募集の概要
- 買収対象領域
- ●コールセンター ●出版社・編集プロダクション ●終活領域に関連するWebサービス、Webメディア ●終活領域のベンチャー企業(葬儀、お墓、仏壇、相続、介護、不動産といった領域で、新たなアイデアやテクノロジーで独自のサービスを展開している企業)
- 実現したいこと
- 新規事業の獲得
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- まず、ディスカッションやメッセージを通じて、事業の成長性や当社とのシナジーの有無を判断いたします。面談には経営企画部長が必ず参加いたします。目指すべき姿が一致し、共に成長するストーリーが描ける場合は、1~2ヵ月程度のデューディリジェンスを経て基本合意契約に進みます。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 葬儀社や仏壇仏具店、石材店、介護施設、寺院・霊園などは、当社の顧客に当たることから、検討対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短2ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
鎌倉新書は、高齢化がますます進展する「超高齢社会」のなかで、終活領域において多様なニーズ・課題に応えるサービスを、主にインターネットを使って提供しています。
1984年に会社を設立した当初は、出版社として仏教関連の雑誌・書籍を発行しており、その後、葬儀や墓石、宗教用具等の業界をターゲットとした出版社へと方向を転換しました。次いで、インターネット時代を迎えた中で、「出版」は情報を伝達するための一つの手段に過ぎないと考え、自社を「価値ある情報を提供する“情報加工業”」を行う会社と改めて定義。セミナー企画やコンサルティング、インターネットのポータルサイト運営といったサービスを展開してきました。今では、インターネットサービスでの収益が9割の会社になっています。
現在、提供しているサービスとしては、まず、それぞれの分野で日本最大級のポータルサイトとなっている『いい葬儀』『いいお墓』『いい仏壇』があります。また、葬儀・お墓・仏壇などと併せて検討する人の多い、「遺産相続」や「死後事務」といったニーズに対応するサービスとして、『いい相続』も展開。いずれもWeb上で、情報収集から、サービス選定、口コミの閲覧、問い合わせなどを行うことができ、多くのユーザーに利用されています。葬儀の延長線上としての「お別れ会」をプロデュースするサービス『Story』も好評です。
最近は、終活領域全体に視野を広げ、『いい不動産』『いい保険』『いい介護』などの新サービスも次々とスタートさせています。
インターネット以外の領域では、終活領域の事業者様や個人様に向けたセミナーの企画・運営、葬儀業界・石材業界・仏壇業界などに向けたコンサルティングサービスを行っています。
何を目指しているのか?
私たちが目指すのは、終活領域の社会インフラを提供することです。一度きりの人生の締めくくりにあたり、誰もが納得する終活をして、「いい人生だった」と思って最期を迎えられる。そのような社会を実現するために、終活領域におけるありとあらゆるニーズ・悩みに応えるサービスを提供することが、私たちの使命だと考えます。
サービスラインナップを充実させていく中で、ニーズは大きくても、収益自体は大きくならないものも出てくる可能性がありますが、それでも構いません。幅広いサービスをトータルで提供することで、信頼性が高まり、企業全体として長期的な成長を実現できると考えるからです。今後もユーザーの立場に立って、顕在的・潜在的なニーズをくみ取りながら、新しいサービスを創出していきたいと考えています。
何を必要としているのか?
既存のサービスの強化とともに、さらなるサービスラインナップの充実を図るため、M&Aを検討しています。具体的には以下のような業種を求めています。
●コールセンター
終活にまつわる相談を承るコールセンターは、当社にとって重要な顧客接点です。これを強化するために、コールセンターを運営している事業者様を求めています。
●出版社・編集プロダクション
当社は今やWebサービス中心の会社になりましたが、紙媒体には紙媒体の優位性があることから、出版部門も活動を続けています。特にシニア層においては、紙媒体への根強いニーズがあります。書籍、雑誌、パンフレットなどの制作ノウハウがある事業者様をグループに迎えたいと思います。
●Webサービス、Webメディア
終活領域に関連する自社サービスをWeb上で提供している事業者様を求めています。当社の事業とシナジーのある分野であれば、WebメディアそのもののM&Aも検討します。
●終活領域のベンチャー企業
葬儀、お墓、仏壇、相続、介護、不動産といった領域で、新たなアイデアやテクノロジーで独自のサービスを展開している事業者様を求めています。
なお、葬儀社や仏壇仏具店、石材店、介護施設、寺院・霊園などは検討対象外とさせていただきます。それらの事業者は当社のお客様であり、お客様と競合することは避けたいからです。また、そのような会社をグループ内に持ってしまうと、Webサイト上で自社のサービスに誘導する状況が生まれかねません。当社はあくまでも、ユーザーとサービス提供者をマッチングさせる部分での情報提供サービスにこだわっていきます。
何を提供できるのか?
当社は終活における多種多様なメディアを展開し、葬儀社や仏壇仏具店、石材店、介護施設、寺院・霊園といった事業者や、多くの一般ユーザーとお取引を行っています。この膨大な顧客基盤を生かし、クロスユースを図ることにより、貴社の売上の増加や新たなサービスの展開などを実現していただけるはずです。
また、当社は、社員満足を非常に重視する会社です。モノを販売しない情報加工業において、利益の源泉となるのは人材。いかにして優秀な人材を集め、育てるかが、ビジネスを成功させるポイントです。そこで当社は、待遇・福利厚生や教育研修制度を充実させ、入社年次にかかわらずさまざまなチャンスを与えるなど、働きやすい職場環境づくりに注力してきました。そのような制度や環境を、M&Aによってグループ入りした事業者様にも導入したいと思います。
なお、当社は2015年に東証マザーズに上場し、2017年には東証一部市場に指定替えを果たしました。上場企業としての信用力やブランド力を、貴社ビジネスのさまざまな側面において生かしていただけると考えます。上場会社の一員として、経営管理制度の整備などが必要な場合にもサポートさせていただきます。
これまでのM&A実績としては、2019年2月に、海洋散骨サービスを行う株式会社ハウスボートクラブを子会社化しています。同社の子会社化により、伝統的な方法にとらわれない葬送を望むユーザーに対して、新たな選択肢を提示できるようになりました。
また、2019年12月には、在宅医療×ITの領域でサービスを開発する株式会社3 Sunnyと業務提携を行いました。3 Sunnyが提供する医療機関向け業務支援システム『ケアブック』を主軸に、医療機関の退院支援業務の効率化を支援するとともに、退院患者や家族に対して、鎌倉新書のサービスのご紹介を行っています。
起業家・経営者に向けてひとこと
当社の企業理念は、「私たちは、人と人とのつながりに『ありがとう』を感じる場面のお手伝いをすることで、豊かな社会づくりに貢献します」。人生のさまざまな局面で、「ありがとう」を感じる瞬間を社会の中に増やしていくために、当社は事業を行っていきます。利益はその結果としてついてくるものであり、利益ありきの発想で事業を広げていくことは考えていません。
このような当社の理念に賛同してくれる事業者様と、活発な議論を交わしながら、シナジーの可能性を探りたいと思います。ご連絡をお待ちしております。