当社は、「不動産投資を変え、社会を変える」というミッションのもと、不動産投資のDX化を通じた不動産投資の民主化を目指して『CREAL（クリアル）』の事業を展開しています。

不動産投資は、金融市場の影響を受けにくく、リターンが安定しやすいという特徴があり、プロ投資家のポートフォリオに欠かせない資産運用手段の1つです。ところが、一般の個人投資家にとって不動産投資は、多額の資金や手間、リスクといったハードルが付きまとい、手を出しにくい状況が続いていました。

そこで当社は、クラウドファンディング技術を利用して、一般の個人投資家でも、オンラインで一口1万円から「手軽に」「わかりやすく」「安心して」不動産投資を始められるサービス『CREAL』を創出しました。

現在、『CREAL』『CREAL PB（クリアルピービー）』『CREAL PRO（クリアルプロ）』の3つの事業を展開しています。

【主な事業内容】
●CREAL
個人投資家向けの不動産ファンドオンラインマーケットです。クラウドファンディングの手法を導入し、一口1万円からさまざまな不動産へ投資できるのが最大の特徴です。一連の投資プロセスはWEBで完結し、運用はプロに任せながら、手軽に資産運用状況を確認できます。

不動産関連情報を、動画やイラストを用いて明瞭に解説しており、投資初心者の方でも安心して投資していただけるよう情報の透明性を高めています。更に投資商品に対して当社も一緒に出資する為、想定通りに収益が生じなかった場合のリスクを最小限に抑えられます。

●CREAL PB
DXを活用した個人向け不動産投資運用サービスです。対象は1,000万円からの現物不動産投資です。当社独自のITツールで、所有物件の運用状況を管理できます。

●CREAL PRO
1億円からの現物/証券化不動産投資を対象とした、機関投資家や富裕層等プロ投資家向け不動産ファンド事業です。

当社の投資物件は、レジデンス、ホテル、ヘルスケア施設、物流施設や保育所など多岐に渡ります。
社会に必要でありながら資金供給が追いついていないアセットを資産運用の対象とすることで、資産運用と社会への価値還元の両立を目指しています。

オンライン不動産投資の日本における市場規模は、2032年時点で約7.8兆円まで拡大すると予想されています。中でも、不動産クラウドファンディングを通じた個人・機関投資家の参入が、市場拡大を牽引すると見込んでいます。

今後、不動産投資商品の発展、並びに投資対象アセットの拡張を通して、更なる事業拡大を図ります。

【具体的な施策】

●不動産投資商品の発展
特別目的会社（SPC）を介在させたクラウドファンディング商品を開発すべく、不動産特定事業法第3,4号の許可取得を推進中です。
今後は、投資家の出資持分の流動性を高めたオープンエンド型のクラウドファンディング商品も展開予定です。
その他、任意組合型の小口化商品なども検討しております。

●投資対象アセットの多角化
再生可能エネルギー施設や未公開株投資のほか、海外での投資案件などオルタナティブ投資対象の拡充を検討しております。

将来的に目指しているのは、あらゆるオルタナティブ投資を対象とした資産運用プラットフォームを創出することです。
不動産のみならず、未公開株や航空機・船舶といったオルタナティブアセット領域をカバーするプラットフォーマーとして、DXを用いて『資産運用を変え、社会を変える』ことを通じて、あらゆる投資家の幅広いニーズに応えていきます。

当社は、投資意欲の高い顧客を多数抱えており、これらロイヤリティの高い投資家に対する運用商品の拡充に資する事業は優先的に検討しており、以下の領域の事業を求めています。

●不動産関連会社
デベロッパーや賃貸管理（プロパティマネジメント）を行う企業を求めており、更なる事業規模拡大並びに運用商品の拡充を目的として積極検討いたします。
また、リノベーションの企画・実施等、不動産自体のバリューアップに資する事業を営む企業についても対象となります。

●各種施設（ホテル、老人ホーム、保育所その他）の運営会社
ホテル、ヘルスケア関連施設（老人ホーム、病院など）、教育関連施設（保育所など）、物流関連施設（倉庫、セルフストレージなど）を運営する企業を想定しています。
各運営会社に賃貸する不動産の取得を通して当社の運用商品を拡充することが狙いであるほか、不動産投資のバリューチェーンを網羅するという意図もあります。
　
●不動産テック関連会社／フィンテック関連会社
不動産・金融に関わるITプロダクト・ソリューションを有する企業と協業することで、サービスラインナップの拡充と技術力の強化を図りたいと考えています。特に不動産管理や資産運用に関連するテック事業を歓迎します。

●資産運用会社／資産運用商品の販売会社
資産運用会社（アセットマネジメント会社）や資産運用商品を販売する企業と手を組み、さらなる投資家獲得並びに取扱商品の拡大に繋げたいと考えています。
資産運用会社について具体的には、当社と同様に不動産クラウドファンディングを運営する企業や、不動産以外のクラウドファンディング事業者、金融商品取引業者等がターゲットとなります。
（具体的には、不動産特定共同事業者（第1号）、第一種金融商品取引業、第一種少額電子募集取扱業務、第二種金融商品取引業（電子申込型電子募集取扱業務）、投資運用業 等を想定しています）

その他、当社を技術的に支えてくれるシステム開発会社なども対象としております。

●ファイナンス（クラウドファンディング／金融機関借入）
不動産購入については、多数の意欲的な投資家とクラウドファンディングの手法を組み合わせ、スピーディーな資金調達が可能です。
また、上場企業としての信用力や各金融機関とのリレーションを生かし、借入額の増大や低金利での調達に貢献できます。

●顧客基盤
個人投資家から機関投資家まで、投資意欲の高い顧客を数多く抱えています。中でも『CREAL』を利用する個人投資家は、30〜50代を中心に約5万人おり、9割がリピーターとなっています。この顧客基盤を活かし、自社サービスのクロスセルにつなげることができます。

●システム開発力・デザイン力・マーケティング力
社内でエンジニアチームを有しているため、必要に応じて、ITプロダクト・ソリューションの共同開発を行います。また、エンジニアだけでなく、デザイナー、マーケターも多数在籍しております。自社事業へのテック導入を検討している企業は、当社のシステム開発力・デザイン力・マーケティング力をフル活用してください。

その他、各種事業者（ホテル運営会社・保育事業者・介護事業者等）に対しては、当社が不動産を取得・開発の上、賃貸することにより、各事業者様のバランスシートを使うことなくスピーディーな施設展開が可能です。また、必要に応じてITシステムの開発提供も可能です。

不動産業界は、DXの遅れが目立ち、人材不足も深刻だと言われてきました。そんな中当社は、テックをかけ合わせることで、不動産業界を刷新しようとしています。最近では、優秀な若手人材も多数入社。不動産のみならず、ファイナンス、ITのプロフェッショナルが揃う環境が、人材採用におけるアドバンテージとなっています。

とはいえ、不動産業界の中でも、「投資」プロセスをDXするという試みは、まだまだ新しい領域。当社にも足りないパーツはたくさんあります。だからこそ「新しい産業を一緒に作り出していこう」という、高い意欲を持った企業との出会いを心待ちにしています。