募集の概要
- 買収対象領域
- ●自社事業領域(チケットの販売管理システム、訪日・在日外国人向けサービス)と親和性のあるサービスやパッケージを持つ企業様 ●AIを活用した画像認識技術や関連技術を持つテックカンパニー様 ●UI/UXに強みを持つ企業 ●地方主要都市のシステム開発企業 ●その他、自社事業の成長にご協力いただけるアイデアや技術を持つパートナー企業様
- 募集の特徴
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
1978年に設立した当社は、設立以降40年以上にわたり、多種多様な業界のお客様に幅広いITソリューションを提供してきました。
ソフトウエア開発では、Web系、汎用系、組込系などのシステム開発および、統合基幹業務パッケージの導入支援、システムインテグレーションを請け負い、課題解決のためのコンサルティングから設計、開発、運用・保守までを一気通貫でサポート。インフラ設計構築では、サーバ、ストレージ、ネットワークといったハードウェアの導入ならびに環境構築を手がけています。
クライアントはSIベンダーのほか、エンドユーザーにも広がっており、自治体や官公庁などの公共団体、銀行などの金融系企業、電力・鉄道・通信・流通・製造業界で活躍する事業会社など多岐にわたります。誰もが知っているような大手有名企業との取引実績も多数あります。当社への依頼はほぼリピートや紹介によるものであり、クライアントの多くは20年~30年にわたってお付き合いいただいています。
クライアント向けのITソリューション提供に加え、近年は、自社製パッケージソフトウェアの開発にも注力。イベント会社、実際にイベントを行う組織・自治体などに向けた、チケット販売・管理システム「チケット for Windows」や、CNプレイガイド様とのタイアップしオンラインチケットサービスソリューションを提供する「チケット GATE」など、現在は主にチケット業界に向けたオリジナルパッケージを開発・提供しています。
何を目指しているのか?
当社の業績は2011年から18年まで8期連続で増収と、至って堅調です。しかし今後はITソリューションビジネスのみでは成長率が鈍化していくと考えています。そこで顧客向けのITソリューション事業を軸としながらも、最新のITやアイデアを取り入れた自社サービスの開発事業を、次代の柱として育成していく必要があると考えています。
また、当社は、「お客様に喜ばれること」「社員が幸せになること」「社会の一員として世の中に愛されること」の3つをミッションに掲げています。このうち「お客様に喜ばれること」は、これまでの実績を通じて実現できている一方、「社員」の視点から見ると、顧客向けのシステム開発は、いわば裏方の業務です。そこで、toC領域、エンドユーザーが使うようなサービスを提供することで、自分たちの仕事により誇りを感じてもらいたいとの想いもあり、2015年に事業戦略室を立ち上げ、自社サービス開発を積極的に推進しています。
現在、以下2つのサービス開発に注力しています。
●「チケット for LINE Hybrid」
https://www.ic-product.jp/lp/t-flh/
先のチケットシステムをリニューアルしたサービスで、2020年4月のローンチを予定。すでにいくつかの自治体でトライアル導入されており、手応えを感じています。リニューアルにあたり、システムをクラウド化したほか、チケットの販売・管理業務をスマートフォンで一気通貫で行えるようにしました。利用者にとっても、スマホに表示されたQRコードでの、チケットレスな入場が可能となります。また、LINEのプラットフォームを利用しているため、操作やサービスはすべてLINE上で行うことができ、LINEのトーク機能などを使ってイベントの広告を打つことも容易にできます。
●「LocoBee(ロコビー)」
https://locobee.co.jp/
訪日・在日外国人に向けたサービスです。2016年に立ち上げた子会社、株式会社LOCOBEEが主体となり、現在、ベトナム人に向けたWEBマガジンを運営。毎月100本以上の記事をアップしています。コンテンツは、①日本の観光、文化、グルメ、ショッピングなどの情報、②日本で働きたいと考えている人向けに、求人情報や日本での暮らし、部屋探しに関する情報、③オンライン日本語学習サービス(無料)の3領域をカバーしています。
これらに続き、今後も世の中にインパクトを残せるサービス、社会から、生活者から喜ばれるサービスの開発を目指していきます。
何を必要としているのか?
自社サービスの開発を拡大すべく、チケットの販売管理システムや訪日・在日外国人向けサービスと親和性のあるサービスやパッケージを持つ企業と組むことで、シナジーを生み出していければと考えています。
具体的にイメージしやすいのは、当社のサービスプラットフォームに対し、M&A先の企業にてAPIなどの形で連携いただき、サービスをより充実したものにしていくことです。たとえばチケットサービスにおいては、AIを活用した画像認識サービスを取り入れたいと考えていますので、関連技術を持つテック系スタートアップは候補になります。また、VRなど最新の技術を使って、当社のサービスがレベルアップするようなアイデアならびに技術を持つ企業からのお声がけにも期待しています。
加えて、私たち自身がまだ可能性に気づいていない領域のサービスや企業と組むことで、想像できなかったシナジーを生み出していけたらという期待も抱いています。
ビジネスアイディア止まりではなく、すでに形になったサービスやテクノロジーをお持ちの会社様であれば、企業規模は問いません。買収に限らず、マイノリティ出資や事業提携も検討します。まずはディスカッションからスタートできればと考えています。
何を提供できるのか?
「資金」「販路」「技術者」の提供ができると考えています。
・資金提供
当社には、これまで40年間貯めてきたキャッシュがあります。システム開発事業は、人工(にんく)ビジネスであり、製造業のような設備投資も必要なく、原材料コストの変動に左右されることもありません。きちんと仕事をしていれば、着実に売上が上がり、キャッシュが会社に残るため、財務基盤は安定しています。
・販路提供
ITソリューション事業では大手企業とのパイプを築いており、今後注力していくクラウド型チケットサービスでは、まずは自治体をターゲットに考えています。そのため、どちらかの軸に強いサービスや製品を持っている企業には、販路開拓で協力できると考えています。
・技術者の提供
当社は社内に約700名の技術者を抱えており、買収先の企業で急なリソース不足等が発生した場合には、協力が可能です。エンジニアのリソース提供や、、案件の一部を引き受けることもできます。
起業家・経営者に向けてひとこと
「真面目でコツコツと仕事をしてくれるエンジニアや社風が御社の魅力です」――お客様からいただく、嬉しいお言葉です。当社の社風ならびに従業員を表現すれば、「社会貢献」「アットホーム」との言葉がぴったりです。このため、夢を持ち、実現に向かって懸命にコミットする姿勢は大切ですが、あまりにもビジネスライクで“ガツガツ”しているような経営者や会社とは、合わないかもしれません。
事業シナジーの可能性を確認することはもちろん重要ですが、その前にどのような考えや目的でビジネスをされているのか、トップの方と本音でお話ししたいですし、私たちのアイデンティティも知っていただきたい。その上で共感でき、シナジーが生まれそうだと感じる方との出会いを、楽しみにしています!