募集の概要
- 買収対象領域
- ●クラウドシステムの受託開発 ●セキュリティサービスの開発、運用 ●AIやビッグデータの利活用 ●ITコンサル、DX支援、IT教育
- 実現したいこと
- 既存領域の強化
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- ディスカッションやメッセージ、資料などを通じて、当社事業とのシナジーの有無を確認いたします。 その後、社長もしくは他の経営メンバーとの面談を経て、両社が共に成長するストーリーを描ける場合は1~2ヵ月程度のデューディリジェンスを経て基本合意契約に進みます。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と関連のない領域は検討の対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短3ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
SBテクノロジーは、ソフトバンクグループのICTサービス事業の中核を担う会社です。「情報革命で人々を幸せに ~技術の力で、未来をつくる~」をミッション(存在意義)に掲げ、「クラウド」「セキュリティ」をキーワードに、多様なICTサービスを提供しています。主な事業内容は、以下の4分野に分かれます。
●ビジネスITソリューション(BIT)
事業部門向けのクラウドビジネスを展開しています。主にグローバル製造業や建設業、農業のお客様をターゲットに、AI、IoT、VR/ARといった先端技術を活用しながら、ビジネスの成長を支援しています。
●コーポレートITソリューション(CIT)
全社・管理部門向けのクラウドビジネスを展開。大手企業や官公庁、自治体向けに、「Microsoft 365」や「Azure」などクラウドサービスを活用したソリューションの提供や、自社サービスである「clouXion」などを使ったセキュリティ環境構築を行い、お客様の働き方改革やDXを支援しています。
●テクニカルソリューション
ソフトバンクグループ各社に対して、オンプレミスやプライベートクラウドのシステム開発やサーバーなどの機器販売、構築、運用保守サービスを提供しています。
●ECソリューション
EC運営代行やECサイト構築、蓄積されたデータの活用までを行っています。現在は、主にノートン公式オンラインストア「ノートンストア」関連の業務を手掛けています。
当社の前身は、1990年に設立されたソフトバンク技研です。その後、ソフトバンクの情報システム部門でネットワークを取り扱う会社や、海外ソフトウェアのローカライズを専門としていた会社が集まり、当社が誕生しました。多様な技術を持つ人材の集団であることが当社の強みになっています。
クラウドを活用したビジネスにはいち早く取り組み、2009年からマイクロソフト社のクラウドサービスの提供を開始。現在では、「Microsoft 365」「Enterprise Mobility + Security」「Teams」「Azure」「Dynamics 365」のほか、自社独自ソリューションなども展開しています。大手企業を中心としたクラウドサービスの導入社数は約1,100社を数え、国内トップクラスの実績です。
また、自社セキュリティ監視センターから24時間365日体制でシステムの運用・監視を行う、マネージドセキュリティサービス(MSS)を提供していることも特徴の一つ。当社のMSSは、海外に進出している国内企業向けに、英語対応も可能となっています。
何を目指しているのか?
当社は「日本企業の競争力を高めるクラウドコンサル&サービスカンパニー」という長期目標のもと、「サービスプロバイダーへの進化」「コンサルティング&ビジネスITの創出」の2点を重点テーマに掲げ、中期経営計画を推進しています。
「サービスプロバイダーへの進化」のためには、①サービス化につながるシステム開発、②クラウド&セキュリティのサービス化推進、③パートナーセールスの確立と強化 の3点に注力します。
一方、「コンサルティング&ビジネスITの創出」に向けては、①既存ビジネスのクラウド・DX推進、②IoTや先端技術を活用した新ビジネスの協創、③スクラム開発の浸透 を進めていきます。
たとえば、CIT領域では、社内ネットワークを守ることに特化した従来の境界型セキュリティから、社内外を問わず、すべてのアクセスを信頼しない「ゼロトラストセキュリティ」への移行ニーズが高まっています。当社では、クラウドとセキュリティの豊富な知見、24時間365日の監視体制などを生かし、「ゼロトラストセキュリティ」の構築を支援していきます。
また、BIT事業においては、引き続き製造業、建設業、農業の3セクターにフォーカス。非効率な業務プロセスをクラウドによって効率化したり、IoT、AI、VR/ARなどを使って新しい業務のやり方を導入するなどして、企業の成長を支えていきます。
これらの取り組みなどによって、成長領域であるCIT、BITを伸ばし、中長期の目標達成を目指しています。
何を必要としているのか?
佐藤 光浩 取締役 副社長執行役員 CSO
SI市場は、企業のDX化の動きに伴って成長し続けていますが、競争環境は激しく、エンドユーザーの要求も高まっています。こうした中、当社は今後、売上シェアの拡大を通じて市場におけるプレゼンスを確立し、競争力を強化していくことが重要だと考えており、そのためにはエンジニア人材の確保が必須です。また、CIT領域を伸ばしていくためには、自社サービスの開発に一層力を入れていく必要があります。これらの課題を解決する手段として、以下の領域でM&Aを検討しています。
●システムの受託開発に携わる企業、クラウドに関連するサービスを展開する企業
クラウドシステムの企画・構築・運用保守、オンプレミスからパブリッククラウドへの移行など、クラウドに強いシステム開発会社を求めています。マイクロソフト製品はもちろん、AWS(Amazon Web Services)やGCP(Google Cloud Platform)を得意とする事業者様でも構いません。
●セキュリティサービスを展開する企業
セキュリティ環境の構築やセキュリティソリューションの開発、セキュリティ運用監視など、セキュリティ分野で実績のある事業者様を求めています。
●BIT領域で尖った技術を持つ企業
AIやIoT、ビッグデータなどの先進技術を用いて、製造業や建設業、農業のお客様の業務を支援していくために、今後、独自のサービスを創出することを目指しています。そのパートナーとして、尖った先端技術を持つ事業者様をグループに迎えたいと考えます。
何を提供できるのか?
以下のようなリソースの提供により、貴社の成長をサポートしていきます。
●エンジニアファーストな職場環境
当社グループの最大の資産は、エンジニアを中心とする人材です。従業員がいきいきと働かなければ、当社グループの成長も望めません。エンジニアファーストの環境を実現するべく、オフィス環境や人事制度、教育研修プログラムなどを充実させています。当社グループに加わっていただく事業者様に対しても、同様の環境を提供したいと考えています。
●ソフトバンクグループの経営資源
ソフトバンクグループの情報力、信用力、資金力などの経営資源を活用して、貴社の経営面をサポートできます。グループ各社とのコラボレーションも可能になるなど、さまざまなかたちでシナジー効果を享受していただけるはずです。
●技術力・ノウハウ・顧客基盤の共有
クラウドとセキュリティの分野で長年の実績を持つ当社の技術力やノウハウを共有できます。また、大手企業を中心とする当社の顧客基盤を活用して、事業拡大を図っていただけます。
なお、当社はこれまで多数のM&Aを実施してきました。2013年にフォント製作のフォントワークス株式会社、2014年にはセキュリティ関連のサイバートラスト株式会社、オープンソースソフトウェア開発のミラクル・リナックス株式会社(2017年10月にサイバートラスト株式会社と合併)を子会社化。2020年7月には、SIerの株式会社電縁を子会社化しました。いずれのケースも、SBテクノロジーのノウハウを活用し、ビジネスモデルの改良やコラボレーションを進めることで、収益力強化など高いシナジーを実現しています。
起業家・経営者に向けてひとこと
阿多 親市 代表取締役社長 CEO
システム会社として成長していくには、二次請け、三次請けといった小規模案件を数多くこなし、実績を積んで上流工程へと進んでいくのがよくあるパターンだと思います。当社グループにジョインしていただくことで、一次請け(プライム)SIerとして、大手企業や官公庁の案件に携わり、新たな挑戦をしていただくことができます。また、AIやIoTなどの先端技術を持つテック企業様は、ぜひ当社グループの顧客基盤や経営資源を生かして、自社サービスを開花させてください。多くの皆様からのお問い合わせをお待ちしています。