募集の概要
- 買収対象領域
- ●人材派遣・紹介事業 ●メーリングサービスやロジスティクスサービスなど、各種BPOサービスとのシナジーが望める事業 (過去のM&A事例として、ビジネス印刷物に強い印刷会社、グラフィックデザイン会社などがあります) ●システム/ソフトウェア開発
- 実現したいこと
- 既存領域の強化
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 一社一社の状況に合わせて臨機応変に対応致します。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- どの領域でも可能でございます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- わからない
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
- その他M&Aの方針
- 企業規模としては、年商1億円以上が目安です。 営業エリアについては、当社の本社がある岡山や、本部のある東京・大阪の近郊が含まれる企業様がコラボレーションしやすいですが、その他のエリアでも大いに可能性はあります。 事業承継も大いに歓迎します。
M&Aの戦略
何をやっているのか?
当社は1975年に岡山県で創業。現在は全国に53拠点を置き、人材派遣・紹介事業、および幅広い領域でのアウトソーシング事業を展開しています。
事業の柱となっている人材関連ビジネスは、グロップグループ全体における売上の約8割を占め、その大半が生産現場への製造派遣です。派遣実績のある顧客の業種は、食品加工から物流、家電、半導体、機械、自動車まで、多岐にわたります。
アウトソーシング事業では、創業当初から多様な業務を請け負ってきた中で蓄積したノウハウを、多方面に展開。生産ラインの業務を一気通貫で請け負う独自の「ラインソーシング」サービスのほか、メーリングサービスやロジスティクスサービスなど、各種BPOサービスを提供しています。長年の経験に基づく高品質・低コストのサービスは確かな信用力を獲得しており、現在では、国税庁をはじめとする官公庁のお客様にもご利用いただいています。
2005年からは海外展開も本格化させ、現在、マレーシア、ベトナム、中国、タイに計7拠点を設置。国内企業に対するグローバル人材の紹介を行っており、今後は農業や介護など人手不足が深刻な業界において、当社のサービスが一層存在感を発揮していけると考えます。さらに、マレーシアの子会社EASTOOL INDUSTRIES Sdn.Bhdでは、電子機器の製造受託サービスや医療用血液バッグなどの受託生産も行っています。
直近の2023年8月期、グループの売上高は596.1億円と過去最高を達成しました。これまでの事業成長を支えてきたのは、当社の従業員です。経営理念に「我が社の基軸は人である。我が社はその基軸である人と共に成長し続ける」を掲げる当社の採用プロセスでは、現時点の能力以上に「人柄」を重視しています。自社の事業や日々の業務に対して誠実であれば、仕事に対して意欲的になれ、結果として、成果や能力もついてきます。同時に、顧客や派遣登録スタッフに対して丁寧に、思いやりを持ってコミュニケーションができれば、顧客・登録スタッフ双方の満足度も向上するという考え方です。
また、業界トップクラスの堅実経営も当社の強みです。創業以来40年以上にわたって無借金経営を続けており、一度も赤字を計上したことがありません。帝国データバンクによる評点も毎年70点以上を維持しているなど、健全な財務体質が評価されています。
何を目指しているのか?
私たちの目標は、2050年までに全世界で100万人を雇用し、売上1兆円を達成することです。2020年10月現在、派遣中のスタッフは約1万6,000人ですから、これから30年で60倍以上に増大させる計算になります。
そのために重点的に取り組んでいるのは、従業員の採用・育成の強化です。社会の成熟と少子高齢化で人手不足が一層深刻化する中、人材の獲得競争はますます激化しています。その中で当社が生き残っていくためには、意欲的な人材が常に新しいことにチャレンジでき、成長できる環境を整えていくことが必要です。例えば、新規事業の立ち上げ・運用、海外展開の強化などが、人材の成長を促すチャレンジのフィールドになるでしょう。従業員の実践力の向上は、事業成長に直結すると考えています。
すでに当社では、従業員が主体的にチャレンジできる組織風土は形成できています。これまでの多くの事業展開も、ボトムアップで推進されてきました。こうした組織風土を土壌に、当社の最大の強みである「人」がより成長できる機会の創出を図っていくことが、当面の課題です。
何を必要としているのか?
当社従業員の挑戦と成長を促せる機会の創出に向け、シナジー効果によって事業拡大を実現していくためのパートナーを募集します。
事業内容面で相性がよいのは、BtoBビジネスを展開されている企業様です。とりわけ、当社同様、人材派遣・紹介事業を手掛けられている企業様との協業では、高いシナジー効果が期待できると考えます。
また、アウトソーシング領域でも、メーリングサービスやロジスティクスサービスなど、各種BPOサービスと関連性の深い事業を展開されている企業様は有力な候補となります。例えば、過去のM&Aでは、ビジネス印刷物を手掛ける企業やグラフィックデザインを展開する企業がグループ入りしており、いずれも当社の事業ポートフォリオを補完しながら、グループ会社の売上向上を実現しました。そのほか、システム/ソフトウェア開発を手掛ける企業様とも協業できると考えます。
企業規模としては、年商10億円以上が目安です。営業エリアについては、当社の本社がある岡山や、本部のある東京・大阪の近郊が含まれる企業様がコラボレーションしやすいですが、その他のエリアでも可能性は十分にあります。こうした条件に当てはまる企業様であれば、事業承継も大いに歓迎します。
そして何より、グロップグループの理念である「人が基軸」という考え方や、ビジネス(経営、製品・サービス、組織、従業員、顧客)に対する誠実さに共感いただける企業様を仲間に迎えたいと考えています。特に事業承継をご希望の場合は、会社や事業を残し、従業員の方々を守ることに意義があるとお考えの企業様にお声掛けいただきたいです。
また、当社同様に堅実経営を志してこられた企業様は、グロップグループのカルチャーとマッチしやすいと考えます。一方で「ベンチャー事業で投資を回収できたから売却したい」「先代から受け継いだ会社がうまくいかないから手離したい」といったお考えの経営者様とは、当社はあまりマッチしないでしょう。
こうした価値観の相性を見極めさせていただくため、M&Aに際しては経営者様としっかり面談させていただきたく思っています。
何を提供できるのか?
パートナーとなっていただくことで最もメリットを感じていただけるのは、事業の後継者にお悩みの企業様だと考えます。当社が事業を引き継ぐ際に重視しているのは、承継元の企業様がこれまで積み上げられてきたものを残し、さらに発展させていくこと。グループ入り後も、原則、大きな組織改編や事業転換は行わず、従業員の方々の負担が少ない形で、引き継ぎをさせていただきます。
さらに、それぞれの企業様がお持ちの課題に即して、多面的に解決策を提供させていただきます。
過去のM&Aを例に挙げると、2009年に買収した株式会社ヒューマンアイは、リーマンショック時に年間売上が落ち込み、利益も出ていない状況にありましたが、グループ入り後は、20年以上にわたる当社の人材ビジネスの経験から蓄積された成功ノウハウを投入することで、経営を立て直しました。加えて、従業員を大切にするグループとしてのカルチャーが同社の社風に好影響を及ぼし、従業員のモチベーションがアップ。最近では毎年2億円近くの利益を計上しており、売上も一時の2倍以上となる40億円を超えるまでに成長しています。
また、2012年にグループ入りしたEASTOOLも、当時厳しい経営状況にありましたが、まず、当社と共に財務状況の透明化と経営体質・財務体質の健全化に取り組みました。さらに、同社の営業力強化もグロップがサポート。国内およびアジアで実績のある当社の信用力を背景に、新規顧客の開拓が進展しました。その結果、現在では既存の従業員だけで健全な経営を維持できており、売上も約3倍まで拡大しています。
こうした形で、パートナー企業様の従業員の方々が能力を存分に発揮できる環境を作るのが、私たちの役目だと考えています。
起業家・経営者に向けてひとこと
M&Aによる協業を通じて人材が成長できるのは私たちだけではありません。同じように、パートナー企業様の従業員の方々にとっても挑戦の機会が創出され、それが双方の事業成長につながると考えています。現に過去のM&Aにおいては、先述したグループ会社であるヒューマンアイの従業員が、当社の関東事業部の責任者へと転身し、10年以上悩まされてきた同事業部の赤字を解消した例もあります。これはグロップだけでは実現しえず、グループ内でのコラボレーションがあったからこそ可能になったのです。
当社は「人を基軸」とした企業として、パートナー企業の経営者様と従業員の方々に納得いただける形で連携させていただくことをお約束します。また、当社の従業員は誰もが思いやりを持って人と接することのできる人材であると自負していますので、パートナー企業様の従業員の方々も安心してやり取りしながら、のびのびと仕事に取り組んでいただけると確信しています。
事業の売却を検討されている経営者様にはお悩みのことも多いかと思いますが、共に解決策を模索していきたいと考えていますので、お気軽にご相談ください。ご連絡をお待ちしております!