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UUUM社長・鎌田和樹氏の功績


公開日:2021年11月30日  最終更新日:2022年11月22日

鎌田和樹氏はUUUM(ウーム)株式会社の代表取締役社長執行役員兼CEOです。本記事では、鎌田和樹氏がUUUM株式会社の代表取締役社長執行役員に就任するまでの経歴やUUUM株式会社の現在と未来についてなどをご紹介します。

鎌田和樹氏は2003年に大手通信会社に入社します。その後、2011年からイー・モバイル一次代理店の責任者を務めました。

そして2013年、29歳で独立を果たし、ON SALE株式会社を設立します。同年10月に現在のUUUM株式会社に社名を変更し、マネジメントプロダクション事業を開始します。

現在のUUUM株式会社では、SNS施策やタイアップ、商品共同開発などの多角的ソリューションのほか、クリエイティブディレクション、メディアバイイング、キャスティングなどを網羅する総合プランニングが主な事業内容です。

クライアントとカスタマー、クリエイターとファンのエンゲージメントの最大化を実現するためのソリューションを提供しています。

従業員数は545人(2021年5月末時点)、資本金は7億8,714万円です。売上高は2020年通期の売上高は約224億円、営業利益は約9.9億円と発表されていました。

UUUM設立までの歩み/社長になるまでの歩み

鎌田和樹氏は2003年19歳で大手通信会社に入社します。そこで店舗開発や運営などあらゆる分野で実績を上げ、2011年よりイー・モバイル一次代理店で責任者を勤めます。その後、孫泰蔵氏の薫陶を受け、起業を決意したそうです。

そしてHIKAKIN氏との出会いが大きな転機となり、2013年に29歳で独立します。そこからYouTuberに関するビジネスを始めるべく、チャンネル登録者数の多い順にクリエイターにアポイントを取りました。

また、インフルエンサーという概念が世間に浸透していないころから将来性に目をつけ、多くの人と会う日々が続いたのです。そして多くのYouTuberと出会い、会社の初期メンバーが揃ったことから「ON SALE株式会社」が誕生しました。

ただし当初はビジネスモデルとして成立しなかったといいます。どこでマネタイズすればいいかわからず、利益があまり出ませんでした。2013年10月にUUUM株式会社に社名変更します。

そして事業を「YouTuberによる通販からマネジメント事業」へ変化させます。すると、マネジメント業があたり黒字に転換させました。

出典:永遠のベンチャー「UUUM」創業物語|鎌田和樹note

出典:代表挨拶 / 役員・顧問紹介|UUUM株式会社

出典:会社概要 | UUUM株式会社

UUUM設立

鎌田和樹氏は、UUUM株式会社を「世界一個人を大切にする会社」としています。UUUM株式会社は、YouTuberを始めとしたクリエイターとともにコンテンツを発信していくという仕組みです。

上下関係のない対等な立場でコンテンツを作りたいとの思いから、同社ではマネージャーのことを「バディ」と呼びます。

UUUMは約5,000以上(2019年時点)のYouTubeチャンネルのマネジメントやサポートを行なっています。

UUUMにこれだけのクリエイターが集まるのは、同社がノウハウのかたまりだからだと鎌田和樹氏は語っていました。さらにクリエイターに敬意を払っており、マネジメントフィーも海外のMCNより低く設定しているとされています。

さらにUUUMはエンタメ分野においてイベントやファンサイトなども行なっています。2013年創業当時からYouTuberの立ち位置やインフルエンサーのステージも大きく変化したと鎌田和樹氏は語っていました。

誰もが経験したことのない時代だからこそ、今後も「アソビかた」を変化させ、ファンのニーズがあれば今後もサービスを広げていくとしています。

UUUM設立後の功績、エピソード、苦労したこと

UUUMは所属しているクリエイターの動画視聴による広告収入と企業とのタイアップ広告による売上が約85%以上を占めており、残りはグッズ販売やイベント、自社開発によるゲームによる収入としています。

しかし、創業当初から事業が上手くいったわけではありません。UUUMの前身であるON SALE株式会社の時代(2013年)には、YouTubeやインフルエンサーは世間にまだ浸透していませんでした。

そのため、「YouTubeは無料」という意識が残っており、企業がなかなかお金を払ってくれなかったといいます。企業からは「1回やって効果があったら」と言われることもあり、なかなか利益が出なかったそうです。

その後、UUUM株式会社に社名を変更し、YouTuberのマネジメント事業に転換することで、徐々に黒字に転換していったと語っています。また、スマホが普及する時期と重なり、多くの人が動画を視聴するようになったことも一因としています。

そして2017年8月に東京証券取引所マザーズ市場に上場しました。

出典:東京証券取引所マザーズ市場への新規上場承認に関するお知らせ | UUUM株式会社

鎌田和樹氏とUUUMの現在と未来について

今後、コンテンツは「どのプラットフォームで見るか」ではなく「どのコンテンツに興味があるのか」に流れが変わっていると鎌田和樹氏は語っていました。

そのため、UUUMはコンテンツに重きを置き、見たいコンテンツが求められていることがコンテンツカンパニーであり続けた理由であるとしています。

今後は新規事業や新サービスに注力し、海外展開も考えていると鎌田和樹氏は語っています。その基準の1つが「新しいものであるかどうか」です。

誰もまだやっていないものであるからこそ、面白いという思いから、新しいものを生み出しています。

もう1つの基準は「No.1になれるかどうか」です。ある領域において自分たちがノウハウを持っているかどうか、活かせる強みがあるかどうかが一定の判断基準になると語られています。

また新型コロナウイルスなど未曽有の事態を受けて、世界中の価値観や生活様式が変わってしまいました。

そのような中でUUUMは「つぎの楽しみ」を生む場所としてクリエイター、クライアント、ユーザー、スタッフなどとともに新しい価値観をつくり、世界中に届けていけるようにしたいと鎌田和樹氏は語っていました。

鎌田和樹氏のプロフィール

UUUMの鎌田和樹氏のプロフィールは以下の通りです。

  • 生年月日:1983年
  • 出身地:東京都
  • 経歴:2003年に19歳で大手通信会社に入社。総務、店舗開発、アライアンスなど多岐にわたる分野で実績を上げたことで2011年より系列会社にて役員を務める。その後、起業を決意し、HIKAKINとの出会いを経て2013年にON SALE株式会社を設立。2013年10月に「UUUM」に社名変更。現在は同社の代表取締役 社長執行役員 兼 CEO。

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