募集の概要
- 買収対象領域
- EC事業者、美容室など、サブスクに馴染みやすい業界において顧客基盤を持ち、システム・サービスの販売等を行う会社。 特に、LP制作・広告・ロジ・コールセンター・EC支援SaaSなど。
- 実現したいこと
- 新規事業の獲得
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 公開情報、決算書類、文書による質疑応答等をもとに、簡易的なデューデリジェンスを行った後、トップ面談を通じて、当社とのシナジーや事業の成長性を判断させていただき、迅速に意向表明いたします。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- EC事業者は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短2ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- あり
M&Aの戦略
何をやっているのか?
当社は、サブスクリプションビジネスの運営支援サービスとして、販売・顧客・入金・在庫などの管理機能と販売促進などの機能をワンストップで提供するクラウド型システム「サブスクストア」を運営しています。導入実績は、健康食品、食品・飲料、化粧品など、消耗品のEC事業者を中心に1,400社以上。この分野のリーディングカンパニーとしてトップシェアを確保しており、代表の私、佐川は、社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会の代表理事も務めています。2009年のサービス開始以来急速な成長を遂げ、2017年には東証マザーズ上場、2019年4月に東証一部への市場変更を果たしました。
2019年4月には、EC市場においてBtoCの約19倍の市場規模を持つBtoB領域への進出を図るため、掛け率設定など企業向け販売に必要な機能をカバーした「サブスクストアB2B」をリリース。同じタイミングで、従来のBtoC向けサービスもリニューアルを行い、特に大手のお客様からのご要望の多いカスタマイズニーズへの対応力を向上させました。事業領域・規模の両面で、今後より広範な市場を対象に導入拡大を図っていく体制が整ったと考えています。
何を目指しているのか?
当社は、世の中の「フロービジネス」のすべてを「ストックビジネス」へと転換していくことを目指しています。ストックモデルの中でも、サブスクリプションモデルは効率性や収益性に優れ、外部要因にも左右されにくいという特長があります。 私たちはより豊かで安定した社会を実現させるためにも、多くの企業のビジネスモデルをサブスクリプションビジネスに転換していきたいと考えています。
実際、リアルコマースにおいても、たとえばフィットネスジムなどはすでにサブスクリプションビジネスですし、定期的に利用する人の多い美容室、さらには飲食店なども、サブスクリプションモデルに馴染みやすい領域といえます。こうした領域を手始めに、今後EC以外の分野においても積極的にサービスの拡販を図り、サブスクビジネス化を通じたクライアント企業の収益安定化に貢献していくことを目指します。
顧客単価の向上に向け、オプションサービスの開発にも注力していきます。すでにリリースしているチャットボット提供サービスが好評いただいており、今後も市場ニーズをとらえたサービスを続々投入していきたいと考えています。
また、誰もが「サブスクならテモナ」と連想してくださるような未来に向けて、ブランディングも強化していきます。2019年4月のサービスリニューアルに合わせ、サービス名を従来の「たまごリピートNext」から「サブスクストア」へと改称したのもこの一環。タレントの宇治原史規さんを起用したCM動画も作成し、サービスサイト内での公開はもちろん、タクシー広告やWeb広告の展開も進めています。
何を必要としているのか?
事業成長のさらなる加速に向け、以下のような取り組みを進めていくにあたり、協力いただけるパートナーを求めています。
●新規顧客開拓
EC以外の領域への進出に向けては、先ほど挙げた美容室、フィットネスジム、飲食店に加え、学習塾、歯科医院などの業界に向けて、ビジネス展開されている事業者様と組み、それぞれの業界ならではの慣習やノウハウ等を吸収しながら、サービスの最適化を図っていきたいと考えています。M&A先としては、これら各業界において関連商材・サービスを販売している事業者様や経営コンサルティングを行っている事業者様などが候補になります。
食品や日用品を定期的に届けるサービスを行うなど、サブスク領域への進出が進む流通業界も、新規開拓市場として魅力的です。したがって、スーパーマーケットやドラッグストアを顧客に持つシステム会社などの事業者様と組む形も有望と考えています。
また、テレマーケティング会社や販売代理店などを仲間に迎え、営業力を強化していく方向性も検討します。
●サービス強化
新規市場の開拓と並行して、当社ビジネスの肝である「サブスクストア」「サブスクストアB2B」を進化させていくことも当然重要です。Webサービス運営において不可欠な機能であるWeb制作、カスタマー・リレーションシップ・マネジメント(CRM)、マーケティングオートメーション、さらにはWeb広告配信やLDAPサービス(ユーザやパスワード情報等の一元管理を可能にする)といった領域で、当社にない強みをお持ちの会社と出会えれば、積極的にM&Aを検討させていただきたいと思います。
また、オプションサービス開発の強化にあたっては、AIやビッグデータ領域に強い開発会社を仲間に迎えることができれば、可能性が大きく広がると考えています。
●EC事業者に向けたクロスセル
現在の主要顧客であるEC事業の周辺においては、物流システム、コールセンターシステム、フルフィルメント、さらには商品パッケージ制作や商品撮影などもクロスセルの望める領域として注目しています。
何を提供できるのか?
サブスクリプションビジネス向けプラットフォームの分野において、リーディングカンパニーとして走り続けてきた当社は、これまでに豊富な専門ノウハウを蓄積してきました。このノウハウと実績をベースに、これからは多彩な領域を新たにサブスク化していくというエキサイティングなフェーズに入ろうとしています。ご一緒に取り組んでくださる皆様には、サービスの新規導入先とそのお客様、ひいては対象業界全体に大きな変化をもたらしていく醍醐味を味わっていただけると思います。
Web系ビジネスやEC周辺ビジネスの会社様には、当社の持つ1,400社以上の顧客基盤を活用いただけます。併せて、当社がこれまでに培ってきたEC市場に対する知見や、マーケットニーズを起点にサービスをデザインしていく手法なども共有できます。
また、上場を目指している会社様に対しては、当社の経験を踏まえ、必要に応じてアドバイスやサポートをさせていただきます。
起業家・経営者に向けてひとこと
当社の社名「テモナ」は、「簡単に」や「たやすく」を意味する“てもなく”という言葉に由来します。当社サービスを通じ、事業者のビジネスと生活者の暮らしを“てもなく”していく――この理念に共鳴していただける事業者様との出会いに期待しています。
私は、M&Aにおいて、買い手と売り手はフラットな関係であるべきと考えており、仲間として同じ目線で経営チームとしてやっていくことができれば嬉しく思います。
まずは、お互いをよく知るために、本音で語り合いましょう。当社の理念と事業に関心をお持ちくださった皆様、お声がけをお待ちしています!