【vision】食の世界をもっと自由に、 もっと笑顔に。
日本は世界の中でも食に恵まれた国の一つです。
日本独自の料理だけでなく、世界中の料理が味わえたり、
身近で気軽なものから、貴重でちょっとリッチなものまで、
そんな食がもつ価値は、
機能的なもの(空腹を満たし、栄養を摂る)以上に
今やはるかに大きな可能性を秘めています。
“食事の時間・空間そのものを愉しむ。
人と人とを繋ぐ機会となる。
メニュー・食材がもつストーリーを味わう。
食の造り手として、喜びを提供する。”
世界中で愛されるこういった”食の付加価値”を、
これまでになかった革新的なやり方で、
一人でも多くの人に届けていきます。
そして、食に触れる全ての人(生活者・飲食人)にとって、
毎日が、ライフスタイルが、人生がより豊かで、 笑顔溢れるものになってほしい。
“この一皿に出会えてよかった。
この仕事と出会えてよかった。
この時間を味わえてよかった。
この人と出会えてよかった。”
そのために、
私たちは食を起点としたまだ見ぬ挑戦を続けていきます。
【mission】食に関わる、あらゆる制約を解き放つ。
食の世界に関わる全ての人、つまり飲食人・飲食店・来店者・そして私たちが、
自分らしく、自律的に、持ち味を発揮し、これまでにない食の付加価値を、
体験・提供できる世の中を目指します。
その結果、一人ひとりがいきいきと、心から愉しめる世界を実現します。
この世界の実現のために果たすべき使命とは、食に関わる、あらゆる制約を解き放つ。
私たちの描く未来では、これまでできもしなかったことが可能になっています。
そのために、いまハードルとなっているもの、古い慣習や価値観、言語や物理的な隔たり、
その全てを取り払うことで実現できます。
私たちが発端となり、この食の世界をもっと広げ、もっと豊かにするため、
誰も成し遂げたことのないゴールに向け、私たちは決して諦めず挑戦し続けます。
「食×人材」事業を展開してきたクックビズですが、これからは「食×something」、つまり食と何かを掛け合わすことで新たな事業を進めていきたいと考えています。その「何か」は自社のものでもよいのですが、M&Aや業務提携により、他社と共に取り組むことで、より幅広い展開を目指しています。
イメージ例のひとつは、テクノロジーの活用です。テクノロジーの飲食への活用は、現在アメリカで進化を見せています。代替肉や機能性食品がその一端です。では、日本では何ができるのか、何をすべきなのか。
それはやはり、国内飲食業界の課題である人材不足の解消、つまり省人化だと我々は考えています。
たとえば、オペレーションの運営改善や食品ロスの削減を図ることで収益増加に繋げ、他業界よりも低い給与の増加を実現したい。
それを解決をするためにはテクノロジーを有する会社が必要です。また、離職を防ぐためのエンゲージメント向上ツールのなかでも、サービス業に特化しているツールを展開している会社にも興味があります。HRテックやフードテック、店舗DX(デジタルトランスフォーメーション)など、当社と掛け合わせられる「something」が、今当社が求めているものです。
おかげさまで既存サービスは順調で、財務状況も良好です。そのため、M&A先の会社様には、積極的に事業投資の機会を提供させていただきます。中長期的にやりたいことがあるのに、立ち上げたばかりのベンチャー企業であるがゆえに潤沢な資金がなく、一方で投資家に見せる成果を出すために事業に力を入れなければならない。こうしたジレンマを抱えている会社様は、ぜひお話を聞かせてください。当社と目指したい先が同じであれば、じっくりと成長戦略を練り、実現を共に目指したいと考えています。
その他、長年多くの飲食店様などと関係性を築いてきた点も、弊社の財産です。現在の取引先数は約1万社。社長ともやり取りする機会が多いのが特徴です。培ってきた信頼関係という見えない強みを活かし、「これはお客様に伝えたい」と感じたサービスやプロダクトは、マッチするお客様にご紹介いたします。サービスの認知度向上、セールスポイントのアプローチができる。これも、当社が皆様のお役に立てるポイントです。
本来であれば、この項では「ぜひ、当社とM&Aを」と言うべきでしょう。しかし、あえて今回は、「まず、シミュレーションから始めませんか」と言わせてください。
代表取締役社長である私、藪ノは、クックビズが上場する際、株主が増えることに抵抗感がありませんでした。株主は複数いて当然であり、自分が株主である必然性もないためです。長く続く会社は、創業者とオーナー、現経営者が異なるケースが多く、私も資本と経営、業務執行をひとりの人間がする必要がないと考えています。大切なのは、自分の権限を守ることではなく、会社の事業を伸ばすこと。そして、顧客の方を向いて仕事をすることです。
とはいえ、資本政策は後戻りができません。やりようによっては、会社を追い出されてしまうかもしれない怖さもあるでしょう。ただ、常にシミュレーションすることは可能です。私も、「上場と非上場のどちらがいいのだろう」「大株主で居続ける方がいいのかどうか」「外国人株主率がどの程度あるのがいい形なのだろう」「大手企業が株主になったらどうなるだろうか」と常に思考を働かせ続けています。
こうしてシミュレーションを繰り返し続けることは、いざというときの判断力のベースになります。買収の話がやってきたときにも、「この話には乗るべきではない」「これは乗るチャンスだ」といい判断を下せるのです。シミュレーションをしていない場合は、降って湧いた話に戸惑ってしまうばかりで、適切な判断が難しいのではないでしょうか。
目の前の仕事に取り組み続けることは大切です。しかし、M&Aといった非日常な展開について常にシミュレーションを繰り返しておくことも、いい判断を下すセンス磨きのために非常に大切なことだと考えています。判断の結果、「クックビズとM&Aしたい」と思っていただければ嬉しいです。そのときこそ、ぜひお声をかけていただきたいと思っています。