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フォースタートアップス創業者・志水雄一郎氏の功績


公開日:2021年11月26日  最終更新日:2022年11月22日

志水雄一郎氏は、成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社の代表取締役社長であり、創業者でもあります。

志水氏は大学卒業後、株式会社インテリジェンス(現パーソナルキャリア株式会社)にて転職サイト「DODA」の企画と、その立ち上げを経験します。

また、ビズリーチ主催『Headhunter of The Year』を2年連続受賞し、2016年には国内初『殿堂』入りHeadhunter認定されるという功績を残しています。

その後、株式会社ネットジンザイバンク(現フォースタートアップス株式会社)を創業する志水氏ですが、そこにはどのような思いや背景があったのかをご紹介していきます。

会社が独立するまでの経緯、または成長産業支援事業に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

フォースタートアップス設立までの歩み

まず、志水雄一郎氏について簡単にご紹介します。

志水氏は2016年にフォースタートアップス株式会社を設立し、代表取締役社長に就任しました。

受賞歴として、2014-15年に『Japan Headhunter Awards』の『Headhunter of The Year』に2年連続受賞し、翌年2016年には『殿堂』入りHeadhunterに認定されます。『殿堂』入りは国内初の功績です。

2019年に一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会のベンチャーエコシステム委員会委員に、その翌年には経団連スタートアップ委員会企画部会/スタートアップ政策タスクフォース委員に就任しました。

志水氏が代表取締役を務めるフォースタートアップス株式会社では、主に成長産業支援事業をおこなっています。2020年3月に東証マザーズへ上場し、2021年9月時点で社員数は109名です。

出典:会社概要|for Startups, Inc.

フォースタートアップス設立までの歩み/社長になるまでの歩み

志水氏は、1972年福岡県福岡市で生まれました。その後、志水氏は難関中高一貫校に入学します。

志水氏はアートに関心があったため、東京藝術大学への進学を希望していました。しかし、慶應義塾大学に新設された環境情報学部という学部でなら「テクノロジーアートができるかもしれない」と考え、志望校を変更し、慶應義塾大学への進学を決めます。

大学卒業後は、株式会社インテリジェンスの宇野康秀氏に惹かれ、入社を決意します。入社後は営業に携わっていた志水氏でしたが、その後、営業企画部という自分の理想像とはかけ離れた部署に異動することになってしまいます。

異動当初、志水氏は精神的に厳しい思いもしましたが、仲間数名と共に「DODA」という転職サイトのWEB事業企画案を提出しました。その提案が認められたことから、また仕事に対し前向きになりました。

フォースタートアップス設立

志水氏が40歳のときに見つけたのが「日本は衰退する」「日本人はそれほど豊かでない」というデータです。志水氏は、人生の後半はこの課題解決に努めようと心に決めます。志水氏は、言葉で人の心を動かし、ベンチャー企業をサポートする仕組み作りに挑戦したいと考えます。

そんなとき、上場手前の株式会社ウィルグループと出会いました。ここから志水氏のHeadhunterとしての仕事が始まりました。

『Headhunter of The Year』2年連続受賞や、国内初『殿堂』入りHeadhunter認定といったヘッドハンターとしての実績を積んだのち、乗り出したのが「ウィルグループのベンチャー支援事業の法人化」です。

その後「社会をアップデートするためにはより強固な財務体制が必要」と考えた志水氏は、法人化したベンチャー支援事業部のIPOを実施しました。その際の株式を一部獲得し、現在の志水氏も株主となっています。

株式を取得する際は、銀行から個人で借り入れしました。それも会社の成長戦略のためにも必要だったと志水氏はいいます。

フォースタートアップス設立後の功績、エピソード、苦労したこと

フォースタートアップス設立後は、上場までのスピードを早めることに注力しました。成長産業支援事業をしているのにもかかわらず、自社が上場していないのに、上場のアドバイスをベンチャー企業にするのは間違っていると志水氏は考えていたのです。

また、社会に成長産業支援事業を広めていくためにも上場は必須だと考えていました。他国にこうした未来の産業で負けるわけにはいけない使命感があったとのことです。

ただし、上場を経験した役員もなく、親会社のサポートもなかったために苦労をしたと志水氏は語ります。はじめてだらけの状況で勃発する問題に、時間をかけて対処していったのです。

課題解決のためのPDCAサイクルを高速で回した結果、スピード感溢れる上場へとつながったのです。

志水雄一郎氏とフォースタートアップスの現在と未来について

フォースタートアップス株式会社では、ビジョンに「for Startups」を掲げています。Startupsとは「進化の中心にいることを選択する挑戦者たち」と定義しているそうです。

フォースタートアップス株式会社では、人材支援のタレントエージェンシー事業や成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」を運用してきました。

今後は、起業支援やエコシステムの強化、さらに資金支援においてはB/S投資やファンドへのLP投資だけでなく、外部パートナーとの共同、または当社単独で、GPとしてのファンド組成および運営も実現したいと考えているそうです。

中長期的には、人材支援と資金調達のハイブリッドモデルで収益を創造し、2024年までにCAGR30%増を目指しています。

このようにフォースタートアップスは「人の無限大の可能性を活かした事業創造・社会創造・未来創造」の最適化を推進するのが使命だと述べているとおり、スタートアップ企業が力をつけて成長していける未来を目指しています。

出典:個人投資家説明会資料|for Startups, Inc.

志水雄一郎氏のプロフィール

志水雄一郎氏のプロフィールは以下のとおりです。

  • 生年月日:1972年6月27日
  • 出身地:福岡県
  • 最終学歴:慶應義塾大学
  • 経歴:大学卒業後、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)で『DODA』立ち上げ等を経験。2014-15年、ビズリーチが主催する『Japan Headhunter Awards』にて『Headhunter of The Year』を2年連続で受賞。2016年、国内初の『殿堂』入りHeadhunterに認定される。同年、成長産業支援ベンチャー 株式会社ネットジンザイバンク(現フォースタートアップス株式会社)を創業し、代表取締役社長に就任。また、2019年に一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会ベンチャーエコシステム委員会委員、2020年には経団連スタートアップ委員会企画部会/スタートアップ政策タスクフォース委員に就任。

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