でいられるような社会作りに貢献していきたいです。
上記の事業展開を加速していくために、具体的に当社が必要としているのは
・営業力や販売力がある
・組織マネジメントや人材育成に強みがある
・新しい採用支援ソリューションを持っている
・ロボティクス分野におけるテクノロジーを持っている
・人の感情を可視化・データ化している
・データを生かした業務分析が得意
という会社です。
売る力は今後も大切になってくると考えているので、営業力や販売力を持った会社とはもっと深くつながっていきたいです。弊社のメソッドを移植することで、より生産性がアップし輝くのではないかと考えています。
今後、当社のサービスの延長線上として、テクノロジーを活用した採用支援に関わるコンサルティングにも事業を展開したいと考えています。そのため、採用支援に関わる会社とも積極的に会いたいと思っています。
また、ロボティクス分野に事業を展開していけるようなテクノロジーを持った会社と、「おもてなしを科学すること」に一緒に取り組むことで、テック分野の強化を図りたいと考えています。
インプットがなければアウトプットはできません。テック系の中でも特に、感情にフォーカスし、その可視化・データ化を行なっている会社は、当社とのシナジーが大きいのではないかと考えます。
抽象的ですが、M&Aをするうえで最も大切にしたいのが「志が合致する経営者と組みたい」ということです。
当社は、ありがたいことに上場させていただいたので、資金調達ができるようになりました。中には「志はあるけれど実務の利益が追いつかない」「アクセルを踏みたいけれどお金が足りない」という経営者さんもいると思います。当社の役割は、そのリスクを共有しながら一緒にビジネスを進めていくことだと考えています。それが理想であり、そのようなM&Aを実施したいと思っております。
上記のことを前提とし、当社が何を提供できるのかというと、「組織マネジメントの支援」です。事業として組織マネジメントを行なってきたことが我々の強みです。組織作りや人材不足改善の面で、積極的に協力し一緒に経営をしていけることが、提供できる部分であると考えます。
一方で、テック系の会社は作り手側であるので、業務提携をすることで拡販のお手伝いができます。相手によって提供できる部分に幅があるので、柔軟に対応していけたらと思います。
「志ある経営者と一緒に、未来の社会を良くしたい」と思っています。特に若い経営者は大歓迎です。
会社同士が財務的に一緒になるという“営業協力”的なことではなく、大きなビジョンに対して一緒に志を持って経営していける方とご一緒したいと考えています。そのため、価格やビジネスモデル重視ではなく、経営者ありきになる可能性が高いといえます。お互いが「この人とだったら一緒に成長していきたい」と思えるようなM&Aができたら、と思います。
事業売却でやりきって終わりではなく、一緒に未来を作っていけるパートナーを探している方からのお声がけを、ぜひお待ちしております。