募集の概要
- 買収対象領域
- 事業所を対象とする継続サービスで、年間契約が可能な事業全般を対象とします。 特に、まだダイオーズで手掛けていない領域にも関心を持っています。 ※対象サービス例 ●事業所向け継続サービスの全て ●日本茶、給茶機、水 ●コーヒーサービス ●事業所・店舗・共同住宅共有部向け清掃サービス ●観葉植物レンタル ●アート作品のレンタル ●ケータリング ●オフィスカフェ・社内カフェ運営 ●福利厚生サービス分野 ●セキュリティ関連システム・サービス
- 実現したいこと
- 既存領域の強化
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 公開情報、決算書類、文書による質疑応答等をもとに、簡易的なデューデリジェンスを行った後、面談を通じて、当社とのシナジーや事業の成長性を判断させていただき、迅速に意向表明をいたします。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 事業所を対象としていない事業は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- わからない
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
ダイオーズは、日本におけるオフィスコーヒーサービス(OCS)のパイオニアです。1969年に会社設立し、2007年に東証一部に上場、2019年には創業50周年を迎えました。
創業者である、大久保の実家は、もともと東京・浅草で米屋を営んでいました。会社設立後、同じ配達ビジネスであるダスキンのフランチャイジーに加盟。当時、未開拓であったオフィス向けの営業にいち早く取り組んで、全国トップの売上を上げ、「次は自分たちがフランチャイザーになれるサービスを」という思いで、1977年に始めたのがOCSです。米国滞在中にOCSに出会い、「これは今後、日本でも流行るに違いない」と確信、日本全国、海外にも拠点を展開するまでになりました。
1989年には、OCS発祥の地である米国に逆上陸。西海岸から拠点展開を始め、M&Aを活用して規模を拡大していきました。現在、西海岸では第1位、全米でも第3位のOCS企業となっています。海外事業における売上げは、今やダイオーズグループ全体の約半分強を占めます。
さらに、1999年からはアジア市場でもOCSをスタート。台湾、中国、韓国、香港、マレーシア、シンガポールにおいて現地法人を立ち上げてきました。日本国内での経験をベースに、各国マーケットに合わせた事業展開を進めています。
ダイオーズのビジネスの特長は、顧客と1年、3年、5年の契約を結び、担当者によるルートサービスを通じて、緊密な関係性を築いていくことにあります。このスタイルを守りつつ、日本国内では、オフィスのさまざまなニーズに応える新規サービスも展開してきました。現在、以下のようなサービスを提供しています。
●飲料事業
・コーヒーサービス
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の各拠点を中心に、全国各地に80カ所の営業所を展開。定期メンテナンス付きの各種コーヒーマシンと自社工場で焙煎した豆をオフィスに提供し、働く人に「ほっとする時間」を届けています。
・ウォーターサービス
オフィスにウォーターサーバーを設置し、重いボトルを持上げる必要のない下部給水方式で不純物を徹底的に排除した「ダイオーズピュアウォーター」を定期配達します。
・ティーサービス
ウォーターサーバー、給茶機の機能を備えた飲料サーバーをオフィスに設置。ドリンクは水のほか、各種のお茶やコーヒー、スポーツドリンクなど10種類以上の品揃えから選ぶことができ、ユーザーはワンタッチで好みの一杯を楽しめます。
●環境衛生事業
・クリーンケアサービス
オフィスエントランス用のマットやフロアモップ、ダストクロスなどをレンタル。定期交換・クリーニングにより、常に清潔な製品を提供します。
・ダイオーズカバーオール
100時間の専門研修を受けたフランチャイズオーナーによる事業所・店舗・共同住宅共有部向け清掃サービス。医療施設で求められるレベルにも対応した、高度な清掃サービスを提供します。
・サニタリー
芳香剤、ジェットタオル、ロールタオルなど、トイレ用品をレンタル。定期的にメンテナンスと補充を行います。
・空間除菌
各種の空気清浄機をレンタル。中でも、1台で100畳分の広さに、消臭・除菌力のある溶液を拡散できる空間除菌製品は、現下のコロナ禍で、生産が追い付かないほどの引き合いがあります。このほか、エアコンのメンテナンス・レンタルサービスも展開しています。
・浄水器サービス
水道水をきれいで安心な水に変える浄水器をオフィスに設置。サービススタッフが定期メンテナンスします。
・グリーンサービス
オフィスを彩り、安らぎを与える観葉植物をレンタル。グリーンコーディネーターがオフィスの雰囲気と予算に合わせた植栽を提案し、熟練スタッフがメンテナンスを行います。
・害虫駆除サービス
飲食店等を対象に害虫駆除サービス
何を目指しているのか?
2020年3月期の売上は約360億円。次の目標は500億円です。新型コロナの影響により、達成目標に掲げていた2024年より数年遅れる見込みもありますが、早期の達成に向け、グループ一丸で取り組みを進めています。
コロナの影響が大きかったのは、大都市で長期にわたって外出が制限された米国です。全米50州のうち、現在、ダイオーズが拠点を展開しているのは27州。いずれ全米展開を果たしたいと考えています。
一方、日本国内では、これまで50年に及ぶ事業展開を通じ、すでに全国にネットワークを持っています。このリソースを最大限に活かすべく、今後も顧客ニーズをとらえた新規サービスの開発に精力的に取り組んでいきます。
アジア市場は、売上規模はまだ比較的小さいものの、成長性に満ちた市場であります。ダイオーズでは、海外法人のトップ以下マネジメントは現地で採用し、現地のやり方を尊重する方針を貫いてきました。アジアにおいても、それぞれの市場を肌で知る各トップを後方からサポートする形で、将来の発展に向けた基盤づくりを進めていきます。
何を必要としているのか?
大久保 真一代表取締役社長
ダイオーズは2000年代以降、国内でもM&Aを積極的に行い、ダストコントロールやウォーターサービス、コーヒーサービスの事業を仲間に加えてきました。その中には、M&Aをきっかけに、ダイオーズのポートフォリオに新たに加わったサービスもあります。たとえば、エアクリーンサービスは、2014年に当社に迎えた翔麒株式会社が行っていた、エアコンの設置・メンテナンスサービスから発展したもの。同社が培ってきた知見・ノウハウをベースに、継続的なサービスモデルへの転換を実現しました。
売上500億円達成に向け、当社は引き続き、M&Aを活用していきたいと考えており、今後は先のエアクリーンサービスの事例のように、まだダイオーズでカバーできていない事業領域を積極的に取り込んでいくことを狙っています。オフィスを対象に、長期契約の下、継続的なサービス提供ができるビジネスであれば、どんなものでも積極的に検討したいと思います。
ダイオーズのビジネスモデルにフィットしそうな事業について、ぜひご提案をいただきたいと思います。株式譲渡だけではなく、事業譲受も含めてお話できればと思います。
既存の飲料事業や環境事業と重なるビジネスについても、随時検討はできますので、お気軽にお声がけください。
何を提供できるのか?
ダイオーズは、日本全国に直営70拠点、FC・特約店255拠点に及ぶ、網羅的な販路を築いてきました。ルートセールス・新規営業の優秀な人的リソースもそろっており、ここに貴社サービスを乗せていくことが可能です。既存の顧客基盤は、海外含め20万軒に上ります。
フラットな企業文化が根付いていることも、ダイオーズの特長です。プロパーも社外から加わったメンバーも関係なく、目に見える業績で競い合い評価される仕組みの下、すでにダイオーズの執行役員や幹部社員には、これまでにM&Aで仲間に加わったメンバーが多数活躍されています。東証一部上場企業の幹部としてのキャリアパスが開けたことをチャンスととらえ、多くの従業員がいきいきと活躍してくれている現状があるからこそ、今後のM&Aにおいても、新たなメンバーとして自信を持ってお迎えすることができます。
起業家・経営者に向けてひとこと
オフィスを対象にした年間契約サービスは、安定的な成長が望めるとともに、景気や一過性のブームに左右されにくいビジネスモデルです。私たちは、顧客先の担当者にも従業員にも喜ばれ、自社の従業員も大きなやりがいを得られるこのビジネスに誇りを持っています。今後はこれをさらに拡大・発展させ、日本一のオフィスサービス会社にしたい。また、海外においても、ダイオーズのハイレベルなサービスをより多くの人に届けていきたいと願っています。
こうした思いを共有いただける仲間を新たにお迎えし、次なるチャレンジができることを楽しみにしています。ご連絡をお待ちしております!