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カオナビ社長・柳橋仁機氏の功績


公開日:2021年11月30日  最終更新日:2022年11月22日

株式会社カオナビはタレントマネジメントシステムを業界内でいち早く構築した会社です。

タレントマネジメントシステムとは社員のデータを活用し、生産性の高い部署への配置や才能ある社員を見抜くためのシステムのことで、離職率が問題となる現在では、社員データを有効活用することが重要です。

こうしたシステムはカオナビ創業時には日本では広がっていませんでした。しかし、同時期にアメリカで広がっていたタレントマネジメントシステムの可能性を見出し、会社を立ち上げた人物がいます。

それが、カオナビの創業者で代表取締役社長の柳橋仁機氏です。本記事では、柳橋氏の功績をわかりやすく解説します。

この記事を読み終わった後には、なぜ柳橋氏が先見の明を持って会社を設立できたのかがわかります。

カオナビ設立までの歩み

カオナビはタレントマネジメントシステムを販売する会社です。社員の人事情報のみならず、多様化する個性を見える化し、社内での情報共有ができるサービスを提供しています。

「個の力にフォーカスしマネジメントを革新する」をミッションに掲げるカオナビは、2019年の売上は16億円、2020年には26億円、2021年には34億円と順調に売上を伸ばしています。

2021年の従業員数は193人で、その平均年齢は33歳と若い人材が多いのが特徴です。2020年に上場を果たしたカオナビの成長は今後も続くでしょう。

カオナビの会社設立は2008年ですが、当時はまだマネジメントシステムが日本には浸透していませんでした。

そのような時期に会社を立ち上げ、タレントマネジメント分野へと進出させたのは、柳橋仁機氏です。日本の生産性の低さはしばしば問題として挙げられますが、当時はその具体的な改善方法に注力した企業はありませんでした。

そのような中、柳橋氏はクライアントが気づいていない課題に注力しました。

カオナビ設立までの歩み/社長になるまでの歩み

柳橋仁機氏は現在46歳です。東京理科大学を卒業後、アクセンチュアへ入社します。その後、株式会社アイスタイルへ入社し、現在のカオナビを設立しました。

柳橋氏は東京理科大学の基礎工学部の大学院を卒業していますが、その在学中からインターネットビジネスやITに興味をもっており、大学の同級生が推薦で仕事を決める中、ひとりだけ企業を選ぶために就職活動を始めました。

その中で出会ったのが、アイスタイルの社長吉松氏です。インターネットビジネスで起業する吉松氏のもとにアルバイトとして入りました。

大学卒業後はビジネスを経験するためにアクセンチュアに入社しますが、2年後には再度正社員としてアイスタイルに戻ってきた経歴があります。

アイスタイルでは出世を続け、人事部長を務めることになりますが、その中で気づいたのは人事マネジメントが不十分だったことです。

アナログな人事マネジメントではなく、ITで管理する人事マネジメントがないかを調べた結果、当時アメリカで一般的に普及していたタレントマネジメントに気づきました。

「日本でもこういう時代がくる」と思った柳橋氏はタレントマネジメントをビジネスにするため、カオナビを立ち上げました。

参照:Members of the Board|株式会社カオナビ

カオナビ設立

カオナビ設立時に柳橋氏は「情報の活用こそ人事の活用につながる」と考えていました。

当時は紙ベースで人事情報を管理していたため、情報が必要な際にはそのたびに取り寄せて見るという見方が一般的でした。

カオナビ設立の際に柳橋氏が重視したのは、プロダクトアウトです。

「本当に欲しいものは顧客はわかっていない」と考えた柳橋氏は、市場が求める商品をただ開発するマーケットインの形を取るのではなく、あくまでもプロダクトアウトを軸に考えました。

プロダクトアウトとして有名なのはiPhoneですが、スティーブ・ジョブズも大切にしてきたプロダクトインを頑なに守り続けることで、柳橋氏はカオナビを成長させました。

「世の中を一新するものは全てプロダクトインで作られている」ことを信じ続けたのが、柳橋氏です。

参照:企業情報|株式会社カオナビ

参照:事業概要|株式会社カオナビ

参照:カオナビとは|株式会社カオナビ

カオナビ設立後の功績、エピソード、苦労したこと

カオナビ設立後も柳橋氏が守り続けてきたのは、顧客の言いなりにならず、プロダクトインの形をブラさないことでした。

カオナビ設立後も、顧客の声に引っ張られすぎずに、商品開発はカオナビが主体に行い、短期的な売上を伸ばすことには注力せず、自社の信念を体現するプロダクトのみを作り続けました。

ただ単に顧客の言うことを聞くだけでよければアクセンチュアにいたと柳橋氏は話しています。一方、プロダクトビジネスの場合、商品を買うか買わないかの2択しかないため、顧客の言うことを聞くだけでは経済合理性が成りたちません。

だからこそプロダクトアウトの形を取り続けました。

会社設立後に大きな商談が入っても柳橋氏は販売を断り、会社の顧客ポートフォリオが崩れ、マーケットインに経営が触れることを避けました。プロダクトアウトを守り続けてきた有名な柳橋氏のエピソードです。

参照:トップメッセージ|株式会社カオナビ

柳橋仁機氏とカオナビの現在・未来

カオナビの利用者数は2021年3月決算時点で2,061社と、シェアの拡大を続けています。

タレントマネジメントの業界領域はまだまだホワイトスペースが広がっており、今後も売上を伸ばせると考えられるでしょう。

カオナビは今後のタレントマネジメントを、静的データだけでなく動的データも加えて人材活用することが重要になると説明しています。

したがって、人事データだけでなく、行動データやコミュニケーションデータを活用した生産性を向上させるための施策を打ち出す予定です。ビッグデータの情報を、パフォーマンスの高い人物の発見や、離職率の低下に役立てることを説明しています。

今後は、生産性向上に向けた人材データの活用のみならず、ビッグデータの活用が期待されます。

出典:2021年3月期 第4四半期 決算説明資料|株式会社カオナビ

柳橋仁機氏のプロフィール

柳橋仁機氏のプロフィールは以下の通りです。

  • 生年月日:1975年7月6日
  • 出身地:北海道
  • 最終学歴:東京理科大学大学院 基礎工学研究科 電子応用工学専攻
  • 経歴:大学院卒業後にアクセンチュア株式会社へ入社。その後株式会社アイスタイルへ入社し人事部長を経験。その後株式会社カオナビを設立。

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