募集の概要
- 買収対象領域
- ●賃貸管理(マンション) ●原状回復工事 ●マンション建築を担う小規模なゼネコン ●優良不動産を保有する企業 ●Proptech企業
- 実現したいこと
- 既存領域の強化
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- まず、面談を通して、事業の成長性や当社とのシナジーの有無を判断いたします。詳細な検討を進める場合、1~2ヵ月程度のデューディリジェンスを経て基本合意契約に進みます。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短2ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
当社は、不動産業界を「リアル×テクノロジー」で変革する不動産テック事業を展開しています。
主軸となるのは、不動産の売却ユーザー、購入ユーザー、投資ユーザー等をオンラインでマッチングする「FANTAS platform」事業。取扱商材は、主に首都圏と関西、福岡のワンルームマンションです。昨今、老後資金不足の問題が浮き彫りになっていることを背景に、資産運用に関心を持つ人が増える中、ローリスクで投資できるワンルームマンションは、収益不動産として注目度が高まっています。
●FANTAS check
ワンルームマンションを対象としたAI査定買取サービスです。当社が不動産実業を通じて蓄積してきたデータと市場ビッグデータを学習させた自社開発AIが、リアルタイムで価格査定を行い、適正価格を算出するとともに、売却ユーザーの即時高値売却ニーズにお応えします。
●FANTAS repro
空き家を当社が買い取って再生する事業です。現在は一都三県の空き家を取り扱っていますが、将来的には全国へと対象地域を広げる予定です。
空き家の増加は昨今、社会問題化しており、2033年には3戸に1戸が空き家になると推測されています。空き家の取り扱いには非常に手がかかり、利益率の低い領域であることから、不動産業界でも敬遠される傾向にありますが、当社は空き家の情報収集、管理、再生に関わる煩雑な業務をテクノロジーで自動化し、効率化しています。
●FANTAS funding
ワンルームマンションや空き家を対象とする不動産運用プロジェクトに、一口1万円から投資できるクラウドファンディングサービスです。不動産特定共同事業電子化の直後、2018年にサービスを開始し、これまで100を超えるファンドを組成してきました。
直近では、コロナ禍における医療従事者向けの臨時住まいを提供するための取り組みも行いました。クラウドファンディングは、社会課題に対する大衆心理が活きやすい仕組みであり、今後も社会的インパクトを意識して意義あるプロジェクトを組成していきたいと考えています。
●各種メディア
オンラインユーザーとのコミュニケーションを深めるメディアを複数運営しています。オンラインで集まっていただいたユーザーをオフラインへ誘導し、シームレスなタッチポイントを創出することで「FANTAS platform」のユーザー(以下『FANTAS会員』)を集積し、さまざまな不動産サービスを利用いただいています。
当社は2010年の創業以来、毎年約150%の事業成長を続け、昨年は売上160億円を達成しました。FANTAS会員数も着実に増加し、約5万人に達しています。年齢層は20代後半~40代半ばがメインですが、属性も志向も多様化が進んできました。
今後も様々なサービスを開発し、収益基盤となる会員のすそ野を広げていきたいと考えています。
何を目指しているのか?
当社がビジョンとして掲げるのは「不動産マーケットにスマートな常識を打ち立てる」ことです。IT化が遅れている不動産業界は、労働集約型の業務や、顧客との情報の非対称性を前提としたビジネスのあり方など、多くの課題を抱えています。そうした中で私たちが目指すのは、テクノロジーを駆使して不動産業界の業務を効率化するとともに、あらゆる情報をオープンにして、不動産取引市場を活性化させることです。
現時点で展開しているマッチング事業やAI査定サービスなども、この大きな目標に向けた取り組みの一貫です。今後も、マーケットの中でイノベーションの可能性がある領域には積極的に参入していきたいと考えています。「FANTAS check」や「FANTAS funding」をはじめとする自社構築システムの外販にも積極的に取り組んでいきます。
不動産業界の年間売上高は40兆円以上(※)にも上るとされています。その大部分でイノベーションの余地が残されていると考えれば、不動産テックを手掛ける私たちの事業成長の可能性は、大きく広がっているといえるでしょう。
※財務省「年次別法人企業統計調査(平成30年度)」による。
また、日本ではまだハードルが高いと思われている不動産投資をもっと身近なものにしていくことも、私たちの重要なミッションです。そのためのトリガーと位置付けている「FANTAS funding」事業では、対象となるアセットの種類も増やしていく予定です。今後は、ワンルームマンションと空き家だけでなく、ペットホテルなどのオペレーショナルアセットも取り扱っていく可能性があります。
さらに、将来的には海外の不動産にもサービス対象を広げ、高利回りの期待できる海外の物件に気軽に投資できる世界観を作っていきたいと考えています。
何を必要としているのか?
「リアル×テクノロジー」のうち、リアル領域を担うパートナー様を募集します。特に注目しているのは、以下の領域です。
●賃貸管理
賃貸不動産管理会社様を仲間に迎えることで、賃貸物件のオーナーや賃貸物件入居者とリアルでの接点を増やし、「FANTAS platform」における顧客データ収集の核になっていただきたいと考えています。また、不動産売買と同様、情報の偏在や労働集約性が課題になっている賃貸管理領域に当社のテクノロジーを導入することにより、業務効率化とオープン化を推進したいと思っています。
●原状回復工事
賃貸物件の原状回復工事を手掛けられている施行会社様も候補となります。原状回復を内製化することで、空室期間を短縮し、投資用マンションの価値最大化を目指します。
●ペットホテル
「FANTAS funding」の投資対象のバリエーションを広げていくにあたり、ペットホテルを運営されている会社様との連携の可能性も検討しています。ペットホテル等のオペレーショナルアセットは、投資家参加型ファンドが組成しやすいことから、ユーザーの生の声を吸い上げることにも寄与するはずです。
上記以外では、物件数の確保を目的としたM&Aも検討可能です。マンションなどの不動産を所有するオーナー企業様、マンション開発を行うデベロッパー様、マンション建築を担う小規模なゼネコン様などが候補になります。
いずれも、首都圏、関西、福岡に営業エリアを持つ企業様を今回は対象とさせていただきます。
何を提供できるのか?
当社のテクノロジーを投入し、不動産業務の大幅な効率化を実現します。
賃貸管理を例に挙げると、家賃の入金チェックからオーナーへの送金、入居者入れ替えの時の手続きや原状回復の手配など、従来すべて人力で行っていた業務の多くをRPA化できます。例えば、退去後に修繕が必要な箇所をリモートで把握したり、原状回復工事をそのタイミングで最も施工費の低い業者へ発注したりすることにもテクノロジーを活用できるでしょう。管理費を下げながら物件数を増やし、収益を増大させます。
また、物件情報と顧客情報を紐づけて管理する独自のCRMを活用できる点も、メリットとして感じていただけると思います。これらの情報をMA(マーケティングオートメーション)と連携させることで長期検討客を効果的に追いかけ、成約につなげることが可能です。これまで特定の営業マンのノウハウに依存していた営業活動を、標準化かつ自動化できます。
こうした業務改革を、当社従業員の3分の1を占める優秀なエンジニアチームがスピーディーに達成することをお約束します。
起業家・経営者に向けてひとこと
当社の掲げる「リアル×テクノロジー」において、両者は決して対立する概念ではありません。むしろ、互いに融合することによって、これまでにない顧客体験・顧客関係を実現し、業界の課題を解決に導けると信じています。
今後5~10年の間に、国内の不動産マーケットは大きく変化するでしょう。すでにあらゆる業界でオンラインとオフラインの溝がなくなり、お客様との接点は極めて多様なものとなりました。不動産業界におられる方もその波を感じているのではないでしょうか。
そうした中、私たちはパートナー様と手を取り合い、イノベーションの余地のある領域へ挑戦し続けることで、マーケットの変革をリードする存在になりたいと思っています。
アライアンスを含めた柔軟な連携のあり方を模索したいと考えていますので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。ご連絡をお待ちしています!