募集の概要
- 買収対象領域
- ●人材マッチングやHR領域のRPOを行っている会社 ●行政との施設管理等の受託を行っている会社 ●カスタマーデータの蓄積や分析、CRMのノウハウをもつ会社 ●人材確保に課題を感じている会社
- 実現したいこと
- 新規事業の獲得
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 公開情報、決算書類、文書による質疑応答等をもとに、簡易的なデューデリジェンスや面談を通じて、私たちとのシナジーや貴社の事業成長性を判断させていただき、迅速に意向表明いたします。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短3ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
モノや人のリソースを有効活用し、多様な価値観をつなげていくことを目指します。
当社では「地域の今を可視化して、人と人の未来をつなぐ」という経営理念のもと、プラットフォームサービス『ジモティー』を運営しています。
『ジモティー』は格安で欲しいものが手に入る地域の情報掲示板として、2011年にサービスを開始しました。モノの売買が中心というイメージも強いかもしれませんが、その地域に関連するさまざまな情報を掲載しています。例えば求人情報や中古車販売、不動産の入居者募集、教室・スクールの生徒さん募集など、カテゴリーごとに区分して展開中です。
また、全ての情報を無料で掲載でき、マッチングが速い点も大きな特徴です。誰でも簡単に情報を発信したり、入手できたりすることで、地域の人やモノ、企業をつなぐプラットフォームへと進化しています。
<『ジモティー』の特徴>
●圧倒的なユーザーリーチ力
月間ユーザー数1,000万人、月間ページビュー数9億回という圧倒的なユーザーリーチと全国的な知名度及びブランド力が強みの一つです。
●事業領域の発展性とポテンシャル
ジモティーには幅広いカテゴリーの情報やモノが掲載されており、例えば売買カテゴリーでは月間の問い合わせ数が120万件、人材カテゴリーでは月間の応募が5万件、不動産・中古車カテゴリーでも月間問い合わせ数が6万件と、圧倒的なトラフィックを保有しています。
●リアルスポットの展開
近年、新たに不要品を直接持ち込める「ジモティースポット」を開設しました。使用できるものであれば持ち込み可能とし、地域内で不要品を循環させられるような仕組みづくりを構築しています。世田谷区をはじめ、全国の自治体との提携を進めており、現在は48自治体(2022年7月1日時点)と協定を締結しています。
●SDGsへの貢献
半年間で約68トンもの粗大ゴミ減量を実現するなど、SDGsの観点から評価いただく機会も増えています。第4回エコプロアワードにおいては、「環境大臣賞」を受賞しました。
何を目指しているのか?
ユーザー数やページビュー数の伸長とともに、2021年12月期の売上高は17億円を超え、サービスとして成長を続けております。
当社は『ジモティー』を生活インフラにすることを目標としています。地域の情報が知りたかったり、伝えたい情報があったりした場合、『ジモティー』にアクセスすればなんでも解決できる状態が理想です。
1つのプラットフォームに地域の情報が集約されることで、その地域で困っている人がいたらすぐに助けられたり、知りたい情報をいち早く届けられたりできるメリットがあると考えています。そのような生活インフラとして機能するために、月間ユーザー数6,000万人を目指していきます。
具体的には、1,000万人の圧倒的なユーザーフローから発生するトラフィックとDBを活用し、新たに人材マッチング、家具・家電を中心とする売買カテゴリーや不動産・中古車カテゴリーに関連するビジネスを創造したいと考えています。
●人材マッチングビジネスの立ち上げ
現在、求人募集のカテゴリーを設けていますが、本格的に企業の求人とユーザーとのマッチングビジネスを開始予定です。ジモティーが仲介となり、事前の面談、資格書類のチェックなどを行い、安心して利用できる仕組みを提供していきます。
●売買・中古車・不動産カテゴリー事業の強化
「地域内で取引できる」というサービスの特性上、運送コストのかかる家具家電などは既に多く出品されています。一方、食品や洋服、本といった日常性の高いコンテンツは、さらに伸ばせる余地があると考えています。
ユーザーとトラフィックを稼ぐプラットフォームの役割を当社が担い、それを高収益率・高効率で利活用することが出来るM&Aを実施したいと考えています。
また、ユーザーの志向にあったコンテンツや広告を配信できるよう、データサイエンスにも注力しています。データサイエンスの強化によって、サービスの利便性や収益性を高めるとともに、人材マッチングに活かすことが目的です。
何を必要としているのか?
代表取締役:加藤 貴博
新規事業である人材マッチングビジネスを行う企業をはじめ、地域企業と接点のある企業とのM&Aを検討しています。
『ジモティー』ではエンドユーザーとなる消費者と接点が多い一方で、法人顧客と接点が少ないのが現状です。そこで、法人顧客へのチャネルをすでに有する企業を募集しています。当社が得意とする売買や人材、中古車、不動産領域に関連した事業を展開していれば、特に大きなシナジーが生み出せるのではないかと考えています。
事業拡大に向けて、人材強化も図っています。特に、当社はこれまで営業部隊を持たずに拡大していったため、営業組織に強みを持つ企業を歓迎します。
<対象領域>
●人材マッチング事業
●法人顧客チャネルを有する事業
●ローカル企業と接点が強い事業
・地元密着型の広告代理店
・地域情報誌・地域新聞などローカル情報を扱うメディア
●人材リソースを有する事業
・経営幹部候補
・経営企画や事業管理が行えるコーポレート人材
・エンジニア
・営業
何を提供できるのか?
●顧客基盤の活用
一番のメリットは、当社の豊富な顧客基盤を活用いただける点です。CGM(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)としては日本最大級であり、ユーザー数の多さが強みです。また、サービス全体の主なユーザーは40代以上の年齢層が中心ですが、人材・アルバイト領域においては20~30代のユーザーが多い傾向にあります。そのため、幅広い年齢層の方にリーチすることが可能です。
●オペレーションコストの削減
当社では徹底したマニュアル化により、オペレーションコストの削減を得意としています。カスタマーサクセスや採用・人材育成などにおいて、コストリダクションを行えるようノウハウの提供やサポートを行います。
●社内リソース・ノウハウの提供
エンジニアやカスタマーサポートは全て内製化しており、在籍するエンジニアなどのリソースを提供することも可能です。
●上場支援、内部統制構築のアドバイス
2020年に上場した経験から、上場準備の支援を行うことができます。また内部管理統制の構築に関するアドバイスなども可能です。
起業家・経営者に向けてひとこと
ジモティーの使命は、生活の中で生まれる問題を地域の人同士で補い合える仕組みを作ることです。
社内では「論語とそろばん」の話をすることがあります。収益も上げていきながら、きちんと社会課題を解決できるようなサービスを作っていきたい。どちらもバランスよく、大切にするのが重要だと考えています。
当社には「人の役に立つようなサービスを作りたい」という思いで入社するメンバーが多くいます。同じように、地元に貢献したい、持続可能な社会を実現したい……そんな思いで課題解決しながら成長していけるような企業様とお会いできるのを楽しみにしています。