募集の概要
- 買収対象領域
- 以下のいずれかの事業領域において事業を展開し、当社ビジョンを共有いただける企業 -電力、ガス、水道のスマートメーターおよびカメラやセンサー等を設置する電気工業会社 -ネットワーク・サーバー・クラウド等のITインフラ領域において、上流工程におけるプロジェクトマネジメント等の実績を有するエンジニアが在籍するSI/SES企業
- 実現したいこと
- シェア拡大
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 当社の戦略部門が、事業内容やその強みなどを一定の判断軸で検討させていただきます。その後、開示情報をもとにデューデリジェンスや当社役員・社長面談を経て、最終契約締結まで迅速に対応させていただきます。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 当社の事業との関連性のない企業、M&A後のシナジーが見込めない企業は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短3ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
 
 モバイルエンジニアリングサービスで培ったエンジニアリング力をIoTインフラ、ITインフラ領域に拡大。
ICTで世の中をもっと便利に
ベイシス株式会社(以下、Basis)は、インフラテック(インフラストラクチャとテクノロジーを組み合わせた造語)を得意領域とするグロース上場企業です。代表取締役社長の吉村 公孝(以下、社長の吉村)によって2000年に設立され、2021年にはインフラテック事業として東証マザーズ(現グロース)市場への上場を果たしました。200社を超える企業を顧客とし、創業以来一貫してテクノロジーを活用しながらICTインフラを創り、守り、支えています。展開しているサービスは、以下の3つです。
●IoTエンジニアリングサービス
電気やガスのスマートメーター、AIカメラやセンサー等のIoTネットワークの構築・機器設置・保守点検・運用監視を行っています。主要顧客は、電力会社・ガス会社・IoT機器メーカー、およびIoTソリューションベンダーなどです。
●モバイルエンジニアリングサービス
ソフトバンク・楽天・KDDI等の通信会社向けに、携帯電話基地局やWi-Fi設備の設置のほか、保守点検・運用監視まで幅広く行っています。
●ITエンジニアリングサービス
ネットワーク・サーバー・クラウド等のITインフラに特化したソリューションを提供しているSES事業、コンサルティングから開発・運用保守まで上流から下流までワンストップサービスを提供しています。
Basisは「ICTインフラ業界の多重下請け構造などを変えることで、業界や社会をよりよくアップデートし、世の中にとって必要不可欠な会社になることを目指す。」をコーポレートビジョンに掲げ、「ICTインフラ」という情報化社会を生きる人々の生活に必要不可欠な社会基盤の構築に携わっています。通信・電力・ガス・ネットワーク・サーバー・クラウド等のインフラ事業者に対し、設計・施工・運用・保守サービスおよび各種プロジェクト支援等のサービスを提供し社会インフラを支える役割を担っています。
何を目指しているのか?
「高コスト・低効率」「多重下請け構造」「担い手不足」の解決に向けたM&Aの実施
Basisは、成長戦略として売上高100億円という目標を掲げ、企業理念である「ICTで世の中をもっと便利に」することを目指しています。そのための取り組みの一つが、社長の吉村が謳う「日本のICTインフラ業界のアップデート」です。
(「革命」ではなく、「アップデート」という言葉を用いるのは、Basisのカルチャーが影響しています。業界の既存の人々へ配慮しながら、急進的な変革ではなく、「起点は自分だが、皆で一緒にアップデートを成し遂げる」というスタンスです。)
日本のICTインフラ業界には、元請けとなるプライムベンダーが多層化した下請けベンダーに業務を発注する多重下請構造が存在しています。この構造を開かれたものにするためにBasisは業界に先駆けて事業のDX化を推進し、日本の次世代インフラ構築に貢献する役割を担いたいと考えています。つまり、特定のベンダーに縛られず、品質、コスト、納期ともに最も高いインフラ構築パフォーマンスを得られる未来を目指します。
Basisは、自社の持つプロセス改善やDX活用の能力、経営力を活用し、以上のような取り組みを通じて、課題を多く抱えるICTインフラ業界の改革のみならず、世の中をより便利にすることを目指しています。それが、新たな付加価値を生み出せる環境創りにつながると考えており、M&Aもこの取り組みの一つとして捉えています。
何を必要としているのか?
 
 新たなサービスラインナップおよび顧客基盤の拡充
BasisのM&Aの軸は2つあります。一つは電気・設備工事会社をグループに迎えることです。具体的には、電力、ガス、水道のスマートメーターやカメラやセンサーを設置する工事会社になります。
もう一つは、ネットワーク・サーバー・クラウドの設計・構築・運用に関する知見やプロジェクトマネジメントの知見、CCNA・CCNP・LPIC・AWS認定試験などの各種関連資格合格相当のスキルを有するエンジニアが在籍する企業をグループに迎えることです。
「ICTインフラ業界のアップデート」の実現に向けて、「共に業界をアップデートするパートナー」のような存在になれると考えています。特に営業力や採用力強化を模索している事業者様とは親和性が高いと考えています。具体的に想定している分野は以下の通りです。
●スマートメーターおよびカメラやセンサーの設置、保守メンテナンス等を手がける工事会社
BasisのIoTエンジニアリングサービスは、近年著しく成長しております。この分野をさらに強化すべく、サービスおよび顧客基盤の拡大を目指します。スマートメーターの分野においては、特に新規顧客となる都市ガス会社や各自治体の水道事業者と関係を有する事業者に新たに参画いただくことで、グループ全体として、電力、ガス、水道といった基幹インフラ領域においてサービスおよび顧客基盤が拡大し、より強力な事業成長が実現できるものと考えております。
各種カメラやセンサーに関しては、近年、業種を問わずデータの取得・モニタリングのニーズが急速に拡大しています。Basisはこれら機器の大規模導入が見込まれるビジネス領域へ参入することを検討しております。具体的には、道路事業会社、鉄道会社、建設会社と関係を有する企業と連携を図ることで、交通インフラや大型プラント工場などへカメラやセンサーの設置、保守メンテナンス業務を担いたいと考えております。
●ネットワーク・サーバー・クラウドの設計・構築・保守・運用を手がける事業者
ネットワーク・サーバー・クラウドの設計・構築・保守・運用を手がける事業者様、特にITインフラに特化したエンジニアリングサービスを得意とする事業者様との連携を希望しています。今後の事業領域拡大を踏まえて、保守業務などの下流領域のみならず、高単価の上流領域へ事業拡大ができるような技術力の高いエンジニアを抱える事業者をより歓迎します。
社長の吉村は、情熱や時間をかけることで大きく成長する「ポテンシャルのある会社」に興味を持っています。業界を着実にアップデートし、共に未来を変えていけるような可能性を持った企業には特に注目しています。
M&A後は事業シナジーを最大化することを最優先とし、両社の企業文化および人材を尊重しつつ円滑な組織統合を推進してまいります。
何を提供できるのか?
 
 ●DXによる効率化・省人化の実現
BasisはBLASというクラウド型施工管理システムを自社開発しております。
導入企業は、アナログ業務を効率化することで、作業時間が大幅に削減されるといった効果が報告されております。これにより、現場作業の効率化に加え、アナログかつ人手不足が深刻化するインフラ業界において、少人数体制でもより多くの業務を効率良くこなせるようになるなど、生産性向上に大きく貢献します。
●全国拠点網の活用・営業力や顧客基盤
当社には柔軟な提案力とスピード感ある営業組織があり、顧客と強力な信頼関係を築いています。取引のある企業は、大手通信会社、ガス・電気などの大手企業、大手メーカーなど、業種を問わず200社以上となります。連携していただく企業様には、この営業力と顧客基盤をご提供することが可能です。
●上場企業としての安定感
上場企業としての経営基盤や充実したバックオフィス体制が弊社にはあります。勤怠・労務管理から、与信チェックなどのコンプライアンス関連業務まで幅広く対応可能な内部統制基盤やバックオフィス業務サポートなどが整っております。そのような環境を貴社へご提供することにより、エンジニアリングや営業などのより重要な業務に経営資源を集中させることが可能です。上場企業としての信用力を活かしつつ、貴社の飛躍に向けた協力態勢を整え、本業の洗練を支援します。
●採用・教育体制の活用
上場企業グループの一員として、採用時における知名度および信頼性の向上など、優秀な人材獲得へ貢献します。求職者としても、社会的信用度が高く安定した上場企業グループのもとで長期的なキャリアビジョンやキャリアパスを描くことが可能になります。
また、従業員の能力を最大限発揮できるようタレントマネジメントの推進にも取り組んでおり、採用戦略からプロフェッショナル人材育成に向けた環境づくりを支援します。
起業家・経営者に向けてひとこと
 
 Basisでは「チームワーク」を大切にしています。個人としてだけではなく、チームでの成長・成功を一番に考え、支え合う。そのような「思いやり」の気持ちを大切にし、お客様に喜んでいただくことのみならず、お互いを思いやる社員一人ひとりの行動が会社の成長に繋がっています。今後も「Basisの強みは人財」と言われるようなカルチャーを大切にしながら、顧客の課題解決に取り組んでいきます。そんな当社の想いに共感し、共に成長していける企業との出会いを楽しみしております。
Basisでは、M&Aを単なる買収による親会社と子会社としての結びつきだとは考えていません。「ICTインフラ業界のDX化を推進し、日本の次世代インフラ構築に貢献する役割を担いたい」という想いが当社と同じように強い企業、成長意欲のある企業と共に、日本のICTインフラに貢献していく中で事業を大きく飛躍をさせるための取り組みであると捉えています。
「Basisと共に更なる成長ステージをどう切り拓いていくか」を考え続ける企業と事業拡大を共に推進していきたいと考えています。
 
 