募集の概要
- 買収対象領域
- 第2、第3の柱となる事業を獲得するために、メーカーのM&Aを検討しています。当社は和装やファッション、スポーツを得意としますが、この分野に限らず、ものづくり企業全般を幅広く対象としています。 ただ、当社の既存事業と近い商材(例えば雑貨やプロテインなど)を扱っているメーカーであればシナジーが生まれやすいといえます。 【当社の求める企業様像(一例)】 ・ニッチ領域でも業界No.1の商材を持っている企業 ・高い品質を実現できる独自技術を持っている企業 ・商品開発力や企画力、デザイン力を持っている企業 ・知名度やブランド力を持っている企業 ・独自の販売・販促のチャネルを持っている企業 ・中国に進出したいが現地のコネクションがない小売・飲食企業さん
- 実現したいこと
- 既存領域の強化
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 公開情報、決算書類、文書による質疑応答等をもとに、簡易的なデューデリジェンスや面談を通じて、私たちとのシナジーや貴社の事業成長性を判断させていただき、迅速に意向表明いたします。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短2ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
2009年に和装EC事業からスタートした京越は、和装卸、着物店舗・宅配レンタル、アパレル、スポーツなど多様な事業を展開しています。事業多角化がリスクヘッジにつながり、外的要因による経営への影響を最小限に抑え、安定成長を実現しています。
当社の武器は、自社工場(中国)による高品質な製造力、独自のルートでの商品調達力、試行錯誤を経て蓄積された販売力、ユーザーが真に求めているものをいち早く察知するリサーチ力、伝統にとらわれない自由な発想力、そしてチャレンジ精神旺盛な社風にあります。浮き沈みの激しいEC業界で創業以来、右肩上がりで成長を続け、和装EC業界では10年以上、業界トップシェアを獲得しています。
また、社長をはじめ多くの従業員が中国出身で、中国企業とのコミュニケーションが円滑に行えるため、日中貿易専門商社としての一面も持っています。各事業の概要は次の通りです。
●和装EC事業
自社で企画・デザイン・製造まで一貫して行っているオリジナル着物を中心に、小物や履物など和装アイテムをインターネットで販売。自社ECサイトの他、Amazon・楽天市場・Yahoo!などにも出店しています。他社に比べてデザインのバリエーションが豊富で、デニム生地のものや洗える着物などエンドユーザーのニーズに対応した商品開発力と、自社製造だから実現できる圧倒的な低価格で、和装EC業界では10年以上、トップシェアを獲得しています。
●和装卸事業
和装卸店や貸衣装店の他、小売店・旅館・飲食店などの業者向けの自社和装製品の卸売販売及びOEM生産を行っています。専門の営業部署を設けており、きめ細かな対応は顧客からの評価も高く、安定して業績を上げています。
●店舗レンタル事業
「京都着物レンタル京越」を3店舗運営(嵐山店・河原町店・清水店)。自社の強みを生かし、アンティーク着物やレース着物も含めた30,000着以上のレンタル着物を用意しています。また、着付けやヘアセットまで対応しており、20代の女性を中心に外国人観光客からも高い支持を得ています。
●宅配レンタル事業
着物から着付に必要な小物まで一式レンタルできる「京都かしきもの」の運営。「宅配」形態の強みを生かし、人件費や固定費などのコストカットを行うことで高品質な商品を低価格・日本全国往復送料無料で提供しています。
●アパレル事業
レディースウィッグをメインに、水着・コスプレ衣装等を扱うレディースアパレル、また細部にまでこだわった個性的なメンズアパレルをインターネットで販売。自社ECサイトの他、Amazon・楽天市場・Yahoo!などにも出店しています。
●スポーツ事業
トライアスロン用のウェアフィットネスグッズ、その他スポーツ関連の小物やアクセサリー、栄養補給食をインターネットで販売。自社ECサイトの他、Amazon・楽天市場・Yahoo!などにも出店し、事業立ち上げ以来、着実に売り上げを伸ばしています。
何を目指しているのか?
京越は、創業から数年後に和装EC業界でトップに立ち、その後も年率10%以上の成長率を維持しながらトップを走ってきました。引き続き安定的な成長を目指しますが、市場規模を考えるとまもなく頭打ちになると予測しています。
そこで、過去の成功事例を他の分野に横展開し、和装EC事業に次ぐ第二、第三の柱の確立を目指しています。すでにアパレル事業ではファッションウィッグがヒット商品となり、売上5億円規模に成長しています。
今後は既存事業を強化しつつ、新規事業にも積極的に挑戦します。そして、2023年時点で約42億円の売上高を2024年には50億円、2025年には65億円、2026年には80億円、2027年には100億円に伸ばし、株式上場を果たしたいと考えています。
【具体的には】
(1)既存事業の強化
2027年の株式上場という目標を見据え、和装ECを含む全ての既存事業の更なる売上げ強化に取り組んでいきます。特に年々需要が伸びているファッションウイッグの分野や、新しく立ち上げたスポーツ関連ジャンルの事業拡大を最重要課題としています。
(2)新規領域への進出
将来的にはグループでの経営も視野に入れており、アパレル・スポーツ事業以外にも新たな事業の柱を育てる必要があると考えています。そこで、数多くのヒット商品を作り、それを足掛かりに事業拡大に成功した和装品の事例をもとに、全くジャンルの異なる業界への進出も検討しています。
(3)日中間の貿易専門商社
当社は社長含め、従業員には中国の出身者が多く、中国企業とのコミュニケーションが円滑に行えるという優位性があります。他社より有利に貿易や交渉を進められるため、今後は巨大な中国マーケットを軸とした日中間の貿易専門商社への転換を目指しています。
何を必要としているのか?
代表取締役・呉 越
第二、第三の柱となる事業を獲得するために、メーカーのM&Aを検討しています。当社は和装やファッション、スポーツを得意としますが、この分野に限らず、ものづくり企業全般を幅広く対象としています。
ただ、当社の既存事業と近い商材(例えば雑貨やプロテインなど)を扱っているメーカーであればシナジーが生まれやすいといえます。
【当社の求める企業様像(一例)】
・ニッチ領域でも業界No.1の商材を持っている企業
・高い品質を実現できる独自技術を持っている企業
・商品開発力や企画力、デザイン力を持っている企業
・知名度やブランド力を持っている企業
・独自の販売・販促のチャネルを持っている企業
・中国に進出したいが現地のコネクションがない小売・飲食企業
強みや明確な根拠のない「自信」でも構いません。当社が求めているのは、商品を作るノウハウと人材です。販売や調達、財務面は当社にお任せください。
何を提供できるのか?
●中国での販売力・調達力
社長が中国出身であり、中国でのビジネスも行っています。当社の持つネットワークを生かし、貴社の商品を中国市場で販売する、あるいは中国から商材を調達するといったことが可能です。中国の提携工場を活用してもらうこともできます。巨大マーケット・中国でのビジネス展開にぜひ挑戦してください。
●ECサイト運営のノウハウ
国内ECサイトで業界トップシェアを維持し続けてきた運営ノウハウがあります。Rakuten EXPO AWARD、Amazonマケプレアワードなどの受賞歴も多数あり、効果的な広告戦略やブランディング構築・競合の分析・ブランディング・計画的なモール展開など、EC事業で成功するためのノウハウを余すことなく共有します。良い商品は持っているものの、販売は苦手という企業は特にサポートします。
●社員が働きやすい職場環境
社員が「京越で働くこと」を誇りに思える会社を目指しています。そのため、年齢や性別に関係なく、実績を残した人が最大限評価される人事制度を整備しています。新規事業の立ち上げに携わるチャンスも大いにあります。新たにジョインしてくれた企業の従業員にも同様の環境を提供します。
そのほか、ECを中心に和装卸販売・和装レンタル(店舗・宅配)・アパレル・スポーツと、これまで当社が獲得した幅広い顧客リストを活用したクロスセル戦略も可能です。
当社の持つノウハウはすべてオープンにし、リソースの提供を惜しみません。
起業家・経営者に向けてひとこと
当社は和装品のインターネット通販からスタートしましたが、そこにとどまるつもりはありません。今後は「日中貿易専門商社」として、まだまだ伸びしろのある中国市場にも積極的に進出し、事業を拡大していきます。
そこで、当社と同じく自社の商品やサービスに絶対の自信を持ち、今よりも会社を伸ばしたいという情熱を持つ経営者様とM&Aでパートナーシップを組みたいと考えています。当社はM&Aを単なる買収による親子関係とは考えておらず、ビジネスパートナーとしてお互いの事業を大きく飛躍させるための取り組みだと捉えています。
当社は経営理念にある通り「人」を大事にする会社です。お客様はもちろん、従業員も大切にできる方でなければ当社とは合わないと思っています。
その上で、引き続き経営に参画していきたい経営者様にはお願いがあります。
それは、当社にジョインした後も情熱や意欲を持って事業成長にチャレンジすることと、社員を大事にすることです。この2点を守ってくれれば何も言いません。自主独立的な経営をお約束します。
このようなご提案をさせていただく理由は、「売却して終わり」「売却後は、指示待ち」ではなく、当社のグループの一員として、当社の多様なリソースを得て、何をするのかに焦点を当てられる、高い成長意欲を持ち続ける企業と事業拡大を共に推進していきたいと考えているからです。
資金力への期待だけではなく、M&Aによって獲得した資金力にどれだけレバレッジを効かせて、成長につなげていけるのかを考えることができる経営者様と、パートナーシップを組みたいと考えています。
ぜひ当社のノウハウやリソースを活用して、大きな成長を目指してください!!