日本のUI/UXデザインをリードするグッドパッチ、価値共創するSIerやデザイン周りのSaaS募集!

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株式会社グッドパッチ

株式会社グッドパッチ

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募集の概要

買収対象領域
●システム開発会社(オフショア開発、ニアショア開発、保守・運用を行っている会社なども歓迎) ●デザイン改善によって大きく成長できそうなサービス・プロダクトをお持ちの会社(積み上げ型のビジネスモデルであることが望ましい) ●デザイン業界のプレゼンスを向上させていくことのできる会社 ●コンサルティングファーム、広告代理店など、伝統的大企業を顧客に持ち、戦略策定やコンセプト策定領域を強化できる会社
募集の特徴

M&Aの方針

買収対象業種
買収除外対象
上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
買収予算
〜5,000万円5,000万円~1億円1億円〜3億円3億円〜10億円10億円〜
ロックアップ
交渉次第

M&Aの戦略

何をやっているのか?

「デザインの力でビジネスを前進させるグローバルデザインカンパニー」を掲げるグッドパッチは、デジタル領域のUI/UXデザインに強みを持つデザイン会社です。

創業は2011年。同年、代表の土屋が米国サンフランシスコに渡り、現地で続々と立ち上がっていたスタートアップ企業によるWebサービスがベータ版の段階からUI/UXに注力し結果として優れたサービスになっているのを目の当たりにしたことが起業のきっかけでした。当時、日本国内のWebサービスは機能面でのアピールが多く、結果として機能過多で使いづらいものになっていたのです。サービス設計の根幹に「デザイン」を据える発想に目を開かれるとともに「日本でも将来のスタンダードになるに違いない」と直感し、自らそのムーブメントを起こす主体になりたいという思いで立ち上げたのが、グッドパッチです。

当社では現在、以下の2つの事業を展開しています。

●デザインパートナー事業
クライアントのニーズに応じ、Web / iOS / Android / IoTなどのプロダクト開発の戦略策定、コンセプト設計、UI/UXデザイン、開発までをワンストップで提供しているほか、デザイン組織の構築・採用支援も行っています。
クライアントから見ると、戦略策定のみであればコンサルティングファームにも依頼できますが、その後プロダクトまで落とし込むには別途発注が必要になります。またSIerに任せれば、定義された要件に沿って優れたプロダクトを作成してくれますが、そもそも上位の戦略に課題があった場合に、軌道修正することは難しいでしょう。グッドパッチは、この双方の機能を兼ね備えた希少な企業として、お客様から厚い信頼をいただいています。

2020年度のグッドデザイン賞を受賞したサントリー食品インターナショナル様の新規事業「SUNTORY+」のプロジェクトは、当社の一気通貫した支援事例の好例です。「デジタル領域で新規事業を創る」というミッションからスタートし、飲料と自販機、そして新開発アプリの組み合わせによる、法人向けの従業員の健康サポートサービスを企画。ブレインストーミングからアプリ開発、さらにはリリース後のプロモーションまで、一貫して当社メンバーがクライアントの皆様に並走しながら創り上げました。

●デザインプラットフォーム事業
フルカスタマイズでサービス提供するデザインパートナー事業に対し、デザインプラットフォーム事業では、多くのプロジェクトに共通するデザイン周りのニーズをすくい上げ、自社プロダクトの形で展開しています。現在、運営中のプロダクトには、プロトタイピングツール「Prott」、フルリモートのデザインチームでクライアントのプロジェクトを担当する「Goodpatch Anywhere」、デザイナーに特化したキャリア支援サービス「ReDesigner」、リアルタイムで図解やテキスト情報の共同編集が可能なクラウドワークスペース「Strap」、コネクテッドカーの体験をデザインおよびテストするためのXRツール「Athena」などがあります。

当社はこれまで特に広告宣伝を打たず、口コミでリードを獲得、支援実績を伸ばしきております。創業期にデザインパートナーとして支援させていただきその後6社が上場するなどあらゆる産業でビジネスを前進させた豊富な実績があります。
当社は、2020年6月に東証マザーズ上場を果たし、デザイン会社としては唯一の上場会社となりました。また、創業当初からグローバル展開を想定しており、2015年にはサンフランシスコと同様にスタートアップが盛り上がるドイツのベルリンに拠点を開設。続いて2017年にはミュンヘンオフィスもオープンしています。

何を目指しているのか?

日本では一般にデザインというと、グラフィックデザインのような、表層部分の見た目を整えることを指すと考えられています。しかし、本来デザインとは、サービスや事業のコアになる価値を見極め、それを具体的な表現に落とし込む行為全体を指すと私たちはとらえています。このように、非常に狭義に解釈されている「デザイン」に対する人々の認識を変えていくことが、私たちの大きな目標です。

これには、社会情勢の観点から見ても、潜在的なニーズが存在します。すでに人口減少社会に入っている日本が国際競争力を維持していくためには、グローバル社会におけるさまざまな課題に対し、クリエイティブなソリューションを生み出していくことが必要です。そこで重要になるのが、デザインの力です。
日本では現状、デザイナーの年収は他の職種に比べて決して高いとはいえません。優秀な人材がデザイナーを目指し、やりがいを持って活躍し続けられるような土壌を作っていく必要があります。

当社のミッション「デザインの力を証明する」は、こうした背景を踏まえて設定しました。「デザイン」が事業やサービスにもたらし得る価値を示すことにより、企業のデザインへの投資額を引き上げ、デザイナーの仕事に対する評価を高め、優秀なデザイナーが続々と生まれてくる環境を作っていきたい。デザインの市場規模は、日本の約3,000億円に対し、人口もGDPも日本を下回る英国では約4,000億円。伸びしろはまだまだあるはずです。

デザイン会社としては異例の株式上場に挑戦したのも、このような思いが根底にあるためです。ここまで業績は右肩上がりで伸びてきていますが、今後はさらに急角度で成長させ、社会における認知度と存在感を高めていくことを狙っています。

直近の施策としては、まず現在、当社の主力となっているデザインパートナー事業においては、これまであまりリーチできていなかった大企業クラスのクライアントを増やし、プロジェクトの単価を上げていくことが鍵になるととらえています。
一方、自社サービスであるデザインプラットフォーム事業は、今は売上ベースで会社全体の3割ほどに留まっています。今後はこの割合を引き上げ、利益率の向上につなげていきたいと考えています。急成長中の「Goodpatch Anywhere」に注力していくとともに、新たなSaaSも立ち上げていきたく、積極的な投資を行っていきます。

何を必要としているのか?

上記の施策を加速していくため、主に以下のような領域でパートナーを求めています。

●システム開発会社
当社の制作メンバーは、現状、全体の6割超がデザイナー、エンジニアは1割超に留まっており、システム開発のリソース不足が現場の課題となっています。これを解消するため、開発や保守・運用のフェーズで協力いただける仲間をぜひお迎えしたいと考えます。オフショア開発、ニアショア開発を行っている会社なども歓迎します。

●SaaS運営会社
デザインプラットフォーム事業のポートフォリオ拡大に向け、デザインやクリエイティブワークと関連のあるSaaSを運営する会社と組む方向性もあり得ます。すでに一定の顧客を獲得しており、当社のデザイン力を投入することで、サービスの価値を一層高められそうなSaaSをお持ちの会社との出会いに期待しています。

上記のほか、広報的な観点で、社会にインパクトを与えるようなM&Aを実施できたらという思いも持っています。対象としてイメージしているのは、たとえば、コンサルティングファーム、広告代理店、老舗デザイン会社などです。UI/UXデザインに対する認識を当社と共有できることが条件となりますが、こうした会社をグループに迎えることで、「デザイン力を核とする企業連携が起きる時代が来ている」と広くアピールしていければと考えています。

なお、いずれのカテゴリーにおいても、伝統的大企業を顧客に持つ会社は大歓迎です。お持ちのパイプを活用させていただき、主力のデザインパートナー事業における案件獲得につなげていければ幸いです。

何を提供できるのか?

システム開発会社様に対しては、好条件の案件を獲得しやすい環境を提供できます。今、DXを切り口に、新規クライアントを開拓されようとしている会社も多いと思いますが、その際、競合他社との大きな差別化ポイントになり得るUI/UXに関して、当社には専門人材がそろっています。デザイナーとエンジニアのチーム体制で上流工程から入り込み、開発フェーズにおいても比較的高い単価を確保できるようになることは大きなメリットがあるのではないでしょうか。

一方、事業会社様に提供できるメリットとしては、デザインによるサービス・プロダクトの品質に加え、当社の広報力があります。当社には代表を筆頭に、個々の従業員が積極的な情報発信を行う文化があります。そのノウハウを展開することもできますし、当社の発信力を使って、お持ちのプロダクトのバリューを高めていくことも期待できます。

組織デザイン力も当社の強みです。過去に組織崩壊の危機を経験し、その反省をベースに、現在の人に向き合う組織風土を創り上げてきました。この自社の経験とデザインの知見、双方を活かしたサポートが可能です。
デザイナーというと属人性の高い職種だと思われがちですが、当社にはナレッジ共有の文化が根付いています。マネージャーと現場デザイナーとのコミュニケーションにも力を入れており、組織として力を発揮できる体制ができています。

なお、上場を目指す会社様に対しても、当社の経験を活かしたアドバイスができると考えています。

起業家・経営者に向けてひとこと

当社には、事業をデザインできるデザイナー、経営者の右腕になれるデザイナーがいます。貴社と当社のリソースを掛け合わせ、デザインの視点で再構築することで、創出できる価値を何倍にも高めていくことができると思っています。

より大きなチャレンジをしたい方、グローバルな視点で事業を育てていきたい方、広義の「デザイン」に関心をお持ちの方、ぜひお声掛けください。互いのビジョンと課題をざっくばらんに語り合うところから始めましょう。ご連絡をお待ちしております!