募集の概要
- 買収対象領域
- ■自社のECサイトを通じたO2O戦略推進のパートナー ●D2C/EC ●IoT商材(ウェアラブル端末、スマート家電など)開発 ●DX支援 ●アプリ開発 ●Web制作 ●チャットツール開発 ●Webマーケティング ●比較サイト運営 ●Webメディア ■その他、当社事業領域と隣接する事業
- 実現したいこと
- 新規事業の獲得
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 面談には代表の後藤が必ず参加いたします。目指すべき姿が一致し、共に成長するストーリーが描ける場合は、1~2ヵ月程度のデューディリジェンスを経て基本合意契約に進みます。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短6ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
ディ・ポップスグループは、首都圏でモバイルショップ事業を展開する株式会社ディ・ポップスを核に、グループ内の14社が互いに連携しながら、通信業界とIT業界及びその周辺業界において、30に及ぶ事業を展開しています。
1998年に株式会社ディ・ポップスを設立した当初から、私たちは、将来の多角的な事業展開を見据えていました。大きな展望の下、まずは事業展開のプラットフォームとして、立地に優れた店舗ネットワークを構築することに注力。渋谷、新宿など首都圏の一等地に、現在70店舗を展開しており、100店舗の達成を目指して出店を続けています。
この店舗網をベースに、2006年ころからスタートした新事業創出においては、自社商材の開発が重要な目的の1つとなっています。ディ・ポップスで運営する約70店舗のうち、キャリアショップは約半数。残りの半数は当社の独自ブランド「TOP1」のショップであり、ここでは品ぞろえ、キャンペーンなど、当社の裁量で全ての販売戦略を推進しています。この販売力を生かし、これまでに、端末故障時の修理保証サービス、大手MVNOと組んで展開するWi-Fiサービスなど、ストック型の商材を独自に開発してきました。「TOP1」ショップでこれらのストック商材を重点的に販売することにより、収益の安定化を図っています。
自社商品開発と並び、新事業創出におけるもう1つの軸を成しているのが、モバイルショップ事業で培った各種ノウハウの外販です。同じモバイル業界に特化したセールスプロモーション事業、次いで人材派遣事業を立ち上げたのを手始めに、アパレルなど他業界の店舗ビジネスも対象とする人材派遣、商業施設でのイベント企画、さらにはモバイル業界向けの販促コンサルティングと、続々と事業化してきました。
2017年ころからは、M&Aも積極的に推進しています。最初にM&Aでグループに仲間入りしたのは、店舗ビジネスには欠かせない、広告やPOPのデザイン事業。続いて、今度は自社商品の開発力アップの一環として、量販店や大手ECサイト向け商品の企画販売事業のM&Aを行いました。通信キャリア出身者が立ち上げたこの企画販売事業では、海外工場への製造委託ルートも持っており、価格競争力のある商品を作ることが可能。スマートフォンアクセサリーから各種健康グッズまで、幅広いアイテムを取り扱っています。こうしてEC関連事業を取り込んだことを受け、次はWeb上での販促力を高めていくうえで必要となるWebメディア事業の買収を行い、ライターのネットワークやWebメディア運営ノウハウを手に入れました。
2018年には、クラウドSIMを搭載し、日本を含む世界100カ国以上で使えるWi-Fiのレンタル事業を取得。これにより、自ら通信サービスの料金設定や顧客管理を行えるポジションを獲得しました。この商品は、イスラエルの企業と共同開発した商品で、日本とアジアにおける独占販売権を我々のグループ会社が取得しました。Wi-Fiに関しては、先行してグループ内にて、訪日外国人向けWi-Fiレンタル事業を立ち上げていたため、このM&Aにより、インバウンドとアウトバウンド双方のニーズに対応できる体制が整いました。
ディ・ポップスグループは、その後もさらなる新領域開拓を推進。法人向けのモバイルコスト削減・電気代削減のコンサルティング事業、通信大手向けの人材・BPO事業・採用支援事業・従業員研修事業、Webマーケティング、システム開発、アプリ開発と、M&Aも活用しつつ、カバー領域を広げています。
グループ内に30事業と聞くと、「経営リソースが分散化し、成功確率が下がるのでは?」と懸念される向きもあるかもしれません。しかし、当グループの場合は、円と円が重なり合うように、既存領域に隣接する領域を末広がりに広げてきたため、関連する事業間でノウハウを共有でき、顧客も相互に送客できることが特長。これを当社では、「コングロマリットディスカウント」ならぬ「コングロマリットプレミアム」と呼び、有機的な領域拡大から生まれるメリットの最大化を追求しています。
何を目指しているのか?
今後、ディ・ポップスグループが向かうべき方向性を考えるにあたり、キーワードは2つあると考えています。1つは、ウェアラブル端末やスマート家電などの「IoT」領域。5Gの導入に伴い、今後大きく需要が伸びていくことが予想されます。もう1つのキーワードは「EC」。当グループの強みである店舗ネットワークとECの融合を図っていくことは、以前から計画していましたが、今回の新型コロナウィルスの影響による外出自粛を受け、その重要性を一層感じています。
これまでEC領域では、大手ECサイトへの卸事業を手掛けてきましたが、2020年6月からディ・ポップスグループ独自のECサイトを立ち上げ、スマートフォンアクセサリー商材なども取りそろえつつ、リアルの「TOP1」ショップと同じく、Wi-Fiや修理保証サービス等、継続的なフィーの発生するストック型商材の販売に、特に力を入れていきます。
ECサイトから店舗へ、お客様対応をシームレスに引き継ぐO2O(Online to Offline)戦略も進めていきます。自社メディア(スマホ相談窓口フォンシェルジュ)ではサイト上での来店予約や商品受注を可能にし、たとえば発売時に行列ができるような人気端末の受け取りもスムーズに行える仕組みを整えます。
商材の面では、IoT系の新たなストック商材を投入していきたいと考えています。ディ・ポップスのグループ会社が通信システムや決済の仕組みを構築し、機器メーカーと組んで、競争力ある商品を開発していくことを想定しています。
世の中にはまだ存在していなく、お客様に求められている商品は多数あります。そのようなお客様のニーズを満たす事が出来る商品をこれから、多数開発しお客様にお届けする事が我々のミッションだと考えています。
充実したECサイトを窓口に、多くのユーザーを集め、潜在ニーズを掘り起こし、ディ・ポップス店舗への来店も促す。店舗では、サイト訪問時に収集した顧客情報に基づき、質の高い接客を行うことにより、ロイヤルカスタマーを増やしていく――この理想のサイクルを早期に実現するため、必要なリソースの投入を加速していきます。
何を必要としているのか?
ディ・ポップスグループでは、このようにグループ全体のリソースを活用し、ECサイトの他にも、様々なデジタル戦略を加速していくため、一緒に取り組んでくださるパートナーを求めています。
たとえば、D2C(Direct to Customer)事業を手掛けている会社であれば、当グループで今後、自社商材開発も進めていく中で、お持ちのノウハウを全方位的に役立てていただけるでしょう。もちろん、販売機能のみのECサイトやIoT商材の開発会社も候補になります。また、DX支援に強みを持つ会社を迎え、当社O2O戦略の策定・遂行において協働していく方向性もあると思っています。
制作領域に関しては、アプリ開発、Web制作、チャットツール制作などの経験をお持ちの会社を歓迎します。特に優秀なエンジニアを社内に抱えている会社は魅力的です。
集客力の強化も重要なテーマとなるため、Webマーケティングに強い会社も候補になります。また、他社サイトへの送客力を高めていくうえでは、比較サイトの運営会社にも関心を持っています。
以上が今回、最も重点的に検討させていただきたい領域ですが、候補対象はこれらに限定しているわけではありません。「何をやっているのか?」で紹介した事業領域と“円が重なる”事業であれば、シナジーを創出していける可能性があります。まずは、お気軽にお声掛けいただきたいと思います。
何を提供できるのか?
人材、商材、資金、販売網、取引先ネットワークなど、当グループが20年以上かけて培ってきたリソースを活用し、貴社の成長戦略を加速させていくことに貢献できます。これまでのグループ会社立ち上げやM&Aなどの経験を通じ、多くの若手経営者と関わってきた中で、どんな経営者もそれぞれに課題を抱えていることを感じてきました。まずはざっくばらんに語り合いながら、重要課題を洗い出し、必要なリソースを投入していくことで、成長スピードを飛躍的に高めていけると考えています。
たとえば、量販店や大手ECサイト向け商品の企画販売事業を手掛けるグループ会社の場合、同社をディ・ポップスグループに迎えた後に「WIFI」事業や別のWi-Fiレンタル事業のM&Aを行い、さらにディ・ポップスグループの訪日外国人向けWi-Fiレンタル事業も含めて、同社に集約。結果、売上規模は、グループ入り後の2年弱で10倍近くまで拡大しました。M&Aによって有力商材がそろったことに加え、通信キャリア出身、大手SIer出身、そしてディ・ポップスグループ出身の人材が集まり、バックグラウンドの異なるメンバー間の化学反応が起きる中、発想力の点でも磨きがかかっています。
広告・POPデザイン事業の場合も、ディ・ポップスグループに入ったことで、まず販路が大きく広がりました。当社の取引先は、通信キャリア、同業のショップ運営会社、量販店、商社など幅広く、これらのパイプを通じて、新規クライアントを開拓できています。また、通信キャリアから当グループに入ってくる商品やキャンペーン等の情報を活用し、毎月内容を更新する、POPのひな型データの提供サービスをスタート。月額課金のサービスモデルを構築、運用できたことで、典型的な労働集約型だったデザイン事業のストックビジネス化が進み、従業員の残業時間も大幅に減らしながら、生産性を大きく上げることを実現しました。
なお、当社は100%買収にはこだわっていません。社長が何割か持っていたいということであればそれもOKですし、上場を目指すのであればそれも応援します。逆にディ・ポップスグループの株式を持っていただくことも可能ですし、従業員の持株会もあります。
ディ・ポップスは非上場ながら、配当も毎年出しています。関わるメンバー全員でグループを成長させ、企業価値を高め、リターンをシェアするという考え方の下、経営者様にも、従業員の皆さんにも、主体的にグループ運営にコミットしていただける環境があります。
起業家・経営者に向けてひとこと
代表の私、後藤は、もともと「若者がチャレンジできるステージを創りたい」という思いを起点に、ディ・ポップスを創業しました。組織の規模が大きくなった今もその思いは変わらず、作りたいのは「努力した人が必ず報われる」会社。非上場のメリットとして、短期的な株価の変動に左右されることなく本質的な経営ができることから、売上や利益のみを見て、グループ会社にプレッシャーをかけるようなこともありません。
グループ内では持株会社であるディ・ポップスグループの下、全てのグループ会社がフェアな並列関係にあります。ぜひ、みんなが成長し、ハッピーになれる会社、かつ事業を通じて社会に貢献できる会社を目指し、対等な仲間として切磋琢磨していきましょう。ご連絡をお待ちしております!